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「安全性確保」最優先のマネジメントへ/事故対策委第2次提言を中野大臣に/国交省

国土交通省が今年1月に埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を受けて設置した「下水道等に起因する大規模道路陥没事故を踏まえた対策検討委員会」(委員長=家田仁・政策研究大学院大学特別教授)は、第2次提言「国民とともに守る基礎インフラ上下水道のあり方~安全性確保を最優先する管路マネジメントの実現に向けて~」をとりまとめ、5月28日に中野洋昌・大臣に手交した。
上下一体や強靱化を視点に/事業体トップら静岡市に一堂に/課題解決へ取組を共有/大都市水道事業管理者会議

大都市水道事業管理者会議が5月19日、静岡市で開催された。19大都市の水道事業管理者や来賓ら約50人が出席。国土交通省、環境省からの最近の水道行政に関する講演を交え、3題の提案議題の討議により、大都市の水道事業が抱える課題を共有し、その解決に向けた意見交換を行った。
同会議は1974年に名古屋市で10都市により開催されたのに始まり今年で52年目を迎えた。
多摩地区市町と情報共有/今年度第1回の連絡会総会開く/東京都水道局
東京都水道局は5月21日、今年度第1回の多摩水道連絡会総会を同局立川庁舎で開催した。多摩地区都営水道26市町と水道局・政策連携団体との間で、連携や協力が必要な事項について情報共有や意見交換を行うことを目的として、2011年度から定期的に開催している。今回は、同局が地域防災力強化に向けた取り組みや利用者サービスなどについて現在の取り組みを説明するととともに、市町からも災害対策に関して情報提供がなされた。
「効率的な事業運営へ進化を」/水道通水100周年で式典/福島市

福島市は今年4月に水道通水100周年を迎えた。5月26日には市内で水道通水100周年記念式典を開催、国や県、他水道事業体などの関係者や市民ら約340人が参加した。
冒頭、木幡浩・福島市長が登壇し、市民や水道事業を築いてきた先人をはじめ関係者に対する感謝の言葉を述べ、「長い歴史の中で最も大きな出来事が、阿武隈川から摺上川ダムへ水源の全面的な転換を行ったことで、システムを抜本的に改変し自然流下主体の環境にやさしい水道に再構築してきた」と振り返った。
新潟市でデモ洗浄見学会/アイスピグ工法で放流管内のマンガン除去/アイスピグ関東地域協会

アイスピグ関東地域協会(会長=東亜グラウト工業・桑木大輔氏)はこのほど、新潟市の青山浄水場で新潟市水道局技術部浄水課、五十嵐建設との3者による「アイスピグ管内洗浄工法」のデモ洗浄見学会を開催した。同地域協会では、繁忙期前の期間(4~9月末)を利用した、水道・下水道向けの「洗浄トライアルキャンペーン」を実施しており、今年度初の開催となる。水道関係者ら約40人が見守るなか、青山浄水場から河川までの放流管(口径200~300mm・延長約1・0㎞)のうち、構内の放流管(90m)を特殊アイスシャーベット(SIS)で洗浄し、マンガン系堆積物の除去を実演した。
成長&挑戦をキーワードに/3カ年の中期経営計画開始/明電舎
明電舎は、今年度から2027年度までの3カ年を期間とする「中期経営計画2027」の取り組みを開始した。「ニーズに対応した着実な成長」と「未来に向けた変化・挑戦」を両立する3年間と位置づけ、既存事業の持続的な成長と非連続的な成長の両方を実現することを目指し、「成長&挑戦」をキーワードに「製品」「事業」「技術」の3つの成長戦略を推進するとともに、それを支える経営基盤の強化に努める。一連の施策を通じ、2027年度目標として、受注高3800億円(2024年度実績3835億円)、売上高3700億円(同3011億円)、営業利益250億円(同215億円)、ROE10%(同13・9%)、ROIC8%(同8・2%)と設定した。