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第4198号   12月  1日発行




国際シンポを各地で開催/下水道
 国土交通省下水道部と地方公共団体は一体となり、下水道の情報発信を積極的に進めている。特に11月は下水道の情報発信月間として、全国で多くのシンポジウムが開催された。中でも、外国から講師を招いた国際シンポジウムには多くの住民が参加し、下水道への理解を深めた。11月21日には東京で「首都圏と東京湾の共存を考えるシンポジウム」、25日には北九州市で「下水道概成記念国際シンポジウム」、28日には堺市で「都市のウォータースケープ計画に関するワークショップ」が行われた。

北九州市で下水道概成
 北九州市建設局は下水道事業が概成したことから、記念式典や国際シンポジウム、講演会など関連イベントを展開中である。25日は同市国際会議場で“世界の環境首都を目指して”をテーマに国際シンポジウムを行い、市民ら約500人が参加するなか、末吉興一・北九州市長の基調講演、アメリカ、スイス、韓国などの事例報告、パネルデュスカッションと行った。

堺市で国際ワークショップ
 都市のウォータースケープ計画に関する国際ワークショップ「水によみがえる懐かしい未来都市 堺~下水道による水循環再生へ~」(国土交通省・堺市主催)が28日、リーガロイヤルホテル堺で開催された。下水道による水環境の改善やウォーターフロントの整備、水を活用した都市景観形成の方策について基調報告や7講演が行われ、関係者ら約180名が出席した。
会員提出問題で要望活動/日水協理事会
 日本水道協会は11月29日、東京・市ヶ谷の同協会で理事会を開いた。この中で、日水協が新JIS認証機関の認定を取得したことや、来年2月にIWA主催、日水協、日本水道工業団体連合会の共催でワークショップを開催することなどが報告された。
 また、10月に札幌で開かれた第74回総会で議論された会員提出問題に基づいて作成された、国の関係機関への要望書案も承認された。理事会終了後に18年度予算確保に向け大々的な要望活動を行い、中島正治・厚生労働省健康局長や山村尊房・厚労省水道課長らは陳情団の要望に熱心に耳を傾けた。
2回目を配分/汚水処理施設整備交付金
 内閣府は11月22日、地域再生計画(2回目)として116件を認定したと発表した。汚水処理施設整備交付金87件のうち、公共下水道を含む箇所は53件となっており、国費49億円が配分された。
 汚水処理施設整備交付金は国交省、農水省、環境省の3省が所管している汚水処理施設の整備を効率的に行うため、事業間での融通や年度間での事業量の変更が可能な交付金。
 2種類以上の施設を計画している市町村は、計画期間を概ね5カ年とした地域再生計画を内閣府に一括計上する。この計画について内閣府と3省が協議して認められれば、内閣府が3省に交付金の移し替えを行う。
会長代行に堀氏/簡易水道協議会
 全国簡易水道協議会は11月30日、全国町村会館で理事会を開き佐々木秀康会長の職務代行者として、堀次郎副会長(北海道佐呂間町長)を指定した。
長期構想素案まとまる/横浜市水道局
 横浜市水道事業長期構想検討委員会(委員長=眞柄泰基・北海道大学創成科学共同研究機構特任教授)は11月29日、第8回会合を中区の関内中央ビルで開催し、報告書(長期構想素案)を金近忠彦・同市水道事業管理者に提出した。この報告書を基に、来年6月までに策定される「横浜市水道事業長期構想」は、横浜水道のあるべき将来像であり、同市の「地域水道ビジョン」としての役割を果たすことになる。
管理者会議が弘前市で/大規模水道用水供給事業
 全国大規模水道用水供給事業管理者会議の今年度2回目の会議が11月10日、弘前市で開催された。17会員の代表者が一堂に会し、事業の抱える経営・技術上の問題について討議。事業の一層の推進を図ることを目的に活発な意見交換が行われた。議長は津軽広域水道企業団の類家英男・事務局長が務めた。
浜松市で研究発表会/日水協中部地方支部
 日水協中部地方支部は11月16・17日の2日間、浜松市の浜松名鉄ホテルで第30回研究発表会を開催した。会員ら約150人が参加するなか、22題の発表や坂本光司・静岡文化芸術大学教授の講演が行われた。
 発表会では、PIP工法の新設計手法と設計例、ダム貯留水処理における既存施設でのPSIの有効性の検討など最新技術の知見や、臭気苦情におけるGC/MSの活用など利用者サービス向上への研究など、様々な分野から計22題の発表が行われた。
タンザニアから感謝状/石田・元大阪市理事
 水道活性化懇話会(AWC)の名誉会員で元大阪市水道局理事の石田三郎氏にこのほど、タンザニア共和国ダルエスサラーム市Temeke地区の水道施設を整備している団体から感謝状が届いた。
 今回の感謝状は、石田氏夫人が今年6月21日に逝去された際の香典の一部を大阪名誉領事館を通じて同国の水道施設整備向けに寄贈したことに対するお礼。
料金債権取扱いなどで討議/日水協関西地方支部
 日本水道協会関西地方支部はさきごろ、「水道料金債権に関する事務取扱い」情報交換会を大阪市北区のメビック扇町で開催した。第74回同地方支部総会で水道料金債権の消滅時効に関する会員提出問題を審議し、同地方支部内で情報交換を図ることを議決したことを受けたもの。宮田要・日水協経営アドバイザー(公認会計士)、星野力・日水協調査課広報係長、関係者ら約50人が出席するなか、同支部正会員を対象としたアンケート調査結果、各事業体の取り組み状況などが報告された。
