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第4257号    8月 21日発行




浸水・地震対策を強力推進/国交省補助事業
 国土交通省が今年度創設した「下水道総合浸水対策緊急事業」と「下水道地震対策緊急整備事業」で、補助先に福井市と神戸市がそれぞれ認定された。この2つの制度は、浸水と大規模地震での被害の軽減、最小化を図るための緊急的な整備を対象とした補助制度。国交省では制度の活用を各地方自治体に呼び掛けており、今後認定される自治体が増えることが予想される。10日には認定第1号となった2市の代表者が下水道部を訪れ、認定伝達式が行われた。
日本、賛成決める/ISO/TC224
 日本は07年に発行される予定の上下水道サービスのISO規格案に賛成することを決めた。この問題について審議してきた上水道対策パネルと下水道国内対策協議会は近く、経済産業省の日本工業標準調査会(JISC)に賛成の意向を伝えることにしており、8月中にはJISCがフランスに事務局があるISO/TC224専門委員会に投票する見通しだ。この投票で規格案が可決されると、最終的な国際規格案に対する投票がもう一度行われ、要件を満たせば国際規格として発行されることになる。
 ISO/TC224は、水道及び下水のサービスに関する規格で、01年から世界各国が参加して審議されてきた。日本は規格に意見が反映されるよう会議に積極的に参加してきた。
名水サミットを開催/9月8日、奈良県天川村
 「名水サミット・てんかわ」が平成18年9月8日(金)13時30分から、奈良県天川村の洞川(どろがわ)エコミュージアムセンターで開催される。このサミットは、名水を通じて水環境の保全の推進と水質保全意識の高揚を図ることが目的で、水への感謝をテーマに講演やパネルディスカッションが行われる。同時に89名水、95自治体が加盟している全国水環境保全市町村連絡協議会全国大会を開催。入場は当日会場で受付、無料。問い合わせは天川村産業建設課まで。
より分かりやすいHPに/日本水道協会
 日本水道協会はホームページをリニューアルした。これまで原則月1回だった情報更新を随時更新するとともに、情報の重要度がすぐに分かるよう、トップページは最新情報を中心に構成した。
80者が出展、133小間に/水道技術国際シンポ
 11月22日(水)~24日(金)に横浜市のパシフィコ横浜で開催される「第7回水道技術国際シンポジウム」(後援=IWA、厚労省、日水協、簡水協)の内容が概ね決まった。7日行われた実行員会で事業計画が審議され、了承された。
 展示会には80の企業・団体が出展、133小間が設置されることになった。展示会への入場は無料で、例年多くの一般市民が来場する。今年は会場周辺のみなとみらい地区に音楽隊の演奏や横断幕などを用意する予定。水道の“はまぴょん”を始め、だいちゃん(下水道)、へら星人(ゴミ)といった横浜市役所のキャラクターの着ぐるみが出動し、盛り上げる。
 なお、事務局ではシンポ参加の事前登録を10月20日(金)まで受け付けている。詳細は公式ホームページ(http://www.congre.co.jp/iwst2006/)で。
ノロウイルス調査に着手/東京都水道局
 東京都水道局は、原水や浄水などにおけるノロウイルスの実態調査に着手する。すでに同局水質センター内には調査用機器が配備されており、分析を担当する職員の育成も進んでいる。今月中に第1回実態調査を開始する方針だ。ノロウイルスについては、水道水中から検出されたという報告例がある一方で、具体的な評価基準が定まっていないのが現状。そのような中、同局では、日本を代表する水道事業体として、利用者の不安を解消することが第一と判断し、他事業体に先駆けて積極的に調査に取り組むことにした。
大停電でも断水なし/東京都水道局
 8月14日朝に首都圏を襲った大規模停電は鉄道をはじめとする都市基盤施設にも大きな影響を及ぼしたが、水道事業に関しては、2系統受電や自家発電設備の配備等の取り組みが奏功して断水は発生しなかった。
 東京都水道局の施設では、▽和田堀給水所▽八雲給水所▽有明給水所▽葛西給水所▽西瑞江給水所▽江東給水所▽砧下浄水所―の7施設で停電。これらの施設の停電時間は最短で1分、最大でも59分と比較的短時間で復旧しているが、この間、受電を予備線に切替えたり、自家発電設備を活用することでポンプ運転を維持。また、送配水系統の多重化や給水所等のバックアップ体制が整備されていたこともあり、同局の送配水システムが停止することは一切なく、同局施設に起因する断水は皆無だった。
 なお、一部地域においては40件程度の濁水が発生。また、マンション等のポンプが停止して断水等が発生したケースも見られ、同局に寄せられた対応件数は、断水143件、濁水51件。
砂・スレッド・膜を比較/防府市水道局
 防府市水道局は平成17年6月から逆洗付細砂ろ過、スレッドフィルター、3種類の膜(セラミック膜・MF膜・UF膜)のテストプラントを設置し、ろ過性能などを確認している。いずれの水質検査結果などは良好で、膜ろ過は1種類を約3カ月間実験しており、今月中に終了する予定となっている。
世界展開する水道/ISO/TC224国際規格案をめぐって
