今週の紙面

分散型水循環システムの実証/国交省・AB―Cross

分散型水循環システムの実証/国交省・AB―Cross

 国土交通省では、水道事業、下水道事業における様々な課題を解決するため、「上下水道一体革新的技術実証事業(AB―Cross)」を実施し、新技術の研究開発、実用化を後押ししている。2024年度補正予算で採択された「住宅向け小規模分散型水循環システムの地域展開実証事業」と2025年度に採択された「中山間部における分散型水循環システムの実証事業」について紹介する。

下水道法改正案が国会審議入り/管マネの確立や広域連携の推進盛り込む/国交省

下水道法改正案が国会審議入り/管マネの確立や広域連携の推進盛り込む/国交省

 下水道法等の一部を改正する法律案が衆議院で審議入りした。法律案は、八潮市で発生した、老朽化した下水道管の破損に起因する道路陥没事故を受けてもの。主に▽安全性確保を最優先する下水道マネジメントの確立▽道路地下空間の安全性確保▽下水道マネジメントを支える基盤の強化―の3つに分けられ、下水道の確実な老朽化状況の把握のため、診断基準の法制化や維持管理状況の公表、下水道管理者と道路管理者の連携強化、下水道の基盤強化を図るための広域連携の推進などが盛り込まれている。

集約と分散のベストミックス検証/"最先端の復興"に向け/WOTA、珠洲市共同研究体

集約と分散のベストミックス検証/

 WOTA、珠洲市共同研究体は4月27、28日、「住宅向け小規模分散型水循環システムの地域展開実証事業」の実証現場を初公開した。住宅向け小規模分散型水循環システムを複数の地域にて実装し、「集約型と分散型のベストミックス」の社会実装モデル構築に向けた設計・検証を行う。

 能登半島地震による断水の未復旧地域を実証フィールドとしている。初公開された現場は、同市宝立地区の山間部に位置し、生活用水を確保する代替的な手段として同社の家庭用水循環システム「WOTA Unit(ウォータ・ユニット)」を導入。昨年12月末から通水を開始した。水循環システムは2地域約10カ所に設置している。

若松ポンプ場整備事業の工事着手/起工式で安全を祈願//北九州市上下水道局

若松ポンプ場整備事業の工事着手/起工式で安全を祈願//北九州市上下水道局

 北九州市上下水道局が進める「若松ポンプ場整備事業」の工事着工にあたり、起工式が9日、ポンプ場建設予定地の旧若松市民会館で開催された。同事業では、老朽化が進行している中川通りポンプ場、藤ノ木ポンプ場、久岐の浜ポンプ場の3つのポンプ場を統廃合し、汚水と雨水の双方を効率的に処理する複合的な機能を備えたポンプ場として整備する。また、既存のポンプ場からの送水ルートを若松ポンプ場に集約するための新たな管渠の整備や、既設管渠の改修・補強も同時に進め、強靭な下水道ネットワークを実現していく。

技術共有スマートグラス構築へ/ふるさと納税による支援募集/曽於市

 鹿児島県曽於市は今年度、技術共有スマートグラスプラットフォーム「Type Soo Mine」の構築に取り組む。ブラウザ方式により場所や端末を選ばず、現場の映像をリアルタイムで共有でき、遠隔地から適切かつ迅速な判断や指示が可能となるもので、現場作業の効率化や災害時の迅速な初動、技術の継承と若手の育成を実現する仕組みの構築を目指す。事業の実施にあたっては、企業版ふるさと納税や個人向けのふるさと納税型クラウドファンディングを活用した支援を募集している。

光ファイバーで大口径管の漏水を検知/「DALI」を横浜市フィールドに/J21

 海外ハイテクベンチャーの製品・サービスを提供するジャパン・トゥエンティワン(J21)はこのほど、横浜市水道局をフィールドとした光ファイバー漏水検知システム「DALI(ダリ)」を用いた大口径管の漏水調査で、現地でのデータ収集と解析に基づく音聴調査により漏水箇所の特定が確認できたと発表した。

【特集】令和8年度全国簡易水道大会

 全国簡易水道協議会は「全国簡易水道大会」を5月28日、鹿児島市で開催する。全国6地区のブロック会議でまとめられた要望を大会で決議し、今後国や関係機関に訴える予定。そこで本紙では簡易水道の現状を紹介することを目的に北村会長の寄稿とともに、開催地の鹿児島県に簡易水道の概要について原稿をご執筆いただいたほか、6地区のブロック会議の様子を掲載することにした。