今週の紙面

2026年(令和8年)10月15日(第5952号)

本号の特集

2026年(令和8年)10月12日(第5951号)

本号の特集

下水道管路マネジメントの確立へ/技術基準等に関する検討とりまとめ公表/国交省

 国土交通省は「下水道管路マネジメントのための技術基準等に関する検討とりまとめ」をホームページで公表した。▽下水道管路マネジメントに関する技術基準等の考え方▽点検・診断に関する基準等▽構造に関する基準等▽2つの「見える化」に向けた情報管理▽管内作業の安全性確保―について整理。安全確保を最優先にする下水道管路マネジメントの確立へつなげる。同省では、「下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策検討委員会」(委員長=家田仁・政策研究大学院大学特別教授)での提言を踏まえ、「下水道管路マネジメントのための技術基準等検討会」(委員長=森田弘昭・日本大学生産工学部特任教授)で具体的な基準等について議論を重ねてきた。とりまとめ内容を踏まえ、国の技術基準等が見直される。

「見える化とメリハリを」/道路陥没対策委が八潮の現場を視察/国交省

「見える化とメリハリを」/道路陥没対策委が八潮の現場を視察/国交省

 国土交通省が設置した「下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策検討委員会」(委員長=家田仁・政策研究大学院大学特別教授)の委員らは6日、八潮市道路陥没事故の復旧工事の状況を視察した。委員らは、埼玉県下水道局中川流域下水道事務所の担当者から復旧工事の現状について説明を受けた。

更生工法ガイドラインの改定説明会開く/オンデマンド配信も申込受付中/下水協

 日本下水道協会は8日、東京都千代田区の秋葉原UDXで今年7月に発刊した「管路施設更生工法における設計・施工管理ガイドライン―2026年版―」の改定説明会を開催した。オンデマンド配信も実施する予定で、今月から申し込みを開始している。

水道水質管理の貢献を称え/環境省

水道水質管理の貢献を称え/環境省

 今年度の水道関係功労者環境大臣表彰の表彰式が6日、省内で開催された。席上、中尾豊・水・大気環境局長が笹川博義・大臣の祝辞を代読する形で「水道水質管理の分野で安全で清浄な水道水の安定供給に大きな役割を担ってこられた」と受賞者の永年にわたる功績を称えた。

上下水道の新技術など紹介/企業がセミナーやブース出展/京都市上下水道局

 京都市上下水道局はこのほど、「京(みやこ)の上下水道新技術ミーティング2026」を同局庁舎内で開催した。「― 『これ、すごい!』が見つかる。上下水道の未来をのぞく、新技術体験―」をテーマに、職員の意識向上などを図るため、民間企業がDXなど上下水道の新技術を紹介するイベントで、今年度で3回目。佐藤寿延・国土交通省国土技術政策総合研究所前所長の基調講演、企業11社によるセミナー、企業24社によるブース出展が行われ、同局や近隣事業体、関連団体の職員ら約350人が参加した。

来年度上下水道予算の確保へ/藤井市長が財務省へ要望/富山市

来年度上下水道予算の確保へ/藤井市長が財務省へ要望/富山市

 富山市は財務省に対して、来年度上下水道関係予算の確保に向けて要望を行った。

 7日、財務省で藤井裕久・市長が「持続可能な上下水道事業の構築に向けた令和9年度予算に関する要望書」を坂本基・主計局長に手渡した。

 要望項目は、1.下水道区域の廃止・縮小に伴う既設下水道管路の撤去に対する財政支援の拡充 2.来年度当初予算編成における上下水道関係予算の十分な確保 3.適切な下水道管路マネジメントの推進 4.上下水道施設耐震化事業の推進―について。

FmapMIRAIに新機能搭載/更新予算を効果的に分配/来春から実装開始/フジ地中情報

 フジ地中情報は6日、同社が提供するAI管路劣化診断サービス「FmapMIRAI」について、新たに特許を取得した「予算分配型更新計画立案技術」に基づく新機能を発表した。効果的な予算配分を適用した更新計画の自動作成を行うもので、実装開始は来春を予定している。

 同サービスは管路情報や漏水情報のほか、現地で実測した水圧・流量データに基づく管網解析結果、使用水量、土壌・地盤、交通網などの環境情報をAIで統合的に分析することで管路劣化診断を行うもの。2023年の提供開始以来、継続的に機能を拡張している。これまでに同サービスに関連する技術について、「AIによる地震被害予測機能」や「グルーピングによるAI更新計画立案システム及び方法」など8技術で特許を取得している。

