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2014年(平成26年)  5月 12日(第4907号)






下水道をトップセールス/太田国交相ら日本の技術をPR
 大型連休の期間中に国土交通省の政務3役が相次いで海外を訪れ、下水道のトップセールスを展開した。太田昭宏・大臣が4月27、28日にモンゴル、野上浩太郎・副大臣が4月26日から30日にベトナムとシンガポール、土井亨・大臣政務官は4月29日から5月3日にブルガリアとギリシャを訪問。日本企業が現地の事業に参画できるよう求めたのをはじめ、管路更生工法の紹介、協力体制強化の覚書を結ぶなど、日本の技術・ノウハウをアピールした。日本の下水道の海外展開が熱を帯びてきそうだ。

パラナ州衛生公社の投資局長が表敬
 ブラジル・パラナ州衛生公社のジョアン・マルティーニョ投資局長が4月23日、国土交通省を表敬訪問し加藤裕之・流域管理官と意見交換した。同公社と日本は環境改善事業(1998年~2009年)を円借款で実施し、下水処理場・管きょなどを整備した経緯がある。また処理施設の運営維持管理の能力強化を目的にした技術協力がJICAに要請され、12年9月から3年間のプロジェクトが開始されている。同局長は21~25日の滞在期間中、GCUSセミナー参加や、自治体の視察も行った。

水道技術懇話会開く/液状化の話題熱心に耳傾け/水道技術研究セ
 水道技術研究センターは4月24日、第129回水道技術懇話会を開いた。講師は関東学院大学の若松加寿江・教授が務め、「東日本大震災における液状化―水道施設の耐震化にむけて―」をテーマに講演した。民間企業や事業体などの水道関係者65人が参加し、熱心に耳を傾けた。
 東日本大震災の発生により、東京湾岸の埋立地や利根川などの旧河道、太平洋沿岸の砂利採掘跡地・砂鉄採掘跡地で、液状化による水道管路の被害が多数発生。これらの地域は液状化層が5m以上と厚かったことから、若松教授は、地盤沈下量と管路被害との関係を明らかにすべきと話した。

河川功労者を発表/日本河川協会
 日本河川協会はさきごろ、平成26年の「河川功労者」を発表した。表彰者数は個人45、団体40の合計85。表彰式は5月26日に砂防会館別館シェーンバッハ・サボーで行われる。河川や水に関する学術的研究や技術開発に従事して河川の整備・管理や利用に役立つ成果をおさめたとして、水道関係では、「経年化浄水施設における原水水質悪化等への対応に関する研究グループ」(代表者=相澤貴子・水道技術研究センター主席研究員)と沖縄県企業局が対象となった。

人事・厚生労働省
12日付
 ▽水道課課長補佐(環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課課長補佐)松田尚之
(日置潤一・水道課課長補佐は11日付で環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課課長補佐、同日辞職。12日付で日本下水道事業団経営企画部調査役兼広報室長)

企業団協地区協議会総会
一致団結し事業の推進を/国庫補助の基準緩和など要望/関東地区協議会総会
 全国水道企業団協議会関東地区協議会は4月23日、東京都千代田区のホテルルポール麹町で第21回総会を行った。会員提出問題5題を全国総会に上程することを決めたほか、平成26年度事業計画案や同26年度予算案などについて審議し、いずれも承認した。また、役員改選を行い、会長に古尾谷光男・神奈川県内広域水道企業団企業長、副会長に福岡章・越谷・松伏水道企業団企業長を再任した。
 会員提出問題は1.水源施設に係る利水者負担金の負担軽減について 2.公的資金補償金免除繰上償還の制度復活及び許可要件の緩和について 3.国庫補助採択基準の要件緩和及び国庫補助対象施設の拡充について 4.水利権制度の柔軟な運用について 5.クリプトスポリジウム等に関する対策の推進について―。

