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2020年(令和2年)  8月  6日(第5432号)






簡易水道の基盤強化へ/要望4項目/関係予算確保を/簡水協
 全国簡易水道協議会(会長=小田祐士・岩手県野田村長)は「令和3年度簡易水道基盤強化に関する要望書」を取りまとめ、関係先に伝えた。簡易水道関係者が各地の実情を訴えた〝声〟。例年ならブロック会議、全国簡易水道大会で討議し要望をまとめるが、このコロナ禍、一堂に集まることはしなかった。それでも、農山漁村部を中心に住民生活を支える簡易水道の重要性を強く訴えていく姿勢は変わらない。簡易水道の基盤強化に向けた活動は続く。

ヤンゴン下水道事業が主要プロに/「インフラ海外展開行動計画」を公表/国交省
 国土交通省は「国土交通省インフラシステム海外展開行動計画2020」を公表した。インフラシステム海外展開を推進するため、分野別に、市場の動向やわが国の強み・弱みを整理し、今後取り組むべき主な施策や今後注視すべき主要プロジェクトをとりまとめた。また、日本企業が新たな受注を獲得する観点から今後3~4年間に注視すべき主要プロジェクトとして80件を選定。下水道分野ではヤンゴン下水道事業(新規案件)、ジャカルタ下水道整備事業ボルトニッチ下水処理場改修計画が選ばれている。
 今後の海外展開の方向性については、国際会議や政府間会議などを通じて日本の質の高いインフラをアピールするとともに、官民一体となった取り組みを強化する。新型コロナウイルス感染拡大を踏まえた公衆衛生の向上や水資源確保へのニーズの高まりが想定されることを踏まえ、水インフラの海外展開を促進する。

水道統合の基本協定を締結/藤井寺市、大阪狭山市、熊取町、河南町と/大阪広域(企)
 大阪広域水道企業団は7月28日、大阪市内のホテルで藤井寺市、大阪狭山市、熊取町、河南町との水道事業の統合に関する基本協定締結式を開催した。統合は令和3年4月1日となり、新たに4団体が加わることで大阪市を除く42市町村の3分の1となる14団体の統合が実現する。
 冒頭、企業長の永藤英機・堺市長は「新型コロナ感染防止の拡大には水道の安定供給が重要。さらに構成団体と力を合わせて強固な運営基盤構築に努めるため、府域一水道を加速させる必要がある。本日は、また大きな一歩を踏み出したことになる」とあいさつ。続いて来賓から藤井睦子・大阪府健康医療部長は「課題が山積する水道事業を見据えると府域水道一元化は必須。本府では『おおさか水道ジョン』を策定し、府内全市町村で構成する協議会を設けて府域一水道を進めている。さらに前進させるための機運醸成は重要であり、今回の4団体の統合は大きなエネルギーになる」と祝辞を述べた。

施設再構築に財政措置拡充を/総務省に提案要求/東京都公営企業3局
 東京都水道局、下水道局、交通局の公営企業3局は7月28日、総務省に令和3年度予算編成に対する提案要求を行った。老朽化が進むインフラ施設の現状を訴えるとともに、再構築等に備えた財政措置の拡充に最大限の配慮を求めた。

設計等受託者の建設部長表彰を新設/創意工夫で施設再構築を推進/東京都下水道局
 東京都下水道局は、建設部が委託した設計業務などで優秀な成績を収めた受託者を表彰する制度を新設した。7月28日に都庁内で開かれた表彰式では、令和元年度の委託案件において技術が優れているとされた受託者に対し、青木秀幸・建設部長から表彰状、感謝状が贈呈された。
 制度を設けた背景について青木部長は、施設の老朽化が進む中、近年は事業の多くを再構築が占め、既存施設を活かしながらの整備など、現場での制約が多く困難を伴う厳しい作業が求められると説明。
 「事業を円滑に進めるためには、皆さまの力が不可欠であり、創意工夫を発揮し素晴らしい仕事をしていただいたことに対し何らかの形で感謝の意を表したいと思い、この制度を立ち上げた。引き続き、下水道事業の発展にお力添えをいただき、これからもパートナーとして一緒に頑張っていきたい」と今後への期待を込めた。



管路更新促進へ第2期始動/新たに事業量の増加対応を研究/ダク協・工事イノベーション研究会
 日本ダクタイル鉄管協会は7月31日、管路更新を促進する工事イノベーション研究会(第2期)の第1回研究会を開催し、基本検討事項や管路更新を進める上での課題を整理したほか、委員の水道事業体における管路更新の現状・課題について意見を交換するなどした。
 平成30年から今年3月まで活動した第1期研究会では、特に中小規模水道事業体における管路更新の効率化に資する地元管工事業者を活用した「小規模簡易DB」を提案し、3事業体でモデル事業を実施した。第2期研究会では、第1期研究会での検証・評価を踏まえ、「小規模簡易DB」の精度向上や事業量の増加に対応する方策を調査・研究し、モデル事業を実施する予定。活動期間は3年程度で、座長は第1期研究会に引き続き、滝沢智・東京大学大学院教授が務める。

上下水道製品が多数出展/3日間で1万人以上来場/メンテナンス・レジリエンスOSAKA
 メンテナンス・レジリエンスOSAKA2020(主催=日本能率協会)が7月29~31日、大阪市のインテックス大阪で開催された。プラントショーOSAKA2020(主催=化学工業会など)などと同時開催され、プラントメンテナンスショー(主催=日本プラントメンテナンス協会など)などの専門展示会も含め、産官学約350社・団体がブース出展などを行い、コロナ禍の中、3日間合計で1万352人が来場した。
 上下水道関連の製品・技術なども多数出展。プラントメンテナンスショーでは、阿南電機が紫外線硬化型FRPシート「ウルトラパッチ」などを展示。土木建設業向けAI/ⅠоT/5G/システム/ツール特集では、アムニモが簡易無線水位計測サービスなどをPRし、防虫・虫除け対策展では、足立建設工業・東京都下水道サービスが、雨水桝の防臭・防虫対策製品を提案した。