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第3860号 12月 3日発行




“20%削減”に猛反発/下水道促進大会
 国民的要請である下水道の整備促進へ団結-。日本下水道協会、流域下水道都道府県協議会、全国流域下水道促進協議会連合会、全国町村下水道推進協議会の共催による下水道整備促進全国大会が27日、東京の赤坂プリンスホテルで開催された。先に一部の報道で来年度下水道予算の20%削減が報じられたせいか、大会には全国から昨年を大きく上回る1,800名が参集。下水道の計画的な整備促進に向け、普及の後れている中小市町村への支援の充実や、合流式下水道の改善等について列席した政府関係者や国会議員に訴えた。これに対し壇上からは、予算削減の報道を否定する発言が相次ぎ、関係者の一層の結束を求めた。大会終了後は国会議員、関係省庁に活発な陳情を展開した。

補助金、起債の満額確保を/簡易水道促進大会
 地方の活性化と、まちづくりの推進へ簡易水道の整備促進を-。全国簡易水道協議会の第46回簡易水道整備促進全国大会が29日午前、東京平河町の砂防会館で開かれた。大会には全国から1,200名を超える町村長らが結集。460万人にも及ぶ未普及解消へ向けての簡易水道の役割を確認。駆けつけた国会議員や政府関係者に補助金460億円、起債815億円の確保や、簡易水道の給水人口の拡大、災害に強い簡易水道づくりを訴えた。

法改正で対応を協議/日水協特別委
 日本水道協会は20日午後、協会会議室で『水道事業運営に関する特別調査委員会』(委員長=小泉智和・東京都水道局総務部長)の第4回会合を開いた。
 会議には厚生労働省水道課から志々目友博・課長補佐、熊谷和哉・課長補佐が出席。法改正に基づく主な政省令見込み事項等を説明。(1)貯水槽水道の管理に対する水道事業者の取り組み(2)第三者への業務委託-をめぐり意見を交換した。

遺伝子レベルの発表増加/水処理生物学会
 日本水処理生物学会(会長・藤田正憲大阪大学教授)の第38回大会が14日から3日間、明石海峡を望む神戸市の西端・舞子のホテルで開催された。同大会は『新しい世紀の水処理』をテーマに、会員ら300人が出席し、須藤隆一埼玉県環境科学国際センター総長による基調講演、パネルディスカッション、上下2分野の研究集会を始め、一般講演106題が3日間にわたって繰り広げられた。21世紀最初の大会に相応しく、地球環境の保全を軸に、物理化学的な水処理の限界を、生物を活用する事によって克服しようとの発表・議論が交わされた。又、個別の発表ではここ2~3年の新たな動きである、遺伝子レベルでの研究(PCR法など)の増加が見られた。
下流水源対策協と連帯/ 利根荒川水協66回総会開く
 利根川・荒川水系水道事業者連絡協議会(会長・飯嶋宣雄・東京都水道局長)は去る11月7日、第66回総会を東京都水道局の水運用センター内で49団体の参加により開催し、会議終了後には国等の関係機関への要望活動を行った。
上下水道マスタープランを策定/京都市
 京都市水道局・下水道局はこのほど『京都市水道マスタープラン』及び『京都市下水道マスタープラン』をそれぞれ策定した。両プランとも2025年を目標年度に設定し、これまでの事業の歩みを踏まえて、今後の課題や高水準・高機能な事業展開に向けた取り組みを盛り込み、新世紀初頭の大きな方向性を示している。
 『京都市水道マスタープラン』は“京都しんせいき水道整備ビジョン”と名付け、(1)信頼される安心・安全水道(2)誠実で人環境にやさしい水道(3)いきいきはつらつ水道の3点から高水準の水道構築を目指して行く。
 一方、『京都市下水道マスタープラン』は、(1)普及率100%(2)雨水整備(3)合流式下水道の改善(4)高度処理(5)汚泥処理(6)改築・再構築と地震対策(7)施設・資源の多目的利用の7項目を挙げ、機能向上を目指した施設展開を図る。
飲み水の安全性に関心/日本学術会議
 日本学術会議環境保健学研究連絡委員会(委員長=角田文男・岩手医科大学名誉教授)は29日、東京慈恵会医科大学において『飲み水の危機 -安全で快適な飲み水を守るために-』と題した公開シンポジウムを開催した。
 講演は、▽危機的状況にある環境水と飲み水(早川哲夫・麻布大学教授)▽現在問題となっている飲み水による感染症(遠藤卓郎・国立感染症研究所寄生動物部原生動物室室長)▽湖沼にいる有害プランクトン(彼谷邦光・国立環境研究所環境研究基礎技術ラボラトリー長)▽水の浄化と遺伝子の傷害(若林敬二・国立がんセンター研究所がん予防研究部部長)▽安全な水の供給(谷口元・水道技術研究センター常務理事)-の5題。
   