 2001年から審議が進められてきた上下水道サービスのISO規格が07年の発行に向けて大詰めの段階を迎えている。そこで本紙では、水道サイドで中心的役割を果たしている石井健睿・日本水道協会水道技術総合研究所長に、これまでの経緯と4月下旬に各国に示された国際規格案の内容について、4回のシリーズで解説していただくことにした。
各地で“打ち水大作戦”/再生水を2.5トン活用/千葉市下水道局
 千葉市では10日に「打ち水大作戦」を実施。市の中心街に位置する中央公園を会場に、市民や地元商店街関係者ら約600人が参加した。下水道局では、南部浄化センターで高度処理された再生水2.5トンを用意。太鼓隊の演奏に合わせ一斉に打ち水が開始されると、爽快なシーンがあちこちで繰り広げられた。
浴衣姿が涼しさを演出(千葉市)
地表温度の低下を確認/さいたま市下水道部
 打ち水でヒートアイランド現象の軽減を  。さいたま市下水道部は3日、さいたま新都心駅西口歩行者デッキで『打ち水大作戦』を開催した。多くの市民に参加してもらうために、昼休み時の12時半と2時からの2回打ち水を実施した。
 打ち水には、上落合雨水調整池(4万トン)に貯留した雨水を砂ろ過、塩素消毒した再生水を使用。限りある水資源を有効活用している。

子供達から歓声が(さいたま市)
滝沢ダムの試験湛水を再開/水資源機構
 水資源機構は18日、貯水池周辺の地すべりにより中止していた埼玉県秩父市にある滝沢ダムの試験湛水を再開した。
 同機構は、昨年11月に滝沢ダムの試験湛水中に地すべりが発生したことから、押え盛土による対策工を実施。このほど、対策工が完成し、安全性を確認した。
市民向けにパンフ作成/札幌市建設局
 札幌市建設局は、下水道事業を市民向けにわかりやすく紹介したパンフレット「がんばる・ふんばる さっぽろの下水道」を発行した。下水道の役割や費用負担の基本ルール、財政状況、これからの事業内容などが盛り込まれている。
FS管破裂で道路陥没/神戸市水道局
 神戸市では16日午後3時45分、老朽化によって工業用水道の普通鋳鉄管が破裂し、道路陥没、床上・床下浸水などの被害が発生した。
 破裂した管は、兵庫県西宮市神原の市道下にある普通鋳鉄管(直径36インチ)。昭和5年に埋設し、上ケ原浄水場から六甲アイランドなど神戸市臨海部の66企業に給水していた。
19年度予算で要望活動/水団連
 日本水道工業団体連合会は9日、厚生労働省、総務省、国土交通省、財務省、経済産業省の各省に対し、上・工・下水道予算に関する要望活動を行った。関係各省は現在、平成19年度概算要求に向け作業を進めている。同連合会では、この時期に老朽化した施設の再構築や設備拡充の必要性を訴えるとともに、地震・災害に強い施設整備への支援やPFI事業による施設の新設・改築に対する補助制度の拡充を求めた。厳しい財政状況の下で何を優先させるのか。要望を受けた主務省の今後の動きにも注目が集まる。
条件緩和など18年度も継続/日本下水道事業団
 日本下水道事業団(JS)は13日、平成10年度に創設した「優遇策の対象となる優良施工業者の選定」を平成18年度も継続すると発表した。この措置は入札参加条件などに関して弾力的に運用する優遇策が受けられる「優良施工業者」を選定することで施工業者が工事の品質向上に対する意識を高めることを目的としている。
ビジョン進捗状況を発表/積水化学工業
 積水化学工業(大久保尚武社長)はこのほど、東京都港区のホテルオークラ東京で、積水化学グループの中期経営ビジョン2006―2008「GS21―Go!Frontier」の全体像と各事業の進捗状況を発表した。
 同グループは「住宅」「高機能プラスチック」「環境・ライフライン」の3つのカンパニーを中心に事業を展開しているが、中でも環境・ライフラインカンパニーについては、主力の塩化ビニル管事業は堅調、プラント資材が好調で増収増益を確保している。また下水道をはじめとする管渠の更生事業が国内・国外ともに好調を維持している。
新型脱水機を発売開始/アルファ・ラバル
 遠心分離機世界最大手アルファ・ラバルABの完全子会社であるアルファ・ラバル(本社=東京都港区、アンダース・ペンテリウス社長)はこのほど、新型脱水機「ALDEC G2」の日本発売を開始した。高効率・低音・コンパクトといった特徴を前面に打ち出し、2010年度までに脱水機の国内シェア10%を目指す方針だ。
高機能ダクで説明会/ダク協関西支部
 日本ダクタイル鉄管協会関西支部は7月4日の姫路会場を皮切りに関西地方6ヵ所で『管路更新とダクタイル鉄管に関する技術説明会』を開催した。今回の説明会は、『管路更新』『高機能ダクタイル鉄管』をテーマに実施。姫路市から始まり、田辺市、福知山市、大阪市、大津市、そして8月8日の橿原市まで6会場を1ヵ月にわたって開催した。
東洋計器を訪問/日本計量史学会
 日本計量史学会はこのほど「計量史をさぐる会2006」を開催し、東洋計器の社内に開設されている「山下喜吉はかり展示室」を訪問した。展示室では、国内外の秤や枡、天秤、古文書など約1千点を見学。安土桃山から江戸時代の古枡約80点について、時代特定なども行った。
HPをリニューアル/石崎製作所
 逆止弁(スモレンスキチャッキバルブ)の専業メーカーである石崎製作所(本社・東京都大田区)はホームページを初めてリニューアルし、好評を博している。