バックナンバー
2026年(令和8年)05月21日(第5918号)
- 流域総合水管理の方向性議論/第10回上下水道政策あり方検討会/国交省
- 次期中計策定へアンケート/6/12まで受け付け/JS
- 個別流域での影響評価手法を検討/水資源の気候変動への適応策で/国交省
- 能動的運転管理の柔軟な実施へ/放流水の水質等について通知/国交省
- 未来に輝く共同浄水場が供用/大林組JVがDB施工/急速ろ過で5万3000m3/日処理/鳴門市・北島町
- 水道水のおいしさPRへ/パロマ瑞穂スタジアムに「金鯱水」/名古屋市上下水道局
- ICTや災害復旧など紹介/水道技術担当者研修会開く/道内水道事業パワーアップ推進会議
- 王子第二ポンプ所建設工事が完了/先行待機ポンプ、非常用発電採用/東京都下水道局
- トップ横顔 就任インタビュー/広島市下水道局長 小笹山 秀夫氏
- 水の官民連携導入へ検討部会設置/新中期経営計画を6月公表へ/横浜市下水道河川局
- 下水サーベイランスの社会実装へ/石井国交省審議官に提案/下水サーベイランスの2団体
- 宇宙水道局をフランスに初導入/アクアルテールとパートナーシップ/天地人
- 下廃水再利用向け高除去UF膜を発売/業界最小クラスの公称孔径/東レ
本号の特集
- 【別冊】注目される製品と技術
- 【グラビア】日本下水道事業団人事
流域総合水管理の方向性議論/第10回上下水道政策あり方検討会/国交省
国土交通省上下水道審議官グループは15日、上下水道政策の基本的なあり方検討会(委員長=滝沢智・東京都立大学都市環境学部都市基盤環境学科特任教授)の第10回を開催し、流域総合水管理における上下水道の今後の方向性、水ビジネス海外展開・国際協力の今後の方向性について意見交換した。また、今国会に提出された下水道法等の一部を改正する法律案についての情報共有もなされた。
次期中計策定へアンケート/6/12まで受け付け/JS
日本下水道事業団(JS)は2027~31年度を計画期間とする次期中期経営計画の策定にあたり、下水道事業者の現状やJSに対する要望・意見を得ようとアンケートを実施する。下水道事業の支援を担う地方共同法人として果たすべき責務、JSの「経営方針」、事業推進・組織運営に関する実施計画のあり方などを考えるにあたり参考にしたいとしており、事務局では「ぜひ忌憚のない意見をお寄せいただければ」と呼びかけている。
回答期限は6月12日まで。質問などは経営企画部経営企画課(メール7thmtplan@jswa.go.jp)に。
個別流域での影響評価手法を検討/水資源の気候変動への適応策で/国交省
国土交通省水資源部は15日、「水資源分野における気候変動への適応策のあり方検討会」(座長=沖大幹・東京大学大学院工学系研究科教授)の第2回会合を開いた。同検討会は、気候変動による将来の渇水規模・頻度を科学的に把握し、適応の方向についての検討、「ゼロ水」(危機的な渇水)への対応策についての検討を実施するにあたり、有識者から最新の知見や意見をもらうために設置したもので、個別流域(ミクロ)での評価の検討方法についてガイドライン(案)を取りまとめる。第2回では、個別流域での影響評価方法について意見を求めた。
能動的運転管理の柔軟な実施へ/放流水の水質等について通知/国交省
国土交通省大臣官房参事官は14日、栄養塩類の能動的運転管理を実施する際に終末処理場からの放流水が適合すべき水質等についての通知を発出した。あわせて、栄養塩類の能動的運転管理を実施する際に放流水が適合すべき水質等に関する留意事項についても同日付けで事務連絡を行った。
未来に輝く共同浄水場が供用/大林組JVがDB施工/急速ろ過で5万3000m3/日処理/鳴門市・北島町
徳島県鳴門市と同県北島町の共同浄水場が供用開始した。鳴門市浄水場と北島町浄水場は旧吉野川の対岸に位置し、同じ旧吉野川表流水を水源としている。ただ、両浄水場とも老朽化が進み、耐震性能に課題があることから、将来にわたり安全で安心な水を安定的に供給するため、2021年3月から共同浄水場を鳴門市浄水場の用地内で、大林組を代表企業とする共同企業体がDB方式で施工。施設能力は5万3000立方m/日、浄水処理は凝集沈澱+急速ろ過で、汚泥処理は天日乾燥で行う。今年3月末までに東エリアの浄水処理棟・管理棟・濃縮槽と、西エリアの着水井設備棟・天日乾燥床の一部が完成し、西エリアの残りの天日乾燥床・ろ液集水槽は、来年3月末の完成を予定している。
