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第4165号    7月 11日発行




アジアの水環境向上へ/第1回IWA―ASPIRE
 第1回IWA―ASPIRE(国際水協会・アジア太平洋)地域会議・展示会が11日、シンガポールの「PanPacific Hotel Singapore」で開幕した。IWSA(旧国際水道協会)傘下のASPACとIAWQ(旧国際水環境協会)傘下のAsian Waterqualが統合した初の国際会議として各国の上下水道関係者の関心は高い。今回はIWAで審議・承認されていたASPIREの定款が明らかにされるほか、第3回ASPIRE地域会議の開催国なども審議される。日本からは90を超える口頭論文の発表が予定されている。【本紙特派員=村中康志】
5ダムの事業方針決まる/淀川水系
 国土交通省近畿地方整備局は1日、淀川水系で計画中の5ダムについて、大戸川ダム、余野川ダムは「当面事業を実施せず」との方針を取りまとめた。
 淀川水系で計画中の丹生ダム、大戸川ダム、天ヶ瀬ダム再開発、川上ダム、余野川ダムは、利水者が全量撤退あるいは減量の見込み。治水についても、必要性は変わらないものの、治水単独目的の事業となると経済的に不利な状況。そこで、同局は、治水利水の必要性、緊急性のみならず、経済的なメリット、環境への影響等の観点を検討し、5ダムについて方針を示した。
鉛管対策で報告書/厚労省日水協
 日本水道協会はこのほど、「鉛製給水管布設替促進方策検討委員会報告書」を公表した。厚生労働省は昨年6月に発表した水道ビジョンの中で、鉛製給水管の総延長を5年後に半減し、できるだけ早期にゼロにするという目標を掲げており、そのための方策の検討を日水協に依頼していた。
 報告書では、まず鉛製給水管対策の必要性と現状を整理し、事前に実施したアンケート結果を踏まえながら、実際に布設替計画を策定する際の検討手法を提案している。
 今回の報告書で特徴的なのは、技術面ではなく経営面にスポットを当てた検討を行ったことだ。まず、水道メータの上流側の布設替は漏水の減少による有効率の向上が期待できることから、水道事業体自らが実施すべきと報告している。
若手管理職に“帝王学”/東京都下水道局
 次代のトップ育成へ徹底した英才教育を―!
 東京都下水道局は今年度から若手課長職を対象とした研修講座を新たに設け、将来の下水道事業のトップ養成に乗り出した。『次世代経営人材育成』研修と呼ばれるこの研修講座は、30~40代の若手課長級職員全員の中から5人を選抜し、民間の専門学校で経営戦略や人材マネジメントを中心とする実践的な経営セミナーを勤務時間外に集中的に受講させることで、次世代を担う経営幹部を育成するという画期的なもの。
50人が参加、活発議論も/日水協・新任管理者研修会
 日本水道協会は5~8日の4日間、水道会館で平成17年度の新任水道事業管理者研修会を開いた。毎年この時期に開催される同研修会。今回は、各新任管理者の熱意に加え、地方支部総会開催日と重ならない日程も幸いし、例年より多い50人が参加した。
 研修は赤川正和・日水協専務理事の「水道事業の今日的課題」と題した講義からスタート。その中で赤川専務理事は、「現在ほど、課題の多い時はない」と、水道界を取り巻く状況を説明した。
石田配水場(1.1万立方メートル)が竣工/滋賀県守山市
 守山市水道事業所は1日、第5次拡張事業の一環として建設を進めてきた石田配水場の竣工式を行った。
 同事業所は平成12年度から計画給水人口7万4千人、計画給水量4万1千立方メートル/日で第5次拡張事業を推進中。今回完成した石田配水場は5拡の一環として、滋賀県広域水道の拡張事業に併せるとともに、緊急時のライフライン機能強化などを目的に平成15年度から2カ年で建設を行ったもの。
PIの試算公表相次ぐ/水道事業ガイドライン
 水道事業ガイドラインに基づいた業務指標(PI)の試算結果の公表が全国的に相次いでいる。今回公表したのは名古屋市上下水道局と松江市水道局で、現在、全国の水道事業体で進められている試算作業が、さらに加速することが期待される。
 名古屋市上下水道局は中部地方で初めて公表。試算に当たっては、平成15年度のデータを基に137項目中134項目を算出した。その結果、施設の耐震化や浄水発生土の有効利用、経営基盤の強化などの取組みが着実に進んでいることがわかった。
 一方、松江市水道局は中国四国地方、1中小都市として初めて公表。指標値は平成13年度から同16年度見込みの4年度分で、同16年度見込みでは137項目のうち、118項目を数値化している。
過去最大79億の純利益/横浜市水道局
 横浜市水道局は、平成16年度の水道事業会計と工業用水道事業会計の決算の概要を公表した。15年12月に策定した「水道経営改革プラン」を着実に進めたことなどで、16年度の純利益は過去最大の79億600万円(15年度比38億3,800万円増)となり、76億円の繰越欠損金(13年度末)を解消しただけではなく、5年度以来11年ぶりに利益剰余金78億4千万円を計上した。
宮崎市で100名集め総会/九州WC
 九州ウォータークラブは6月29日、宮崎市のホテルプラザ宮崎で会員ら約100人が出席するなか平成17年度総会を開催し、新会長に元北九州市水道事業管理者の西本晋氏を選出した。
国内最大級の炭酸ガス注入設備/西原ウォーターテック
 西原ウォーターテック(大川哲社長)はこのほど、鹿児島市水道局の河頭浄水場に”国内最大級の炭酸ガス注入設備”を納入した。同設備は夏期河川水の炭酸同化作用によるpH上昇を抑制するための設備で、液化炭酸ガス貯蔵槽の容量は、約15立方㍍。また、油流出事故などの水質事故時に油臭を除去するための活性炭注入設備も併せて納入した。
災害時に飲料水生成/ハセック
 (株)ハセックはこのほど、非常用飲料水生成システム「ウェルアップ」を発売した。1日最大15トンの飲料水を災害時に供給することができる。
「ウェルアップ」は、高分子RO(逆浸透)膜を採用し、原水の不純物を除去し、安全な飲料水を供給するシステム。井戸や河川・水槽といった様々な原水に対応でき、コンクリート製水槽水のアルカリ水質も飲料水として利用できるようにする。
総合的な浸水対策提案/日本上下水道設計
 日本上下水道設計(NJS)は、10メートルメッシュを基本単位とする地表面氾濫モデルによる独自の氾濫解析システムを開発し、浸水対策に貢献している。
 同社では平成10年頃から50㍍メッシュを基本単位とする氾濫解析に取り組んでおり、さらに研究開発を進め、より詳細な10メートルメッシュで氾濫解析を行うシステムを開発。同システムは、航空機を使った測量技術による詳細な“地盤高データ”と“10メートルメッシュの詳細な氾濫解析”により、道路や建物が林立するなど複雑な都市域の浸水現象を表現し、早期に浸水を解消すべき区域を割り出し、施設整備の優先度を判定して費用対効果を考慮した効果的な施設整備プランをビジュアルに表現する。
9月にHDD工法見学会/日本非開削技術協会
 日本非開削技術協会は9月7日、8日の2日間、群馬県館林市北成島町2777-2の関根工業でHDD(誘導式水平ドリル)工法見学会を行う。7日はテストフィールドでのデモ施工、8日は実際の農業配水管の施工見学を行う。参加費は無料。
27日に技術講演会/日本非開削技術協会
 日本非開削技術協会は7月27日、東京都港区の発明会館で第12回非開削技術講演会を開催する。
 「非開削工法と耐震性」をテーマに田中和博・日本大学理工学部土木工学科教授や高田至郎・神戸大学工学部建設学科教授が講演を行う。また、技術委員長の楠田哲也・九州大学教授による講評も予定している。
10月23日に技術者試験/給水財団
 給水工事技術振興財団は10月23日に平成17年度給水装置工事主任技術者試験を実施する。
 受験資格は給水装置工事に関して3年以上の実務経験を有する者。受験手数料は1万6,800円。願書受付締め切りは7月15日。

