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2011年(平成23年) 10月 27日(第4694号)





大震災からの復興へ誓い新た/日水協第80回総会
 日本水道協会の第80回総会が26日午前、北九州市の西日本総合展示場で開幕した。28日までの3日間、22題の会員提出問題の討議や、海外水ビジネス展開をテーマとした北九州市との合同国際シンポジウムなどが行われる。3月11日に発生した東日本大震災は、東北地方を中心に大きな被害をもたらした。会員提出問題には、大震災からの復旧・復興をはじめ、水道界が抱える課題が示されており、全国から集った約1600人の水道関係者による活発な討議が行われている。開会式では、大震災からの復旧・復興に向け誓いを新たにする挨拶が続いた。また、26日午後には、公益法人制度改革への対応として提案された定款変更案が承認され、役員改選では、新専務理事に尾﨑勝氏(前東京都公営企業管理者・水道局長)が選任された。給水開始100周年の北九州市で始まった、節目となる80回目の総会。ここから、水道界の新たな挑戦が始まる。

北九州水道展が開幕/水団連
 日水協総会併催の「第45回水道資機材展示会」(日本水道工業団体連合会主催)が26日、北九州市小倉区の西日本総合展示場の本館・イベント広場で開幕した。
 オープニングセレモニーには、石飛博之・厚生労働省水道課長、御園良彦・日水協専務理事、吉田一彦・北九州市水道事業管理者が駆けつけ、幡掛大輔・水団連会長(クボタ特別顧問)とともに、水道展の盛会を祈念してテープカットを行った。また、吉田管理者が幡掛会長に協賛金目録を贈呈した。

水道復旧へ320億円計上/厚労省・第三次補正予算案
 政府は21日、今年度の第三次補正予算案を閣議決定した。このうち、厚生労働省分では、東日本大震災で大きな被害を受けた水道施設などの復旧に必要な財政措置や、復興に向けた被害状況調査費用として約304億円、台風などによる被害を受けた水道施設の復旧に向けた財政措置として約16億円、合計約320億円を計上した。

クリプト試験法の研修生募集/国立保健医療科学院
 国立保健医療科学院は、来年1月23日から2月3日まで開催する短期研修「水道クリプトスポリジウム試験法に係る技術研修」の願書を11月18日まで受け付けている。

「皆さんと一丸となり」/新専務理事に尾﨑氏/日水協
 日水協第80回総会では役員改選が行われ、新専務理事に前東京都公営企業管理者・水道局長の尾﨑勝氏が選任された。定款変更が承認され、新たなステージに向かう日水協のリーダーとして尾﨑氏への期待は大きい。
 選任された尾﨑氏は挨拶で「先人の努力によって日本の水道は世界に冠たるものとなり、国民や社会を根底から支えるインフラになっているが、解決すべき課題も多い。東日本大震災からの復興は長い道のりになるだろう。また、21世紀は水の世紀と言われており、日本が世界から注目されている。今こそ、全国の水道関係者が連携するときであり、日水協も皆さんと一丸となっていきたい。私にも皆さんに負けないくらい水道にかける熱い思いがある。水道が国民に親しまれるように、これまでの経験を生かして諸課題の解決に取り組みたい」と決意を述べた。

北九州市給水10周年記念式典盛大に/北橋市長らにカンボジアが叙勲
 北九州市は水道給水100周年を迎え、25日に北九州国際会議場で100周年記念式典を開催した。同式典には水道技術の支援を実施するカンボジア、ベトナム、中国の政府・水道関係者をはじめ約600人が出席し、水源自治体への感謝状贈呈やカンボジア王国からの友好勲章授与などを行い、100周年の節目を盛大に祝った。

企業長・事務局長会議が佐賀市で/全国水道企業団協議会
 全国水道企業団協議会は13日、第42回企業長・事務局長経営会議を佐賀市内のホテルで開催した。東日本大震災を教訓とした取り組みなどについて意見交換したほか、佐賀大学の荒牧軍治・名誉教授が特別講演を行った。

長府浄水場 全面更新へ/下関市上下水道局
 下関市上下水道局は平成22年度から、長府浄水場更新計画に取り組んでいる。処理能力の回復、事故や災害に強い施設の構築に向け、既存施設を稼動しながら、現地で全面更新しており、工事期間は平成46年度までの25年間、工事費は約255億円を予定。すでに加圧脱水機棟などが完成している。

「水道GLP」を取得/熊本市上下水道局
 熊本市上下水道局が9月27日付で水道GLP(水道水質検査優良試験所規範)の認定を取得し今月19日、認定証授与式が日本水道協会で行われた。授与式には髙橋秀則・同局水道部長、寺田勝博・同部首席上下水道審議員兼水源課長、前田香織・同部水源課水質管理室水質管理係長が出席し、御園良彦・日水協専務理事から認定証を受け取った。