交付金の直接配分を/震災対策事業への支援も/関西地区協議会総会
 全国水道企業団協議会関西地区協議会第19回総会が4月24日、淡路広域水道企業団並びに阪神水道企業団の担当により、神戸市のホテルサンルートソプラ神戸で開催された。総会では会員提出問題3題の審議などが行われた。総会開催地事務局は、近隣2企業団を1組とする輪番制で担当し、次期総会開催地は長浜水道企業団並びに愛知(えち)郡広域行政組合。
 会員提出問題は1.水道事業に対する財政支援の拡充 2.交付金の一部事務組合への直接交付 3.震災対策事業等に対する財政支援―についての3題。 

施設更新など補助制度拡充を/諸課題解決のため議論/九州地区協議会総会
 九州地区水道企業団協議会は4月24日、福岡県宗像市の玄海ロイヤルホテルで第29回総会を開催した。3件の会員提出問題を検討するとともに、宗像市世界遺産登録推進室の岡崇氏が『宗像・沖ノ島』について特別講演を行った。
 会員提出問題は『水道施設の更新・再構築事業に対する補助制度の拡充』、『公的資金補償金免除繰上償還の実施』『鋼管の更新に関わる国庫補助制度の確立』の3件を上げ、全て全国総会に提出することを決めた。

災害用給水タンク車を配備/フューチャーインと災害協定/四條畷市上下水道局
 大阪府・四條畷市上下水道局は4月18日、(株)フューチャーイン(本社・名古屋市、石井吉美社長)と災害及び事故時における協力に関する協定を締結した。災害発生時に同社が配備した給水タンク車を活用し、応急給水など支援活動を行うもので、土井一憲・四條畷市長は「本市は防災・減災対策の充実を図っており、今回の協定は非常に心強い」と意義を語っている。
 同局は平成22年から同25年11月末までの3年にわたり、窓口業務を始め、検針、開閉栓、収納、滞納整理など包括的な水道料金業務をフューチャーインに委託。平成25年12月からの新たな委託先については、危機管理面での踏み込んだ提案をしたフューチャーインをプロポーザル方式で引き続き選定した。
 同社は、災害時支援体制の構築とともに、300Lの給水用タンクと加圧ポンプを積載する軽トラックを局敷地内に配備するなど、提案に基づいた整備を進めてきた。

窓口・収納業務など委託/お客さまセンターを開所/酒田市水道局
 酒田市水道局は4月1日から、経営の効率化とサービス向上のため、窓口・収納業務などを酒田管工事協同組合、日情システムソリューションズ、クリーンサービス、タイコ―警備保障で構成される酒田市水道トータルサポートセンター協同組合に委託した。同日、同組合が運営し委託業務を行う「酒田市水道お客さまセンター」が、同局の水道施設管理センター内で業務を開始した。3月28日には、業務開始に先立ち、お客さまセンターの開所式を行い、小野直樹・同市水道事業管理者、阿部忠義・同組合代表理事らが、開所を祝った。

非常時の給水安定性確保/緊急時連絡管を布設/宇都宮市上下水道局、芳賀中部上水道企業団
 宇都宮市上下水道局と芳賀中部上水道企業団の緊急時連絡管設置工事が、このほど竣工した。緊急時連絡管は震災時や大規模な施設事故などの非常時に水道水を相互に融通し、給水の安定性を確保することが目的で、φ100のGX形ダクタイル鉄管を32・5m布設した。3月25日には、緊急時連絡管の排水設備がある芳賀町内で「宇都宮芳賀緊急時連絡管竣工式」を開き、津田昌利・同市上下水道管理者や豊田征夫・同企業団企業長(芳賀町長)ら関係者が出席し、竣工を祝った。

工事コンクール30日まで募集/東京都下水道局
 東京都下水道局は「第35回見える!わかる!下水道工事コンクール」の募集を行っている。住民への情報提供や現場環境の改善などで優れた取り組みを行った工事の施工者を表彰するもので、施工者の意欲を喚起し、安全で円滑な工事の施工を促進することが目的。応募締め切りは30日で、同局ホームページに掲載されている参加申込書および取組説明書に必要事項を記入し、当該工事の所管事務所に応募する。問い合わせは同局総務部広報サービス課(電話03―5320―6515)まで。

