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全国会議が開幕 高松市で/日水協

全国会議が開幕 高松市で/日水協
空一面に広がる快晴に、海には瀬戸内の島々が遠くまで広がる。前途洋々―水道の将来もこうあってほしい。そんな思いを抱いた関係者は多いのではないか。日本水道協会の「全国会議」が25日、高松市のサンポートホール高松を会場に、幕を開けた。水道事業が抱える課題の解決に向け、会議や研究発表が行われている。産官学の水道関係者が全国から集い、各国水道協会関係者も訪れた国際色ある会議にもなっている。参加者は3300人を超えた。熱のこもった議論や情報交換が27日まで続く。これほど盛り上がる会議だが、実は台風の影響が懸念された開催でもあった。苦難の先の快晴が、水道事業の方向にもある。

水道研発でも熱心に

水道研究発表会は25日午後1時からスタート。サンポートホール高松に設置された9つの会場で、日々の業務や最新の研究の成果が披露され活発な情報交換が行われている。

2日目はシンポに国際フォーラムも

全国会議2日目も興味深い催しが多数用意されている。午前9時からサンポートホール高松3階大ホールでは「水道事業における広域化」をテーマにシンポジウムが行われる。
 午後2時からは高松シンボルタワー6階かがわ国際会議場で、日水協と厚労省、ジャパン―YWPの共催により「国際水道フォーラム」が開催。

「水道展」待ち遠し

日本水道工業団体連合会主催の「高松水道展」は、全国会議2日目の26日9時からの開始に変更となった。台風21号の影響を考慮し設営を後ろ倒ししたため。「耐震化・更新を実行し、続けよう水道の信頼を!!」をテーマに、127社・団体が出展。最新の水道技術、製品が披露され、官民の水道関係者の交流の場にもなる。会期が1日短縮された分、凝縮された内容の展示会に期待が集まる。

理想の実現方策など明示/香川県水道ビジョン(案)

香川県はこのほど、「香川県水道ビジョン(案)」をまとめた。来年4月の県内水道広域化の効果などを見据え、従来の「香川県水道整備基本構想」を全面的に見直した。ビジョン案の理想像は「将来にわたり安全な水道水を安定的に供給できる水道」で、目指すべき方向性や実現方策などを明示しており、目標年度は平成42年度。同県は11月17日まで、ビジョン案についての意見を募集している。

水道施設の運転最適化へ/福山市上下水道局、福山市立大、JFEエンジ

福山市上下水道局は12日、福山市立大学とJFEエンジニアリングとともに産学官共同研究チームを構築し、「水道施設におけるエネルギー最適化ソリューションに関する研究」を開始すると発表した。

IoTでマンホールを遠隔監視/トミス・日立システムズ・イートラスト

トミス(戸簾俊久社長)、日立システムズ(北野昌宏社長)、イートラスト(酒井龍市社長)は、センサーとIoTを活用した「マンホールの防犯・安全対策ソリューション」を発売し、26日から高松市で開かれる「高松水道展」のトミスブースに展示する。

蓋設置型漏水監視装置で実験/郡山市上下水道局

郡山市上下水道局は、料金関係業務を包括的に委託している第一環境と共同で蓋設置型漏水監視装置「L―Chaser」を活用した漏水調査の実証実験を25日から開始した。

各地で台風21号被害

日本列島に上陸した台風21号の影響で上下水道施設にも被害が発生している。
 大津市では停電によるポンプ場などの機能停止や、倒木による水管橋(φ75、塩化ビニル管)の破損により200戸が断水。25日現在、一部を除き停電は解消。管の洗浄作業やルート切替などを実施中で、給水車による応急給水を継続している。

応急給水拠点「安心の蛇口」設置/長野県企業局

応急給水拠点「安心の蛇口」設置/長野県企業局
長野県企業局は11日、長野市の三本柳中央公園で、災害時の応急給水拠点となる「安心の蛇口」のお披露目式を行った。

北九州市で定例会開く/水道サービス連絡協議会

政令指定都市と東京都の水道関係第3セクターで構成する「水道サービス等連絡協議会」は12日、北九州市で、第27回定例会を開いた。北九州ウォーターサービスが事務局を務め、人材確保や技術の継承など提出議題9題について活発な議論が行われた。