水道水のおいしさPRへ/パロマ瑞穂スタジアムに「金鯱水」/名古屋市上下水道局
名古屋市上下水道局は、リニューアルを進めてきたパロマ瑞穂スタジアム(名古屋市瑞穂公園陸上競技場)に水道直結の冷水機「常設型金鯱水」を設置した。同スタジアムをホームグラウンドとしているJリーグの名古屋グランパスと連携し、マスコットキャラクター「グランパスくん」をデザインに取り入れることで、より訴求力の高いデザインとした。名称は「グランパスくん金鯱水」。スポーツ観戦者やランナーをターゲットに水道水のおいしさをPRする機会の創出を図る。
ICTや災害復旧など紹介/水道技術担当者研修会開く/道内水道事業パワーアップ推進会議
北海道と道内水道事業者などが主体となり、道内の水道事業者などが抱えている課題の解決に向けた方策を検討、推進することを目的に設置している「道内水道事業パワーアップ推進会議」は11日、札幌市内で北海道水道技術担当者研修会を開いた。オンライン併用で開催した研修会では、日本ダクタイル鉄管協会による講演や道内事業者からの事例報告などを実施し、約180人が参加した。
王子第二ポンプ所建設工事が完了/先行待機ポンプ、非常用発電採用/東京都下水道局
東京都下水道局が、浸水リスクの高い地区における対策強化の一環で、2011年から進めてきた「王子第二ポンプ所」の主な建設工事が3月末で完了し、稼働体制が整った。4月には、大雨からまちを守る下水道やポンプ施設の役割への理解を深めるため、地域の住民や児童、報道関係者などを対象に施設見学会が開かれた。
東京都では、近年の浸水被害状況などを踏まえ、危険性が高い地域を「対策重点地区」とし、1時間50mm降雨への対応を基本に施設整備を進めている。
トップ横顔 就任インタビュー/広島市下水道局長 小笹山 秀夫氏
今年4月1日付で広島市下水道局長に就任した小笹山秀夫氏は、市役所入庁以来、日本下水道事業団への出向も含め、一貫して下水道行政を歩んできた土木技術者だ。局内では、計画・設計・施工管理、さらには広報など下水道に関して、「広く、そして実務に裏打ちされた深い」経験を重ねてきた。本紙インタビューでは、局長就任の心境や抱負と併せ、これまでのお仕事についても振り返っていただいた。
水の官民連携導入へ検討部会設置/新中期経営計画を6月公表へ/横浜市下水道河川局
横浜市下水道河川局は4月21日、市庁舎で「横浜市下水道事業経営研究会(第10期)」(座長=滝沢智・東京都立大学特任教授)の第5回会合を開いた。公民連携のさらなる推進や、横浜市下水道事業中期経営計画2026(原案)について審議した。
冒頭、遠藤賢也・局長は「今回、議論いただく公民連携のさらなる推進については、水の官民連携の考え方をしっかり取り入れながら、効率性のある事業運営につなげていきたい」と述べた。
下水サーベイランスの社会実装へ/石井国交省審議官に提案/下水サーベイランスの2団体
全国下水サーベイランス推進協議会(会長=片山浩之・東京大学教授)と日本下水サーベイランス協会(会長=村上雅亮・NJS社長)は4月28日、石井宏幸・国土交通省上下水道審議官に対し、令和8年度補正予算および令和9年度概算要求に向け、下水サーベイランスの社会実装推進に関する共同提案を行った。
宇宙水道局をフランスに初導入/アクアルテールとパートナーシップ/天地人
天地人は、フランスのアクアルテール社とパートナーシップを締結した。ソフトウェアライセンス契約を結び、衛星データとAIを活用した漏水評価・管理プラットフォーム「KnoWaterleak(宇宙水道局)」が、アクアルテール社が手掛けるシャルトル都市圏の長期水道運営プロジェクトに導入される。これにより、漏水リスクの検知と水道インフラ管理の最適化を進めていく。あわせて販売代理店契約も交わし、アクアルテール社は宇宙水道局のフランスにおける初の公認販売代理店となる。
下廃水再利用向け高除去UF膜を発売/業界最小クラスの公称孔径/東レ
東レは、優れた低ファウリング性能を有するRO膜プロセスの負荷低減と長期安定運転に寄与する限外ろ過(UF)膜の製品化を完了し、5月から本格販売を開始した。同製品は、2025年2月に同社が発表した高除去UF膜技術をベースに、下廃水再利用プロセス用途の事業化に向けて、量産化技術の確立および製品信頼性評価を完了させたものとなる。