来年3月に仙台で下水道防災シンポ/第3回国連防災世界会議と併催/仙台市、国交省、下水協、宮城県主催
 来年3月に仙台市で開催予定の「第3回国際防災世界会議」に合わせて、仙台市、国土交通省下水道部、日本下水道協会、宮城県下水道課の4者が主催で「2015下水道防災シンポジウムin仙台」を開催し、東日本大震災による下水道事業の被害状況、復旧の取り組みを国内外にアピールする。国連防災会議は10年に一度開催されており、来年3月14日~18日に仙台市で開催される予定になっている。

安全・安心な水道の持続へ/水道GLP認定を更新/秋田市上下水道局
 秋田市上下水道局は3月23日付で、日本水道協会の水道GLP(水道水質検査優良試験所規範)の認定を更新した。4月25日に日本水道会館で認定証授与式が行われ、佐藤佐太幸・同市上下水道事業管理者、豊島幸英・同局次長、木元恭司・同局浄水課水質管理室副参事が出席し、尾﨑勝・日水協理事長から認定証を受け取った。

局負担で老朽給水管を更新/漏水防止、耐震性向上など図る/横浜市水道局
 横浜市水道局は7月1日から「道路内老朽給水管改良促進事業」を開始する。同事業は、同市の道路内にある約4万カ所の老朽給水管の更新を推進するため、家屋の建て替えなどを行う水道利用者からの申請に基づいて、同局が工事費を負担しステンレス管に更新するもの。
 老朽給水管は、昭和46年以前に布設された管の内面がライニングされていない鋼管などで、漏水の主な原因となっているほか、災害発生時には多くの被害が想定されている。そのため、同局は老朽給水管と接続している配水管の更新時や老朽給水管で漏水が発生した時に、耐震性に優れたステンレス管へ更新しており、箇所数は年間約4500カ所となっている。

管路内作業の安全性向上/無翼扇型送風機のレンタル開始/連続で大量の送風量を確保/TGS、東京ガス・エンジニアリング、エビスマリン、イービストレード
 東京都下水道サービス(TGS)は1日、東京ガス・エンジニアリング、エビスマリン、イービストレードと共同開発した管路内を換気する無翼扇型送風機「ホールエアストリーマ(HAST)」の本格的なレンタルを開始すると発表した。レンタルは、イービストレードが行う。HASTは、従来のファン式換気装置とは全く異なった送風方式で、人孔を塞ぐことなく大量の送風量を確保することができるのが大きな特徴。作業員の昇降時や機材の搬出入時でも連続して大量の風を送ることができ、管路内作業の安全性の向上に貢献する。

GX形ロングベンドを販売/B・Bユニットに新製品/クロダイト
 クロダイトはこのほど、少数の配管資材で障害物を迂回する『B・Bユニット』の新製品として、GX形ロングベンドの販売を開始した。GX形ダクタイル鉄管が本格的な普及期を迎えるなか、従来のK形、NS形に加えた3種類をラインアップした。
 ロングベンド(LB)は45度曲がりの異形管部分が受口、長めの直管の先端が挿し口となったもので、マンホールなどの障害物を迂回する際は4本を組み合わせる。従来の異形管を使用する場合は、45度曲管4本に加え、その間に切管端面処理した直管3本が必要となるため、LBは施工時間、工費、管の強靱性や耐久性などの利点がある。

