円滑な事業推進へ決意新た/みやぎ型管理運営方式

円滑な事業推進へ決意新た/みやぎ型管理運営方式

 今月1日に事業を開始した「宮城県上工下水一体官民連携運営事業」(みやぎ型管理運営方式)の事業開始式が12日、宮城県仙南・仙塩広域水道事務所(南部山浄水場)に関係者が集まり開催された。主催者は、宮城県および同事業の運営権者である特別目的会社みずむすびマネジメントみやぎ。水道用水供給事業、工業用水道事業、流域下水道事業の合計9事業にコンセッション方式を導入し一体的に運営するみやぎ型管理運営方式について、村井嘉浩・宮城県知事と酒井雅史・みずむすびマネジメントみやぎ代表取締役社長が、円滑な事業推進に向けた決意を示すとともに、来賓が期待の言葉を寄せた。また、テープカットとくす玉開披を行い、事業開始を祝った。

MBRの性能評価で答申/初の簡易型 省エネ水準など明確に/JS

 日本下水道事業団(JS)技術評価委員会は、「膜分離活性汚泥法の技術評価に関する第3次報告書」を取りまとめた。森岡泰裕理事長からの諮問を受け、3月28日に開かれた第85回委員会での最終審議を経て、同日付で答申した。審議期間を半年程度にスピードアップした「簡易型」技術評価として初の事例となる。

 JSでは、これまでに膜分離活性汚泥法(MBR)に関する2回の技術評価を行い、MBRの国内下水処理への適用性や技術的特徴、汎用的な計画・設計手法、運転管理手法などを明確にしてきた。また、受託建設事業で20カ所を超えるMBRを建設するなど、下水道事業における実用化や導入促進を先導してきた。

5カ年のアクションプラン後期編を策定/433億円で浄水場更新など推進/風水害などの災害対策を強化/岡山市水道局

 岡山市水道局は10カ年の事業運営の方針を示した「岡山市水道事業総合基本計画(アクアプラン2017)」の後半5カ年の実行計画「アクションプラン後期編」(2022~26年度)を策定した。アクションプラン後期編は、前半5カ年の効果検証や、事業を取り巻く経営環境の変化などを踏まえ、今後5年間の事業運営方針や具体的な取り組み、投資・財政計画をまとめた。事業費総額433億1600万円で、浄水場の更新・耐震化や風水害をはじめとした災害対策などを推進するとしている。

採用広報用コンテンツを公開/官学連携で企業団の魅力発信/大阪広域(企)

採用広報用コンテンツを公開/官学連携で企業団の魅力発信/大阪広域(企)

 大阪広域水道企業団は1日、近畿大学との共同プロジェクト「つなchan」による採用広報を目的としたVRコンテンツをホームページで公開した。大学生とコラボすることで、人材確保を見据えた若年層への企業団の認知度向上を図る。

 同プロジェクトは近大の岡本健・総合社会学部准教授ゼミの協力のもと、企業団の新たなPRコンテンツの開発や効果的なイベント実施方法に関する調査・研究を目的とする。第1弾は、大学生を対象とした採用広報のためのVRコンテンツを制作。これまで村野浄水場などの見学会や職員へのヒアリングを実施するなど取り組みを進めてきた。

上下水道サービスレベルアップへ/13業務のデジタル化推進/収納事務のRPA化など/岡崎市上下水道局

 岡崎市上下水道局は、「岡崎市上下水道事業デジタル化計画」を策定した。同局は、RPAやAI―OCRといったデジタル化を行う業務を選定し、取り組みやすいものから実践し、職員が体験することで、さらなるデジタル化を推進することを目指している。同計画では、収納事務や施設維持管理工事関連業務など対象となる13業務のデジタル技術の導入に向けた2022・2023年度のロードマップなどを示している。2021年に策定したアセットマネジメント基本戦略に基づく、上下水道サービスのレベルアップを進める取り組みの一環として、同計画を策定し、各取り組みを推進していく。