国際規格の動向に注視を/ISO/TC224上水道国内対策委員会/日水協

 日本水道協会は17日、第27回ISO/TC224上水道国内対策委員会(委員長=長岡裕・東京都市大学教授)を開いた。上下水道サービスおよびマネジメントの国際規格の作成作業を進める各ワーキンググループ(WG)について、日本から参画する専門委員が報告。アセットマネジメントや危機管理、スマート水管理など、最新の活動状況を共有した。

汚泥処理や推進工法など紹介/インドネシアと技術セミナー/国交省

 国土交通省下水道部は9日、インドネシア共和国公共事業住宅省と地方政府の職員を対象に「下水道分野における技術セミナー」をウェブ形式で開催した。同セミナーは、平成25年9月に国交省と公共事業住宅省の間で締結された「社会資本整備に関する協力覚書」に基づき実施したもので、日本の下水道技術の紹介や理解の促進を目的としている。

 この日は両国合わせて約70人が参加した。インドネシア側は公共事業住宅省、ジャカルタ特別州が、日本側からは国交省、在インドネシア日本大使館、下水道グルーバルセンター(GCUS)東南アジア委員会、日本下水道事業団(JS)、JICA、川崎市、横浜市、大阪市、北九州市、福岡市が参加した。

南丹市への水道用水の供給開始/京都府内で初の市町村間連携/亀岡市

南丹市への水道用水の供給開始/京都府内で初の市町村間連携/亀岡市

 京都府亀岡市は、2月1日から南丹市に対する水道用水供給事業を開始した。亀岡市千代川浄水場の余剰能力を利用し、南丹市八木町南地区に対し、1762立方m/日を供給するもの。広域連携による水道事業の経営効率化を図るとともに、施設の有効活用による経費削減効果なども見込む。水道事業における市町村間の連携は京都府内では初となる。1月27日には、同浄水場内で供用開始式を開催し、両市の関係者ら約20人が出席した。

管路部会東日本支部が発足/マンホール更生工法の普及拡大へ/JERコンクリート補改修協会

 JERコンクリート補改修協会は管路部会の東日本支部、西日本支部を発足させ、協会が持つ下水道管路の更生・補修工法の普及拡大を図る。このほど、東日本支部の発足総会を都内ホテルでリモート中継を併用して開催し、事業計画や役員を決めた。東日本支部には27社・事業所が加盟することになり、支部長には池田英俊・上下水管理工業専務取締役が就いた。

 支部会員に対して更生工法(ジックボードM/J工法)に関する研修会や、支部管轄の事業体・コンサルタント・地場ゼネコンなどの元請け企業などに対しての説明会・勉強会を開催していく。協会ホームページの充実や、管路部会・東日本支部の知名度向上のための広報宣伝にも注力する方針。