業界団体総会
FFT工法協会
 FFT工法協会は6月23日、福岡市中央区の西鉄グランドホテルで第14回定時総会を開催し、新会長にカブート代表取締役の大田祐之氏を選出した。

エバホール工業会
 組立式マンホールの全国エバホール工業会(会長=江端幸四郎・エバタ社長)は5日、東京・市ヶ谷のホテルグランドヒル市ヶ谷で第22回定時総会を開き、平成17年度事業計画などを決めた。

全管連青年部協議会
 全国管工事業協同組合連合会青年部協議会(高井豊司会長)は2日、川崎市の川崎日航ホテルで第9回通常総会を開き、平成17年度事業計画などを決めた。また、役員改選が行われ、新会長に川崎市管工事業協同組合青年部会の五十嵐俊弘氏が就任した。

小型マンホール工業会
 日本小型マンホール工業会(桑名宏幸会長)は24日、東京銀座の三笠会館で第6回定時総会を開き、平成17年度事業計画などを決めた。
本部支部連絡会開く/日本水道鋼管協会
 日本水道鋼管協会はこのほど、東京千代田区の三菱樹脂で平成17年度小径管本部支部連絡会を開き、平成17年度の事業活動計画などで意見交換した。
 今年度の活動としては、塩ビライニング鋼管を中心に樹脂ライニング鋼管の良さをユーザーに再認識してもらうため、述べ300箇所にPR活動を展開する。
はかり資料室開設/東洋計
 東洋計器(本社=松本市・土田泰秀社長)は5月1日、本社内に「山下喜吉(きよし)はかり資料室」を開設した。尼崎市在住のはかり職人・山下喜吉氏(76)の長年にわたるコレクションを一般公開している。
 展示は、安土桃山時代の竿秤をはじめ、戦時中に金属製に代わって使われた陶製の分銅など、時代や文化を反映したユニークなものばかり、約1,000点。