内水浸水対策ガイド類改訂へ/気候変動踏まえ最新情報を整理/国交省

 国土交通省下水道部は8日、下水道による内水浸水対策に関するガイドライン類改訂検討委員会(委員長=古米弘明・東京大学大学院教授)の3回目の会合を、ウェブ会議システムを活用し開催した。気候変動を踏まえた計画降雨等の設定や内水浸水対策の推進、内水浸水想定区域図の作成促進のための手法などについて検討し、ガイドライン類を改訂することを目的としている。

膜ろ過方式で高田浄水場再整備/DBO採用、参加表明は9月17日まで/小田原市上下水道局

 小田原市上下水道局は11日、高田浄水場再整備事業の募集要項などを公表した。同浄水場の設計・建設と、同浄水場を含む市の管理する浄水場や配水池などの場外施設の運転維持管理を一体的に委託するDBO方式を採用し、計画施設能力を現在の8万立方m/日から5万立方m/日にダウンサイジング、浄水処理方式は現在の急速ろ過方式から膜ろ過方式に変更する。

「緊急経営改革」を着実に/東灘処理場に民活導入へ/神戸市上下水道事業審議会

「緊急経営改革」を着実に/東灘処理場に民活導入へ/神戸市上下水道事業審議会

 神戸市は2日、「第97回上下水道事業審議会」を市役所内で開いた。委員の任期満了に伴い、会長に柳川隆・摂南大学経済学部教授、会長代理に大石哲・神戸大学都市安全研究センター教授を選任し、同市上下水道事業における令和3年度の主要施策などを審議した。

 冒頭、三原功裕・建設局長が「新型コロナ感染症の収束が見えない状況だが、上下水道という安心・安全なライフラインの安定的運営に努めていきたい」とあいさつ。

こうべハーベスト肥料で純米吟醸酒/資源循環をPR 2400本販売へ/神戸酒心館

こうべハーベスト肥料で純米吟醸酒/資源循環をPR 2400本販売へ/神戸酒心館

 神戸市東灘処理場の下水汚泥から回収した、こうべ再生リン配合の「こうべハーベスト肥料」で栽培された酒米を使った日本酒が誕生した。酒造会社・神戸酒心館(安福武之助社長)が製造した、その名も「環和―KANNA―」。22日から販売を開始する。同社は昨年7月から、神戸市やJA兵庫六甲、コニカミノルタなどと連携。こうべハーベスト肥料によるSDGsを軸とした循環型農業の推進や、ドローンの画像解析技術を活用した生育管理などで、山田錦の付加価値向上や産地活性化などに取り組んでいる。

ドローン新型機「Fi4」開発/新会社設立しサービス開始/NJS、ACSL

 NJSと自律制御システム研究所(ACSL)は2日、閉鎖性空間調査点検用ドローン「エアースライダー」の新型機Fi4(ファイフォー)を開発し、サービスを開始したと発表した。Fi4の特長は、1.過酷な調査環境に対応した機体構造(コア部分をカーボン素材で保護、バンパーを交換式としメンテナンス性向上、防塵防水性能の向上) 2.ユーザビリティの向上(専用操作アプリによる操作性の向上、機体とコントローラ間の低遅延通信によりストレスのない操作を実現) 3.進化した調査性能(ジンバル搭載の防水カメラで安定した映像を取得、別機のウォータースライダーを用いることで流水環境下でも水上走行により調査可能)―となっている。サイズはW610×D290×H220mm、質量は2355g、適用管径はφ400から。

決算で増収増益を達成/材料費高騰の影響顕在化へ/栗本鐵工所

 栗本鐵工所は、菊本一高社長が同社ホームページ上で2021年3月期決算について説明する動画を公開した。連結ベースの売上高は、対前年度比66億9200万円増の1165億9600万円、営業利益は同3億3200万円増の46億7300万円、経常利益は1億9100万円増の45億8300万円、当期純利益は4億100万円増の31億7400万円で増収増益を達成した。