浅野博士を祝う会/ストックホルム水賞受賞
 カリフォルニア大学バークレー校教授の浅野孝氏が、水のノーベル賞と言われるストックホルム水賞を受賞した事を祝って、東京と札幌で相次いで祝う会が行われた。
 東京では9月28日、ホテルオークラに在京の関係者を中心に出席。発起人代表の松尾友矩東洋大教授(東大名誉教授)の挨拶に続いて、日本人として初めて同賞を受賞した久保赳氏、曾小川久貴下水道部長がお祝いの挨拶。特に松井三郎京大教授は、ストックホルム・シンポジウムに日本人として積極的に参画している学識者の立場から、浅野教授の功績を称えると共に、同シンポジウムの意義と動向について紹介した。
創立20周年を祝う/日本下水道施設業協会
 (社)日本下水道施設業協会は11月28日、東京・虎ノ門のホテルオークラにおいて「創立20周年記念式典」を挙行、藤村前会長ら功績者の表彰、危機管理のスペシャリスト佐々淳行元内閣安全保障室長を講師に記念講演会を催した。引き続き田中国土交通大臣政務官はじめ約600名にのぼる関係者が出席して祝賀会を開き、施設協の“成人式”を祝った。
ISO9001取得/デック
 (株)デック(本社・横浜市、川口真二社長)は日本水道協会ISO審査登録センターからISO9001の認証を取得、11月26日には日本水道協会で「ISO9001認証授与式」が行われた。
優れた除去性能を確認/ナガオカ
 取水井用スクリーンを始めとする各種水道用資機材メーカーのナガオカ(永岡忠義社長)が開発した無薬注方式・除鉄装置は、薬品を使わずに鉄分などを除去する、環境の時代にマッチした装置として多用な分野で着実に実績を伸ばしている。
 水道分野でもこのほど兵庫県柏原町の母坪浄水場で実証運転が行なわれ、極めて良好な鉄分除去性能が確認された。
スクリュープレス/ヨーロッパ1号機が稼働/石垣
 省エネ、コンパクトで高い処理性能を誇る石垣(石垣真社長)の圧入式外筒回転型スクリュープレス「ISGK」がオーストリアのSAALFELDEN総合下水処理場に納入され、今年の8月より順調に稼働を続けている。同機は、同社のライセンス供与先のドイツ・ネッチェ社が販売したヨーロッパ地区の第1号機で、現在EU諸国においても汚泥処理に高い関心が集まっているところから、今後ヨーロッパ諸国での販売に期待が寄せられている。
山形市で施工講習会/ポリテック
 水道用ポリエチレンパイプシステム研究会(略称=ポリテック、会長=ト部忠彦クボタ合成管事業部長)は11月19、20日の両日、山形市水道部庁舎で水道配水用ポリエチレン管・継手に関する施工講習会を開催した。
 同施工講習会は、山形市水道部が今年度から日水協規格(JWWA K 144、145)である水道配水用ポリ管を布設することから、ポリテックに依頼し、同部職員と指定工事店技術者を対象に実施したもの。