早期の断水解消に貢献/日本原料

日本原料(川崎市、齋藤安弘社長)は、今年9月に台風18号による大雨で断水した大分県津久見市の四浦保戸島地区簡易水道「仁宅浄水場」に緊急給水支援チームを派遣、可搬式浄水装置「モバイルシフォンタンクMST―1600S」を設置し、早期の断水解消に貢献した。

セラミック平膜が浄水設備認定取得/明電舎、オルガノ

明電舎とオルガノは20日、共同で申請していたセラミック平膜を用いた浄水用浸漬型ろ過設備が水道技術研究センターの「浄水用設備等認定」を取得したと発表した。

EcoMBRを実施設で実験/三菱電機

三菱電機は、下水・工業排水処理向けのオゾン水洗浄式・浸漬型膜分離バイオリアクター「EcoMBR」の2018年度事業化に向けて、シンガポールセムコープ社の運営する排水処理プラントにおいて実規模の実証実験を行っていく。

浄水場更新時にトータルソリューションを/水ing

水ingは、沈でん池やろ過池の更新工期の短縮に貢献するため、耐震性や維持管理性などを向上させた機器を提案、拡販していく。具体的には、無軸横型パドル式撹拌装置『フレームフロキュレータ』、新たに上梓したステンレスノッチチェーン式掻寄機『ドルフィンチェーン』、傾斜板沈降装置、樹脂製集水装置『SWinfinity(SWインフィニティ)』。それぞれ同社が長年培ってきたオペレーションやメンテナンスのノウハウと組み合わせることで、様々なニーズに応える最適なソリューション機器だ。

東京都芝浦水再生セの高速ろ過設備工事受注/メタウォーター

メタウォーターは17日、東京都下水道局の「芝浦水再生センター東系高速ろ過設備工事」を受注し、工事請負契約を締結したと発表した。

水素活用テーマに公開講演会/設備協

東京下水道設備協会は、11月14日、東京都新宿区の角筈区民ホールで公開講演会を開く。講師にトヨタ自動車コーポレート戦略部担当部長の水谷英司氏を招き、「自然エネルギーと水素による将来の低炭素社会に向けて」をテーマに、実証事例を通して水素の活用について考える。
 入場料は無料。申し込みは、「11月14日講演会希望」と明記の上、会社名、氏名、電話番号を協会あてにFAX(03―3346―3055)する。締め切りは11月8日。定員は先着順で80人。

クウェートで水処理膜受注/旭化成

旭化成は18日、クウェートの海水淡水化プラントに水処理用中空糸ろ過膜「マイクローザ」が採用されたと発表した。

全管連理事会

全国管工事業協同組合連合会(大澤規郎会長)は17日、東京都港区の品川プリンスホテルで第332回理事会を開くとともに講演会を行った。

【特集】愛知県の広域調整池に見る「強靭」のあり方

水道事業にとって最重要のキーワードである「安定給水」のためには、関係施設の整備・更新・管理を的確に実践することが重要な要素であり、とりわけ、配水池・調整池は平常時の給水の効率化はもとより、非常時の冗長性の確保など、「安定給水」の礎となる施設であることは改めて強調するまでもない。この認識を踏まえ、本紙では、配水池の整備や補修・更新、管理のあり方にスポットを当てた技術特集を企画。広域調整池整備を積極的に推進する愛知県企業庁の取り組みをテーマとする対談を実施するとともに水道事業で採用されている池状構造物の代表的な要素技術であるプレストレストコンクリートについて安部日鋼工業の井手口社長に技術原稿をご寄稿いただいた。

【特集】実効性のある管路更新・耐震化の取り組み

管路の耐震化の重要性が水道関係者の共通認識である一方、多くの水道事業体では耐震化率や更新率などの関係指標も全般に低調で、管路システムの強靭化実現にはまだまだ課題が多いのが実状だ。本紙では、この重い課題認識を踏まえ特集号を企画。財政・技術・人材・広報など多様な課題に挑みつつ管路耐震化の進捗を真摯に図る4事業体関係者のインタビューを実施することでその取り組み内容を紹介するとともに、学術分野における管路部門の第一人者の小泉明・首都大学東京特任教授に4本のインタビュー記事を一読いただいた上で事業体が管路耐震化を進める上での留意点を中心にお話を伺った。