「安全・安心な水を将来に」/第66回簡易水道整備促進全国大会/簡水協

 全国簡易水道協議会(会長=小田祐士・岩手県野田村長)による第66回簡易水道整備促進全国大会が19日、東京・平河町の砂防会館別館シェーンバッハ・サボーで開催された。市町村長を中心とした全国の簡易水道関係者に、国会議員も与野党から議員本人47人、代理出席も127人あり、総勢400人以上が一堂に集結。来年度予算の確保をアピールした。農山漁村を中心に地域の社会基盤である簡易水道の基盤強化に向け、関係者が思いを一つにした。

予算獲得へ心一つに/会長に田村前厚労相/水道議連

予算獲得へ心一つに/会長に田村前厚労相/水道議連

 自民党水道事業促進議員連盟の第16回総会が18日、党本部で開かれた。これまで会長を務めていた川崎二郎・前衆議院議員が勇退したこと受け、後任の会長に田村憲久・前厚生労働大臣が就くことを決めた。田村会長は「水管橋が崩落するなど、老朽化がかなり進んでいる。予算が補正も合わせて900億円を超えるところまでいったが、最近は若干停滞している。必要なものは必要なものとして、これからしっかり予算を獲得していかなければならない。皆さまと心を一つにして頑張りたい」と意気込みを語った。

台風・豪雨被害踏まえ浸水対策/ポンプゲートなど16基整備/大幅な前倒しで年度末完成へ/津山市

台風・豪雨被害踏まえ浸水対策/ポンプゲートなど16基整備/大幅な前倒しで年度末完成へ/津山市

 岡山県津山市は浸水対策事業として、ポンプゲートと排水ポンプの合計16基の整備を推進しており、今年度末の完了を予定している。同市は平成10年10月の台風10号で浸水被害が発生し、翌11年2月に市雨水対策協議会で国や岡山県との協議を経て、12年5月に「津山市雨水対策基本計画」を策定。13年度からポンプゲートなどの整備に着手し、当初は令和8年度以降の完成を目指していたが、全国での浸水被害の頻発や市民の安心・安全性確保などを踏まえ、約5年間前倒しして、今年度末で全16基の整備完成を予定している。

既設メーターをスマート化/無線機能付き表示器を発売/QA8D―NB/愛知時計電機

 愛知時計電機は4日、電子式水道メーター用の無線通信機能付き表示器「QA8D―NB」の販売を開始した。LPWAの一つであるNB―IoT規格の通信モジュールを搭載し、既設の電子式メーターに有線接続することでスマート化を容易に実現できる。同社のデータ配信サービス「アイチクラウド」と連携することで、営業業務のさらなる合理化や新サービスの創出が可能となる。

 QA8D―NBが有する主な特長は、1.自動検針機能 2.アラーム情報の取得 3.時間ごとの詳細な水使用量の把握 4.広域通信 5.8年間の連続稼働 6.高い通信安全性―など。