強靱・持続へ国の財政支援を/国会議員、各省に水道の窮状訴え/運営会議/日水協

 日本水道協会は11月26日、今年度第3回の運営会議を開催した。10月に広島市で開催した全国会議第107回総会で決議した会員提出問題と、来年度の水道関係予算確保を旨とする要望書を取りまとめ、会議後には関係各省、国会議員に陳情した。なお、会議では、来年長崎市での全国会議の開催日程・開催場所について、10月21日から3日間、出島メッセ長崎(オープニングセレモニー、開会式、表彰式、第109回総会、水道研究発表会の一部、シンポジウム)とヒルトン長崎(水道研究発表会)での開催とすることが了承された。

リダンダンシー確保へ新事業/上下水道管路更新の支援拡充/補正予算案/国交省

 2025年度補正予算案が11月28日、閣議決定された。国土交通省の補正予算案のうち、上下水道関係は▽上下水道(上下水道一体効率化・基盤強化推進事業費補助)6億5600万円▽水道(水道施設整備費補助)19億6000万円▽下水道(下水道事業費補助、下水道防災事業費補助)190億5300万円―の216億6900万円と、防災・安全交付金等4074億9100万円の内数を計上している。国交省全体の公共関係事業費が補正予算としては初めて2兆円を超え、防災・減災、国土強靱化対策などを強力に推し進めることとなる。上下水道審議官グループでも「各施策を推進していくための予算を確保できた」としている。

「リダンダンシー確保を」/財務省へ申し入れ/水道議連、下水道議連

「リダンダンシー確保を」/財務省へ申し入れ/水道議連、下水道議連

 自民党水道事業促進議員連盟、下水道事業促進議員連盟は11月28日、両議連が合同でとりまとめた「水道事業・下水道事業の強力な推進に関する決議」を、財務省の宇波弘貴・主計局長、中山光輝・主計局次長に申し入れた。両議連の会長を務める田村憲久・衆議院議員をはじめ、井林辰憲・衆議院議員、川崎ひでと・衆議院議員、冨樫博之・衆議院議員、長坂康正・衆議院議員、深澤陽一・衆議院議員が訪れた。

12年間のビジョン案を策定/4年間の中期計画素案も/川崎市上下水道局

 川崎市上下水道局は、「川崎市上下水道ビジョン(2026~2037)(案)」と「川崎市上下水道事業中期計画(2026~2029)(素案)」を策定した。事業の方向性を示すビジョンと、その実現に向けた実施計画である中期計画の現行計画が計画期間の満了を迎えることから、取り巻く環境の急速な変化を踏まえ、新たなビジョン・中期計画の今年度中の策定に向けて案と素案を取りまとめた。