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強靱で持続可能な上下水道構築へ/管路の更新とリダンダンシー確保/基盤強化へ経営広域化を重点支援/2026年度上下水道関係予算 概算要求/国交省
国土交通省上下水道審議官グループは26日、2026年度上下水道関係予算概算要求を明らかにした。埼玉県八潮市で発生した下水道等に起因する道路陥没事故や人口減少の進行等を踏まえ、「強靱で持続可能な上下水道システムの構築」に向けて、上下水道一体で推進するため「下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた上下水道の老朽化対策」「持続可能な上下水道の実現に向けた基盤強化」の2本柱で新規事項を要求している。
カンボジア・タクマウ浄水場が竣工/「都市インフラシステム輸出」が結実/KWSら共同企業体が建設・運営/北九州市
北九州市が政策連携団体である北九州ウォーターサービス(KWS)を通じ、カンボジア王国で企画段階から事業に携わってきたタクマウ浄水場が竣工した。14日に現地で竣工式を開き、副首相をはじめとする王国政府関係者や北九州市上下水道局の関係者らが完成を祝した。浄水場の建設工事に加えて竣工後の水道事業運営も担うもので、同市が外務省へ要望を続けてきた「都市インフラシステムの輸出」が実を結んだ。自治体出資の政策連携団体による海外水道事業への参画は全国初となる。
13・6%改定案を9月議会に/経営委員会で使用料改定を了承/千葉市建設局

千葉市建設局は6日、今年度第2回千葉市下水道事業等経営委員会(委員長=森田弘昭・日本大学生産工学部教授)を開催した。下水道使用料改定について事務局の報告をもとに審議し、了承を得た。同局ではこれを踏まえ2026年4月から改定率13・6%とする条例議案を9月議会に上程する。また、今回は下水道管路の全国特別重点調査の実施状況についても報告した。
委員会の冒頭、山田裕之・建設局次長は「膨大なインフラを適切に維持するためには、適切な水準の使用料を徴収することが必要。極めて難しい経営判断にかかる審議をいただくが、ぜひ参考になる意見を」と委員に求めた。