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2012年(平成24年) 7月 12日(第4755号)
地域格差解消へ総力/この10年が勝負 整備促進を/全国町村下水道推進大会
積水、三菱樹脂の管材事業譲受/事業基盤強化で海外展開加速
高度浄水テーマに活発議論/PUBと合同シンポ/水道技術研究センター
緊急連絡管整備に復興交付金を/関係省庁、民主党へ/茨城、千葉の5市町が要望
国際展開ついに具体化へ/マレーシアで漏水率低減事業/シンガポール展示会でトップ会談/東京都水道局
関係府省に要望活動/大都市水道事業管理者会議
計画的改築・修繕の取組を紹介/横浜市環境創造局が下水道機構技術サロンで
「事業史」編纂が着々/名古屋市上下水道100年
低落差でも安定した発電/小水力発電の適用可能性拡大/北九州市・日明浄化センターで採用/石垣のサイホン式立軸水車
26社・団体出展のジャパン・パビリオン/SIWW
排水部材から排水システムへ/下水道展'12神戸で提案/前澤化成工業
地域格差解消へ総力/この10年が勝負 整備促進を/全国町村下水道推進大会
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記念すべき第30回全国町村下水道推進大会・研究会議が5日、新潟県聖籠町の開催担当により新発田市で町村長36人を含む124名が参加して開催された。大会では49%にとどまっている町村下水道の整備を強力に推進するため予算確保を求める提言を決議。また、研究会議では現在、下水道事業にとって最もホットな課題である経営健全化についてパネルディスカッションが行われた。
積水、三菱樹脂の管材事業譲受/事業基盤強化で海外展開加速
積水化学工業と三菱樹脂は10日、三菱樹脂の塩ビ管を中心とする管材事業を積水化学に譲渡すると発表した。今年度中に完了させる方針。積水化学は事業買収で事業基盤の強化や技術開発、付加価値の向上を図り、平成27年度には国内外で環境・ライフラインカンパニーの売上高3500億円(平成24年3月期売上高2000億円)をめざす。
高度浄水テーマに活発議論/PUBと合同シンポ/水道技術研究センター
水道技術研究センターとシンガポール公益事業庁(PUB)は5日、PUBの研究開発センターであるウォーターハブの講堂で、「水道技術シンポジウム」を開いた。昨年9月に続く2回目の開催で、今回のテーマは「原水悪化への対応と高度浄水処理」。原水中の微量汚染物質や富栄養化に対応する水処理技術、カビ臭の測定方法、カビ臭対策など、原水の高度処理に関する技術や処理施設の運用ノウハウなどについて、日本、シンガポール双方の識者が研究の成果をぶつけ合った。
緊急連絡管整備に復興交付金を/関係省庁、民主党へ/茨城、千葉の5市町が要望
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茨城県潮来市、神栖市、稲敷市と千葉県香取市、神崎町の5市町は6月22日、復興庁、財務省、厚生労働省、民主党へ要望活動を行った。東日本大震災で利根川・常陸利根川流域で液状化が広範囲に発生し、水道施設が大きな被害を受けたことを踏まえ、緊急時に相互に水を融通するための緊急連絡管整備に復興交付金を活用できるよう求めたもの。要望活動に参加した宇井成一・香取市長は各省、民主党から前向きな回答が得られたとの談話を発表している。
国際展開ついに具体化へ/マレーシアで漏水率低減事業/シンガポール展示会でトップ会談/東京都水道局
シンガポール国際水週間ウォーターエキスポの東京水道ブース(東京都水道局、東京水道サービス、東京水道インターナショナル、PUCが共同出展)を、3日、マレーシア・エネルギー・環境・水省水道局長のハスヌール・ビン・モハマド・サリー氏が表敬訪問。6月末に東京水道サービスと住友商事が共同でプレゼンテーションした漏水率低減プロジェクトへの評価を増子敦・東京都水道局長に伝えた。同国内で試験的なプロジェクトを進める用意があるという。東京水道の国際展開が具体的な一歩を踏み出そうとしている。
関係府省に要望活動/大都市水道事業管理者会議
大都市水道事業管理者会議は6日、臨時会を開き、関係府省に対し平成25年度国家予算に対する要望活動を実施した。メンバーである19都市の代表が財政措置の拡充や電力使用制限の除外、地下水利用に対する法整備などを訴えた。要望には、増子敦・東京都水道局長や北野靖尋・札幌市水道事業管理者、元井悦朗・新潟市水道事業管理者、鈴木勲・浜松市水道事業及び下水道事業管理者、横山公一・神戸市水道事業管理者、酒井五津男・岡山市水道事業管理者、宮原國臣・熊本市上下水道事業管理者らが参加した。
計画的改築・修繕の取組を紹介/横浜市環境創造局が下水道機構技術サロンで
横浜市環境創造局における下水処理施設等の計画的な修繕・改築への取り組みが、さきごろ行われた下水道新技術推進機構の第305回技術サロンで紹介された。当日は、同局の折居良一郎・下水道施設整備課長と小原明・下水道設備課長が講師として招かれ、それぞれの立場から講演した。
「事業史」編纂が着々/名古屋市上下水道100年
上下水道100年の歴史を紡いでいく―。今年が下水道供用開始100周年、再来年の平成26年が水道給水開始100周年にあたる名古屋市では、様々な記念事業を進めている。「事業史」の編纂もその一つ。上下水道局総務部調査課の担当で、局幹部OBの非常勤職員らが日夜、過去の事業史や資料と向き合い、着々と作業を進めている。
低落差でも安定した発電/小水力発電の適用可能性拡大/北九州市・日明浄化センターで採用/石垣のサイホン式立軸水車
石垣のサイホン式立軸水車を使った小水力発電設備が、今年度初めより北九州市の日明浄化センターで稼働している。放流渠部分の1m程度の落差を利用して発電するシステムで、これまでそれほど活用されてこなかった低落差の位置エネルギーを有効に使う方策として注目を集めている。現地を取材した。
26社・団体出展のジャパン・パビリオン/SIWW
シンガポール国際水週間(SIWW)の主要イベントとして同国マリーナ・ベイ・サンズで2日から4日まで開催された展示会「ウォーターエキスポ」では、ジェトロが設置し、日本の26社・団体が出展した「ジャパン・パビリオン」が大きな注目を集めた。
排水部材から排水システムへ/下水道展'12神戸で提案/前澤化成工業
前澤化成工業は、24日からの下水道展’12神戸に、長期優良住宅をサポートする排下水・雨水製品を出展する。台所・洗面所・トイレなどの宅内にある排水器具から下水道本管までの間で同社の各種製品を配置し、トータルとしての配管システムを構築するもの。同社の目指す快適な水環境の一環としてすでに実用化されている製品を紹介する。