B―DASHガイドライン/小規模処理場へメタン発酵/AI制御で送風機を最適化/国総研

 国土交通省国土技術総合研究所は、下水道革新的技術実証事業(B―DASHプロジェクト)として実規模レベルで実証研究を行った技術の成果を踏まえ、革新的技術の一般化を図り、普及展開に活用するため、技術ごとに技術導入ガイドラインを策定している。今年4月までに38技術のガイドラインが策定されていたが、新たに「小規模処理場を対象とした低コスト・省エネルギー型高濃度メタン発酵技術」と「単槽型硝化脱窒プロセスのICT・AI制御による高度処理技術」のガイドライン案を策定し、ホームページで公表した。

流域下水道を核に脱炭素化/秋田県・市を先行地域に選定/環境省

 環境省の第1回脱炭素先行地域に秋田県が秋田市と共同で提案した「流域下水道を核に資源と資産活用で実現する秋田の再エネ地域マイクログリッド」が選ばれた。秋田臨海処理センターと秋田市汚泥再生処理センターの敷地内に消化ガス発電、風力発電、太陽光発電を導入し、秋田臨海処理センターと地域の公共施設に再エネ電力を供給し脱炭素に取り組むもので、2026年度からの導入をめざす。

下水道カーボンハーフの実現へ/地球温暖化対策検討委が初会合/東京都下水道局

 東京都下水道局は4月26日、第1回「下水道カーボンハーフの実現に向けた地球温暖化対策検討委員会」を都内で開いた。2030年までに2000年比で温室効果ガス排出量を50%削減する取り組みを加速するため、省エネルギーや再生可能エネルギー、N20の排出削減を促進する具体的な方策や目標などを、有識者の委員とともに議論する。委員長は、中島典之・東京大学環境安全研究センター教授が務める。

管工事業者の活用を要望/全管連

管工事業者の活用を要望/全管連

 全国管工事業協同組合連合会の藤川幸造・会長らは4月21日、同会に設置した「水道配水管工事に係る戦略懇談会」での検討を踏まえ、厚生労働省の名倉良雄・水道課長らと水道配水管工事における管工事業者の活用等について意見交換を行い、要望書を提出した。水道課から名倉課長、林里香・課長補佐、中添真弥・課長補佐、全管連から藤川会長、臼倉進・筆頭副会長、粕谷明博・専務理事、松本淳司・常務理事が出席した。

不断水で維持管理・補修に対応/北見市、名寄市で説明会を開催/スクイズオフ工法/ポリテック

不断水で維持管理・補修に対応/北見市、名寄市で説明会を開催/スクイズオフ工法/ポリテック

 配水用ポリエチレンパイプシステム協会(ポリテック)はこのほど、北海道北見市、名寄市で「スクイズオフ工法」の説明会を開いた。デモ施工による工具や作業の手順、ポイントの解説とあわせて、取り合い配管や割り込み配管などでの工法の活用方法が紹介された。

耐震化事業のトップランナーに/総会・設立20周年式典を開く/耐震協

 下水道既設管路耐震技術協会(会長=増渕智之・日本ヒューム専務取締役)は4月26日、都内ホテルで第21回定時総会と設立20周年記念式典を開いた。

 総会では、下水道管路の耐震工法の普及拡大に向け、今年度の事業計画を決めたほか、役員改選を行い、増渕会長を再任した。