石巻など5カ所で業務開始/サービス向上と経営効率化に貢献/ジェネッツ
 ジェネッツ(深澤貴社長)は今年度から宮城県の石巻地方広域水道企業団、山形県天童市、福島県喜多方市、滋賀県高島市、神奈川県の5水道事業体から水道料金徴収等業務を新たに受託し、4月1日から業務を開始した。これまで培ったノウハウで市民サービスの向上と経営の効率化に貢献していく。
 石巻地方広域水道企業団では、同社とテクノ・マインド(本社=仙台市)で構成する「石巻地方水道サービス共同企業体」が同企業団の水道料金徴収等業務を受託した。先ごろ、亀山絋・同企業団企業長(石巻市長)と深澤社長が出席し、お客さまセンター開所式を行った。また、企業団の給水区域内で災害などが発生した場合に、住民が必要とする飲料水を確保し、復旧作業や応急給水などの諸活動を迅速かつ的確に実施することを目的に「災害時における応急復旧活動等に関する協定」も結び、官民連携による災害への備えも万全となった。

名古屋水道展の出展者募集/申込締切は5月30日/水団連
 日本水道工業団体連合会は10月29日から3日間、名古屋市の展示施設「ポートメッセなごや」で行われる日本水道協会全国会議に併設される第48回水道展(名古屋水道展)の出展者を募集している。申し込み期限は、5月30日。ブース配置の割り振りは、7月中旬の水団連広報宣伝委員会で決定し、7月末頃に開催する出展者説明会で公表する。
 名古屋水道展は屋内展示施設である「ポートメッセなごや」第3展示館で開く。同会場は、日本水道協会総会会場、研究発表会会場に隣接し、懇親会会場・昼食会場と同一建物となるため、相互のアクセスが良く、全国会議参加者が水道展会場に来場しやすい配置となっている。
 また、全国会議に参加登録していない近隣の水道事業体職員や地元大学生・工業高校生、水道工事関係者などにも来場を呼びかける予定となっている。

引抜阻止力の計算につかう継手効率の値を変更/管端つば出し鋼管継手加工・接合基準を改正/WSP
 日本水道鋼管協会(WSP)は、小径管規格の「管端つば出し鋼管継手加工・接合基準」(WSP071)を改正した。
 溶接が不要になるこの工法は、鋼管の管端つば出し加工(フレア加工)を行い、遊合型フランジを用いて接合するというもので、1.火気を使用せず、溶接ヒュームも無いため安全で衛生的 2.機械による自動加工のため特殊技量が要求されず、信頼性が高い 3.加工が簡単で、遊合型フランジのため位置合わせが楽で工期短縮が可能 4.プレハブ加工のほか、現場加工も可能 5.消費エネルギーが少なくCO2削減に寄与する―などの特長がある。

日水協検査工場に登録/広島プラスチック
 広島プラスチック(本社・東広島市、藤井治社長)の本社工場がこのほど、日本水道協会の検査工場に登録された。4月23日には同協会大阪支所で宮内潔・支所長から登録通知書、標示板が手渡された。
 帝人グループの同社は、射出成形によるプラスチック部品および金型メーカーとして、住宅建材や自動車部品、医療分野などで事業展開している。これらに続く事業の柱として昨夏、ダクタイル鉄管の接合部品の製造を開始した。販売製品はGX形(φ300、400)のロックリングホルダおよびライナボード、NS形(φ500、600)のバックアップリング。

漏水調査技術講習会を開く/全国漏水調査協会
 全国漏水調査協会は4月12日、東京都新宿区のグランドヒル市ヶ谷で漏水調査技術講習会を開いき、32人が参加した。講師は同協会技術顧問の山岸洋氏(元東京都水道局)が務め、「水道施設の概要と課題」をテーマに講演した。

全国穴掘り大会に出場/全管連青年部
 全国管工事業協同組合連合会(全管連)青年部協議会はさきごろ、千葉県成田市の成田ゆめ牧場で開催された「第14回全国穴掘り大会」に2チームを編成し、出場した。「災害時において、いざという時には体力がものをいう」を合言葉に、日頃の業務で培った穴掘りの能力を発揮した。
 大会は全国から271チームが参加して行われた。全管連青年部チームのほかに、全管連に所属する各地の管工事組合青年部も大会に臨んだ。総合優勝は、豊田市管工事組合青年部で、341㌢の記録だった。同チームは昨年も優勝しており、2連覇を果たした。
全管連青年部はAチームが23位、Bチームが60位だった。