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2016年(平成28年)04月25日(第5072号)
- 上下水道 復旧へ全力/熊本市全域で通水完了/下水管渠の調査が進む/熊本地震
- 益城町で液状化被害か
- 1989㎞対象の概略点検ほぼ終了
- 全国から支援隊が出動
- 業務の大部分を委託へ/官民出資会社を設立/群馬東部水道企業団
- 山元町のビジョン策定等支援/設備管理システム導入・運用も/東日本大震災から多角的な支援/横浜ウォーター
- 経営基盤の強化へ/水道加入金減免制度など創設/福島市水道局
- 来月3日にPE管で仮復旧/本復旧は来年10月以降に/福山市・海底送水管漏水事故
- 公共下水道事業を法適化/座間市
- 上下水道局長に丹羽吉彦氏/名古屋市
- 幹事会・幹部研修会を開催/田中・京大教授が講演/大阪府下水道協会
- 熊本地震の被災地へ団体・企業が支援
- 加圧給水車で熊本市を支援/宮﨑社長を先頭に/第一環境
- 下水熱利用システムに高い注目/B―DASH予備調査にも採択/積水化学工業
- 菊池市で応急給水支援/病院などで漏水調査も/ヴェオリア・ジェネッツ
- 電気設備の健全度診断技術の研究/共同研究者の募集締切迫る/下水道機構
- 下水道51施設を自主点検/MPの陥没・隆起など確認/小松電機産業
- 被災地に仮設配管を出荷/生活用水確保や漏水調査に/明和工業
- 小集落の水道問題へ提案/小冊子を無料で配布/日本原料
- 応急給水支援要員を派遣/メタウォーター
- 仮設ろ過設備対応/理水化学
- ステンレスタンク11基/森松工業
本号の特集
上下水道 復旧へ全力/熊本市全域で通水完了/下水管渠の調査が進む/熊本地震
益城町で液状化被害か
被災した幹線の多くは周囲を水田に囲まれ、軟弱地盤で地下水位が非常に高い場所に位置していた。これは埋戻し土の液状化被害が発生しやすい条件だという。条件がそろったことが原因で発生したと推察されるももの、被災要因については液状化の痕跡が少なく、施工時の埋設条件や周辺地盤データなどが現時点で不明なため、今後の調査が必要としている。
1989㎞対象の概略点検ほぼ終了
概略点検の対象となったのは、熊本県の1流域(八代北部流域下水道)と10市町(熊本市、益城町、嘉島町、阿蘇市、宇土市、宇城市、長洲町、大津町、菊陽町、御船町)の合計1989㎞の下水管渠。概略点検はほぼ終了し、詳細調査へと切り替えている。
全国から支援隊が出動
熊本地震の被災地には応急給水や漏水調査などで応援部隊が各地から駆けつけ活動している。日本水道協会による給水車の出動は24日17時現在、すでに終了したものも含め、九州、中国四国、関西、中部の各地方支部の合計で95台にのぼった。また、漏水調査などを実施する応急復旧隊も出動し、応急復旧活動が本格化しつつある。
一次調査が完了へ/下水道
下水道関係では、大西一史・熊本市長が18日付で21大都市ルールに基づく復旧支援要請を行った。情報連絡統括都市の大阪市建設局はこれを受け、熊本市を除く全政令市職員の派遣先を調整した。1日最大124人体制で、管きょ延長約1730㎞区間におけるマンホール内滞水状況を確認するなどの一次調査を実施。25日までの完了を目指して作業を進めている。
業務の大部分を委託へ/官民出資会社を設立/群馬東部水道企業団
山元町のビジョン策定等支援/設備管理システム導入・運用も/東日本大震災から多角的な支援/横浜ウォーター
事業期間は平成29年3月31日までで、持続可能な上下水道事業経営に向け上下水道ビジョン、上下水道事業経営計画、上下水道管路施設更新計画の策定業務を支援するとともに、アセットマネジメントの推進へ設備管理システムの導入・運用を支援する。
経営基盤の強化へ/水道加入金減免制度など創設/福島市水道局
来月3日にPE管で仮復旧/本復旧は来年10月以降に/福山市・海底送水管漏水事故
公共下水道事業を法適化/座間市
上下水道局長に丹羽吉彦氏/名古屋市
幹事会・幹部研修会を開催/田中・京大教授が講演/大阪府下水道協会