コーナン商事と災害時協定結ぶ/堺市上下水道局
 堺市上下水道局が災害発生時にコーナン商事の駐車場を活用する協定をさきごろ締結した。堺市が被災した場合、局庁舎に隣接するコーナン商事の駐車場に応援車輌を受け入れ、ここを一つの拠点として支援活動を展開する。

浄水場委託の説明書11月2日まで配布/兵庫県企業庁
 兵庫県企業庁が来年4月1日からの浄水場業務を行う民間事業者をプロポーザル方式で募る。「多田浄水場・三田浄水場の業務」と、「神出浄水場・船津浄水場・神谷ダムの業務」の2件で、現在の契約が満了するための募集となる。
 委託契約はともに3年間。契約限度額は前者が5億4348万円、後者が5億6721万円。業務内容は▽浄水場運転管理業務▽施設設備維持管理業務▽点検業務―ほか。

幹事会開き優秀論文4題を決定/日水協中四国支部
 日本水道協会中国四国地方支部は5日に広島市で開いた第179回幹事会で、第11回同支部水道事例発表会(8月25~26日、香川県丸亀市)の優秀論文4題を決定した。4部門から各1題選び、来年の第63回全国水道研究発表会(島根県松江市)に推薦する。

技術・ノウハウで課題解決へ/四国中央市の第三者委託で/水ing
 水ingは今年4月から、愛媛県の四国中央市水道局から受託した「中田井浄水場等運転管理業務」(第三者委託)を開始した。同局では、施設の老朽化に加え、技術職員の高齢化が進み、技術の継承が困難になる中で、施設の適正管理を実現するため、高い技術・ノウハウを持つ民間企業を活用することを決めた。大臣認可水道としては愛媛県内で2番目、東予・中予地域では初めての包括的な第三者委託で、公民連携のモデルケースとして注目される。

緊急遮断弁をネットで遠隔監視/清水鐵工所
 清水鐵工所は小松電機産業の製品を活用し、緊急遮断弁を遠隔監視する「緊急遮断弁をWeb de 監視」を開発した。緊急遮断弁の制御盤にWeb監視システムを搭載することで、配水池や緊急貯水槽などの総合水管理が、どこでも可能になるとしている。26日から北九州市で開催中の第45回水道資機材展示会(北九州水道展)において、清水鐵工所のブースに出展しており、注目を集めている。

内外面塗装の寿命100年へ/日本水道鋼管協会
 日本水道鋼管協会は19日、東京都千代田区の日本水道会館で水道鋼管長寿命化研究委員会の第1回会合を開いた。
 同委は、多くの水道事業体から要望が寄せられている水道鋼管の内外面塗覆装の寿命100年化を目標に検討を行うもので、外面被覆・内面塗装の寿命推定方法や外面プラスチック被覆材料の耐久性、内面塗装の耐久性などを検討し、内外面防食寿命100年の仕様について報告書を策定する。月1回程度会合を開き、平成24年3月28日開催予定の第5回会合で、委員会の総括と報告書原案の検討を行う予定となっている。

関西最大級膜ろ過施設を見学/水コン協関西支部見学会
 全国上下水道コンサルタント協会関西支部(森一英支部長)の平成23年度施設見学会が6日、会員32名が参加のもと開催され、柏原市の玉手浄水場や大阪広域水道企業団の送水管布設工事現場を見学した。
 水コン協関西支部の施設見学会は、会員各社の若手技術者を対象に、見学先を厳選して毎年実施されている。

“少しでも住民の役に立ちたい”/給水車2台を購入/第一環境
 第一環境はこのほど、2tの加圧式給水車2台を購入し、千葉県八千代市の同社システムソリューション部に配備した。今年3月の東日本大震災の時に同社も被災地で応急給水活動の応援や電話対応などの支援を行ったが、給水車の少なさを実感したという。その経験が今回の給水車購入へと繋がった。「給水車を待って給水活動のお手伝いをするだけでなく、自分たちも給水車を持って断水時に少しでも住民の役に立てればと思った」と同社の岡地雄一・社長は話す。

11月に盛岡市で膜セミナー/膜分離技術振興協会
 膜分離技術振興協会は、11月30日、盛岡市の勤労福祉会館で第5回上下水道膜セミナーを開く。これまで同様、水道用浄水膜の基礎から実用例までを分かりやすく解説するほか、岩手県矢巾町上下水道課の吉岡律司氏が「小規模水道事業の持続可能性について」と題して特別講演を行う。また、翌12月1日には、岩手県紫波町の赤沢浄水場膜ろ過施設を見学する。

池嶋氏が社長に就任/前澤化成工業
 前澤化成工業は6日、池嶋勝治・代表取締役専務上席執行役員が代表取締役社長に就任した。難波理夫・前代表取締役社長の逝去に伴うもの。池嶋氏は、同社の全射出成形製品を製造している熊谷第二工場の整備を担当するなど、同社技術部門の要職で活躍してきた。

人事/枚方市
10月1日付
 ▽上下水道事業管理者(市民安全部参与)西尾和三▽水道部参与(枚方寝屋川消防組合消防次長)守田晴行