強固な連携・結束の力で/第98回総会 コロナ禍が事業に影響/日水協

強固な連携・結束の力で/第98回総会 コロナ禍が事業に影響/日水協

 日本水道協会の第98回総会が24日、開催された。議案は役員と運営会議委員の改選、令和2年度の会計決算の承認についてで、すべて原案通り了承された。令和3年度会計予算に関する報告と、厚生労働省の熊谷和哉・水道課長による特別講演も用意された。参会とウェブ会議の併用の形で行われたこの総会が表すように、新型コロナウイルス感染拡大の影響は、全国の水道事業、協会活動にも大きな影響をもたらした。一方で、国民の衛生と暮らしを支える水道の重要性も再認識させられた。一時も止まることない全国の水道事業へ、日水協のサポートは続いていく。

健全率予測式と劣化DBを更新/下水道管きょ計画的な維持管理へ/国総研

 国土交通省国土技術政策総合研究所は「下水道管きょ健全率予測式」と「下水道管きょ劣化データベース」を更新し、ホームページで公開した。自治体における中長期の点検調査・改築計画策定を支援するために公開しているもので、前回の平成29年の更新から4年が経過し、大幅にデータが追加された。データベースの登録総データは60地方公共団体の約31万スパン分となり、地域条件等に応じた、より正確な予測式の作成が可能となった。

 「下水道管きょ健全率予測式」とは、健全率(全管きょに対する健全な管きょの割合)と経過年数の関係式で、TVカメラ調査結果や改築状況等を基に算定している。これを用いることで管路施設全体の劣化状態(緊急度)を経過年数ごとに予測することが可能となる。

水位情報システムの運用開始/迅速な避難に向け横浜駅周辺で/想定最大規模降雨のハザードマップも/横浜市環境創造局

 横浜市環境創造局は、横浜駅西口周辺地区において、下水道管内の水位を地下街管理者や来街者、市民にリアルタイムで情報を提供する「下水道水位情報システム」の運用を開始した。リアルタイム情報を市民や地下街管理者の水害に対する防災意識の向上や迅速な避難の実行に役立ててもらうことを目的としている。28日に下水道水位情報サイトを開設し、情報提供を開始する。

 今回導入したのは、下水道管きょ用IoTデバイス「マンホールアンテナ」を活用した下水道水位情報システムで、東京都下水道サービス、日之出水道機器、明電舎が共同開発したもの。同地区4カ所のマンホールに水位センサーを設置し、浸水監視のための水位観測システムを構築。ここで収集した下水道管内の水位情報はクラウド上で管理・整理し、地下街管理者や市民などに提供する。

イプロスメルマガで製品PR/技術者向けに7月2日配信/日本水機調査

 日本水機調査は、製品・技術情報のBtoBデータベースサイト「イプロスものづくり」が配信するメールマガジンの7月2日付で、水道管内カメラ調査、特殊洗管工法(SCOPE工法)、流量調査のPR記事を掲載する。

 技術系の水道関係者を主な読者層と想定し、メルマガのトップ記事(トップコラム)で紹介される。見出し部分のリンクをクリックすると、イプロス内に開設した同社の製品ページが表示され、PDF形式の資料をダウンロードできる。