研修会では田中宏明・京都大学大学院工学研究科付属流域圏総合環境質研究センター教授が『水環境改善に貢献してきた下水道が、今後の持続可能な都市水循環系構築に果たすべき課題』と題し、閉鎖性水域の水質への課題をはじめ、世界での持続可能な開発目標として下水処理と、さらに有効なツールとして水の再利用が注目されているなどと話題を提供した。
熊本地震の被災地へ団体・企業が支援
加圧給水車で熊本市を支援/宮﨑社長を先頭に/第一環境
下水熱利用システムに高い注目/B―DASH予備調査にも採択/積水化学工業
また、興和と新潟市、同社の3者が共同提案した「下水熱を利用した道路融雪技術の調査研究事業」が国土交通省の平成28年度B―DASH予備調査事業に採択された。
菊池市で応急給水支援/病院などで漏水調査も/ヴェオリア・ジェネッツ
また、要請により菊池市の山間部や、熊本市にある自衛隊熊本病院で漏水調査支援を行っている。
電気設備の健全度診断技術の研究/共同研究者の募集締切迫る/下水道機構
共同研究に関する問い合わせは同機構研究第二部(電話03―5228―6598、FAX03―5228―6512)まで。
下水道51施設を自主点検/MPの陥没・隆起など確認/小松電機産業
被災地に仮設配管を出荷/生活用水確保や漏水調査に/明和工業
同社担当者によると、漏水など水道管路の被害状況を調査するためや避難所に給水するために活用されているという。
小集落の水道問題へ提案/小冊子を無料で配布/日本原料
応急給水支援要員を派遣/メタウォーター
仮設ろ過設備対応/理水化学
同社は貸し出し可能な仮設ろ過設備の在庫を一定数量保有しており、処理水量など詳細な相談は福岡支店および本社で対応しているという。
ステンレスタンク11基/森松工業
【特集】シリーズ 「課題を追う」
下水は安定的かつ豊富に存在し、都市内を流れている。冬は暖かく、夏は冷たいという外気温との温度差エネルギーを活用し、下水熱のヒートポンプによる冷暖房・給湯や温水への利用、直接利用による融雪なども可能で、全国的には約80万世帯の熱利用量に相当する可能性を秘めると言われている。都市再生特別措置法や下水道法の改正で、民間事業者の未処理下水熱利用、下水道暗渠からの熱利用に関する規制緩和も実施され、下水道事業体における普及促進も期待されている。今回の「課題を追う」は、国や有識者のインタビューとともに、下水熱利用を進める事業体の取り組みを紹介した。
【特集】シリーズ・企業トップと語らう「都市と水」
兼工業はボールタップのトップメーカーであるばかりでなく、多様な弁類を長年提供し続けることで上下水分野でも貢献してきた。「鋳物」へのこだわりをベースに旺盛な開発意欲を示し続けている。元・名古屋市副市長の山田雅雄・中部大学客員教授をキーパーソンに上下水道関係企業トップと語らっていただく本紙企業シリーズ「都市と水」の第4弾は、山田教授と同社の落合社長とで同社の「持続と発展」に向けた方向性について語り合っていただいた。
【特集】和歌山市の下水道事業
和歌山市は昭和17年度から、公共下水道事業に着手した。ただ、下水道人口普及率などが全国平均値に比べて低いこともあり、これらの向上とともに、地震や浸水などの各対策を着実に推進している。本紙では巽和祥・前同市建設局下水道部長のインタビュー、各対策の概要などで同市下水道の取り組みを紹介した。
【特集】水道界を代表する「知性」からの提言
水道事業の今後に向けた喫緊の課題が「強靭性向上」であり、そのためには水道資産の7割を占めると言われる管路の耐震化とそのために更新が不可欠であることに論を待たない。本紙では、この課題認識を踏まえて積極的に持論を展開している首都大学東京の小泉特任教授と東京大学の滝沢教授による学識者同士の対談を実施。水道事業における管路耐震化の遅れを憂える水道界の「知性」の思いは傾聴に値するだろう。なお、対談実施に際しては、両氏の希望も踏まえて、水道管路のトップメーカーであるクボタの鉄管研究部の視察を実施し、メーカーの研究活動の最新情報も踏まえて語らっていただいた。