大阪市で水道衛生研究会/関西水道水質協議会
 関西水道水質協議会(会長=小笹泰・大阪市水道局工務部技術監兼水質試験所長)の第54回水道衛生技術研究会がさきごろ、大阪市内で開催された。水質試験担当者および水道衛生技術関係者ら約160人が出席するなか、水道GLP認定取得の特別報告、「水質管理について」の6題の報告が行われた。
流域本部で安全管理者講習会/東京都下水道局
 東京都下水道局流域下水道本部は11月16日、「第10回下水道工事安全管理者講習会」を行った。会場の八王子水再生センターに工事関係者、同局職員ら約130人が参集。東京消防庁による講義「安全管理と事故事例について」や、工事請負企業担当者による講習を受けた参加者は、下水道工事での安全管理の徹底を誓った。
村山下貯水池で見学会/東京都水道局
 東京都水道局は11月12・13日、村山下貯水池(多摩湖)の堤体強化工事現場を一般に開放し、見学会を開催した。取水塔見学や盛立作業の実演を始め、大道芸やキャラクターショー、プラ板工作にボール投げゲームなど内容はてんこ盛り。秋らしい晴天も手伝い、多くの家族連れらが見学会を楽しんだ。
初の公募型入札を実施/飯能市上下水道部
 飯能市上下水道部はこのほど、同部初の公募型指名競争入札となる「大沢橋水管橋新設工事」の入札を実施し、三井住友建設株式会社が8900万円(消費税抜き)で落札した。
 水管橋は延長は31メートル、口径600ミリの鋼管で、工事場所は飯能市大字大河原地内。工期は平成18年6月30日まで。
全国要望結果まとめる/施設協
 消化ガス発電やバイオマス資源の燃料化など新技術の積極的採用を約70%が検討―。日本下水道施設業協会はこのほど、国や事業体など全国174箇所へ行ってきた平成17年度全国要望活動の結果を明らかにした。改築・更新事業については、約70%の事業体が実施・計画検討の段階にあると回答。一方、監理技術者制度における工場製作期間と現場工事期間の分離については、理解はするが実施は困難とする意見が根強い。新技術の採用については、地球環境保護の観点からも積極的な意見が多く、ライフサイクルコスト(LCC)を考慮した技術・製品の積極的な提案を求める意見も多数寄せられた。
雨水挙動をリアル解析/オリジナル設計
 オリジナル設計の「リアル浸水シミュレーションシステム」は、雨水挙動をリアルタイムにビジュアル化して予測し、地域特性に応じた効果的な浸水防御・雨水対策など防災計画の策定とその実現に貢献し、ユーザーに好評を博している。
 同システムは、様々な降雨状況をデータ化し、地形データと併せてメッシュ法を用いてコンピュータで処理し、対象地域の雨水挙動をリアルタイムに予測・解析するシステムで、基本メッシュは50メートル。地形データや降雨データ、河川・水路データなど膨大なデータを一括して処理し、地盤の傾き具合の特徴を表した勾配図や雨水の流れを表示した流向図を作成することで、ウィークポイントを探し出す。
24時間受け付けへ/東管協組・設備メンテセンター
 東京都管工事工業協同組合(木村昌民理事長)はこのほど、総合設備メンテナンスセンターを24時間体制に移行させることを明らかにした。
 同組合の総合設備メンテナンスセンターは早朝や夜間、休日の給排水設備の故障などに対応するため、同センターがユーザーからの修繕依頼を電話で受け付け、組合員を斡旋するもの。
石川県で技術特別講演/シーケー金属
 配管機材メーカーのシーケー金属はこのほど、石川県設備設計監理協会主催で金沢市の石川県地場産業振興センターで開かれた技術研修会で「建築設備における配管材使用実態と最新の配管技術」をテーマとした講演を行った。
公共システム研を開催/三菱電機
 三菱電機は11月18日、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで第23回公共システム研究会を開いた。
 同会では『新しい事業運営に向けた“水環境ソリューション”』をテーマに研究発表を行ったほか、東京大学大学院工学系研究科の古米弘明教授が『都市の持続的な水環境系と上下水道システム』と題して特別講演を行った。
NS形ダク講習会開く/倉敷市水道局
 倉敷市水道局は、11月2日、NS形新挿口リングの採用を開始するにあたり、倉敷市内の配・給水管施工業者を対象に、NS形ダクタイル鋳鉄管技術講習会を開催した。施工業者113名、事業体64名が参加する盛大な講習会となった。
全自動で油検知・回収/旭化成テクノ
 旭化成テクノシステム(久嶋寛社長)はこのほど、全自動油水分離・回収システム「OSTHシリーズ」を開発し、上下水道分野での営業展開を開始した。
 油検知機器のトップシェアをほこる同社は、そのセンシング技術と旭化成せんいの超微細繊維・不織布フィルター“ユーテック”を融合させ、業界で初めて全自動で油検知から分離・回収までを行うシステムを実現した。
坂本専務理事が入選/国際水墨展2005
 日本水道工業団体連合会の坂本弘道専務理事が2005国際水墨芸術大展に初出品し、入選を果たした。題名は『涼風』。蚊取り線香と風鈴を組み合わせた水墨画で素朴さと力強さが共存している。
 この芸術大展は、国際水墨芸術促進会が主催、中国駐日大使館、社団法人日中友好協会などが後援しており、出展者は日中のプロ・アマ合わせて約240人。東京・飯田橋の日中友好会館美術館で開催された。