『いい井戸の日』2026in熊本を開催/全国さく井協会九州支部長 岩隈 一幸氏に聞く

 全国さく井協会では、毎年11月10日を「いい井戸の日」と定め、国土交通省の後援と水関係6団体の協賛により、9支部の持ち回りで催しを開いている。熊本地震から10年の節目を迎える熊本市では、開催に向けて準備を進めてきた中、再び激震に襲われた。八代市では、水道給水区域外の多くの住宅用井戸が被害を受け、国の「井戸水対応チーム」のもと、九州支部の総力を挙げた支援活動が続く中、開催を危惧する声もあったが、会員一丸で復興に向けて取り組む決意を新たに、予定通り10月22日に決行することとした。本紙では、開催を担当する九州支部の岩隈一幸支部長にお話を伺った。

AXs13の型式承認を取得/超音波式スマメシリーズの新商品/東洋計器

 東洋計器は、国内初となる計測部と通信部を完全一体化した超音波式スマート水道メーター【AXs(アックス)】シリーズの新商品として、口径20mm・25mmに続いて、このたび、口径13mmの【AXs13】の型式承認【型式承認番号:第L241号】を取得した。AXs13は2026年中からの量産化を計画しており、既に生産中の口径20mm、25mmとあわせたAXsシリーズ全体の出荷予定数は初年度で数万台、次年度以降はラインの強化を図り、年間で数十万台に増産する計画で準備を進めている。

既存設備と情報活用しAI漏水検知/「イーファス・ゲイル」提供開始/J21

 ジャパン・トゥエンティワンは、デジタルツイン技術と物理ベースAIを掛け合わせた漏水位置特定システム「EFAS・GAILL(イーファス・ゲイル)」の提供を9月30日から開始した。既存の設備とデータを用い、必要最小限の機器構成でデジタルツインによる水道管路網の面的な管理と高精度な漏水位置特定を可能とする。

【特集】最新製品、先進技術、新たな情報が一堂に

省エネ化、省力化、環境対応、防災・減災、デジタル技術の活用

 第58回管工機材・設備総合展が10月21日から23日までの3日間、東京都立産業貿易センター浜松町館の2階から5階で開催される。今回の総合展のテーマは「豊富な知識 確かな技術 次世代へつなぐ設備展」で、150社、410・5小間の出展規模で開催される。本紙では管工機材・設備総合展の開催に合わせ、主催者の東京都管工事工業協同組合の五十嵐隆・理事長と石崎忠雄・総合展実行委員長に管工機材・設備総合展の見どころや意義についてインタビュー、また、共催する東京管工機材商業協同組合の落合智貴・理事長にメッセージをいただいた。

【特集】中部地方の上下水道 上下水道の持続に向け多様な取り組み

 わが国の上下水道事業は気候・地形や風土など、それぞれの地域特性に応じた運営が行われており、そうした中で事業の持続に向けた取り組みを推進している。本紙では、地域ごとに特色のある事業展開が注目度を高めていることを踏まえて、中部地方の上下水道事業における特徴のある取り組みを紹介する特集を企画した。今回は、通水開始から90周年、上下水道局発足から25周年の節目を迎えた富山市、水道通水100周年を迎えた新潟県の長岡市、上越市の取り組みを紹介する。また、愛知県刈谷市がDB方式で実施する「水源浄水場の更新」、今年7月28日に発生した令和8年熊本地震に応援隊を派遣した名古屋市上下水道局の「応援活動報告会」、豊田市の「災害時等における停電情報と連携した断水エリアの判定に関する実証実験」、日本水道協会新潟県支部主催の「水道事業管理者協議会」を掲載した。

あるべき将来像を議論へ/水道の素晴らしさ国民に/長崎全国会議が21日から/日水協

あるべき将来像を議論へ/水道の素晴らしさ国民に/長崎全国会議が21日から/日水協

 長崎市で開催される日本水道協会の全国会議が目前に迫った。総会での議論、水道研究発表会、特別講演に体験型水道ブース…併催の水道展もある。長崎では開催に向けた準備が最終段階だ。1日には青木秀幸・理事長が当地を訪れ鈴木史朗・市長と面会、会議の成功に向け協力を要請した。今年はどんな水道の風景が見られるのか―。水道関係者の胸は高鳴る。

浸水対策等の重要性改めて実感/井林大臣が名古屋市を視察/国交省

 井林辰憲・国土交通大臣は1日、9月8日の大雨を受けて冠水等の被害が発生した名古屋市内を視察した。視察では、名古屋市内で整備が進められている名古屋中央雨水調整池、庄内川の枇杷島橋の架替工事、大曽根国道駐車場(直轄地下駐車場)の浸水防止対策を視察し、豪雨被害を抑えるためのハードおよびソフト対策の効果及び重要性について現場で確認した。

強靱化予算の増額を要望/財務副大臣に実情訴え/企業団協

強靱化予算の増額を要望/財務副大臣に実情訴え/企業団協

 全国水道企業団協議会(会長=熊谷雄一・八戸圏域水道企業団企業長、八戸市長)は9月30日、2027年度予算編成にあたっての要望書を取りまとめ、財務省へ要望活動を実施した。

 進藤金日子・財務副大臣と面会し、1.水道関係の予算の大幅な増額 2.令和8年熊本地震等を踏まえた水道の強靱化 3.持続可能な水道の実現に向けた基盤強化―の3本柱を掲げ、各地の実情などを踏まえながら陳情を行った。

「新樋の口浄水場」が完成、運転開始/クリプト対策で紫外線処理追加/浸水対策で防水扉等設置/弘前市

「新樋の口浄水場」が完成、運転開始/クリプト対策で紫外線処理追加/浸水対策で防水扉等設置/弘前市

 弘前市が建設を進めていた「新樋の口浄水場」が完成し7月から運転を開始、先ごろ同浄水場の敷地内で落成式が開かれた。同市の基幹施設だった既設樋の口浄水場は1960年に施設処理能力3万立方m/日で整備され1970年には6万立方m/日まで拡張された。水源は岩木川表流水で、浄水処理方式は急速ろ過。既設樋の口浄水場と取水施設の岩木川取水ポンプ場、原ケ平配水池に送水する常盤坂増圧ポンプ場(常盤坂送水ポンプ場に改名)は、建設から半世紀以上が経過し、耐震性の不足や老朽化が進み対策が必要となっていた。

都市型水害への対策を検討/あり方検討部会が初会合/千葉市建設局

 千葉市建設局は5日、「令和8年8月千葉豪雨」を踏まえ今後の雨水対策に関する整備方針などのあり方を検討するために設置した「都市型水害を踏まえた雨水対策のあり方検討部会」(委員長=森田弘昭・日本大学教授)の初会合を開いた。千葉豪雨の気象状況・浸水被害の状況を振り返り、千葉市における雨水対策の現状と課題を共有。今後の検討項目などについて意見を交わした。

三水コンサルタントがグループ会社化/千葉市本社の恵進コンサル/両者の方向性が一致

三水コンサルタントがグループ会社化/千葉市本社の恵進コンサル/両者の方向性が一致

 三水コンサルタントは恵進コンサル(金木武夫・社長、昭和55年創立、職員12人)をグループ会社化した。恵進コンサルは千葉市に本社を置く建設コンサルタントで測量・土木設計・補償コンサル等を主力としていて官公庁案件が売り上げの約9割となっている。千葉市などから設計業務などを受託している。将来を見据え社員の雇用維持と会社の持続的な発展を図るため、他社との連携を検討していた。

「アイスピグ九州地域協会」の取り組み/アイスピグ九州地域協会(東亜グラウト工業九州支店)古家 友佳氏

 日本の高度経済成長期に整備された水道管路が耐用年数を迎え、全国の自治体で老朽化対策が急務となっている。しかし、人口減少に伴う事業収入減や技術者不足など環境は厳しい。こうした課題に対し、管路の延命化と維持管理の効率化を図る技術として注目を集めるのが「アイスピグ洗浄工法」だ。全国7協会の中で最も新しい組織として2021年に発足した「アイスピグ九州地域協会」。本紙では、長崎市で開催される日本水道協会・全国会議にあわせ、同協会の古家友佳氏にお話をいただいた。

新会社「日鋳テック」設立/ダクタイル鉄管(直管)を製造/日本鋳鉄管、クボタ

 日本鋳鉄管は5日、ダクタイル鉄管(直管)製造事業の会社分割、クボタとの製造合弁会社設立について発表した。新会社の名称は「日鋳テック」(長谷部圭一・代表取締役、埼玉県久喜市)。日本鋳鉄管が新会社を設立した上でダクタイル鉄管(直管)の製造に関する事業を新会社に吸収分割の方法により承継させた上で、保有する新会社の発行済株式のうちの一部をクボタに譲渡することによりクボタが日鋳テックへの出資を行う。日鋳テックの設立は6月10日付。

園児が災害時の応急給水体験/静岡県の保育園で訓練/NJS、スカイアクアサービス

 NJSとグループ会社のスカイアクアサービスは、静岡県長泉町の協力により9月16日、同町立竹原保育園において、災害時の応急給水訓練を実施した。給水訓練は、地震などの大規模災害による断水を想定し、給水車を用いた応急給水を体験するもの。園児や保護者は実際に給水袋を使用して水を受け取り運ぶ体験をした。