下水道事業の変革を牽引/2022年度事業計画を公表/JS

 日本下水道事業団(JS)は、2022年度の事業計画を明らかにした。「第6次中期経営計画」(2022~26年度)のスタートの年であり、11月には創立50周年を迎える。新たな中期経営計画で掲げる「下水道ソリューションパートナー」「下水道イノベーター」「下水道プラットフォーマー」の3本の柱で役割を果たすとともに、「事業推進計画」「組織運営計画」の実現に向けて一致団結して取り組んでいく。

最小掘削幅60cmに改定/ポリ管口径追加への対応も/歩掛表/厚労省

 厚生労働省は水道施設整備費に係る歩掛表を改定し、1日から適用した。

 従来からの主な変更では、既設管内配管工法による工事の工種区分を「開削工事及び小口径推進工事」に改定。これまでも開削工事、小口径推進工事による工種区分により適用されていたものを明文化したもの。工事価格、予算額への影響はないと考えられるとしている。

全国初、県境越え料金業務共同化/業務効率化・合理化で経費削減/豊橋市、湖西市

全国初、県境越え料金業務共同化/業務効率化・合理化で経費削減/豊橋市、湖西市

 愛知県豊橋市と静岡県湖西市は1日、水道料金収納業務等の共同化をスタートした。両市が業務処理方法を統一し、同一の民間事業者に委託することにより、業務の効率化・合理化を図って経費削減を目指すもので、県境を越えての実施は全国初となる。共同化による経費削減効果は、豊橋市では年間約2000万円弱、湖西市は約3500万円を見込んでいる。

カンボジア水道拡張事業を受注/KOWBA共同企業体がDBOで/公衆衛生改善とSDGs達成へ/北九州市

カンボジア水道拡張事業を受注/KOWBA共同企業体がDBOで/公衆衛生改善とSDGs達成へ/北九州市

 北九州市と北九州市海外水ビジネス推進協議会(KOWBA)は3月23日、DBO方式でカンボジア王国タクマウ上水道拡張事業を受注したと発表した。KOWBA会員のクボタ建設、神鋼環境ソリューション、北九州ウォーターサービス(KWS)、建設技研インターナショナル、TECインターナショナルの共同企業体が設計・建設・運営を行う。北九州市の外郭団体であるKWSは海外の水道事業に初参画となる。

柿ノ木配水場の共同化へ協定/4月下旬に配水開始/豊中市、吹田市

柿ノ木配水場の共同化へ協定/4月下旬に配水開始/豊中市、吹田市

 豊中市と吹田市は、豊中市の柿ノ木配水場共同化に関する協定を結び、3月25日に同配水場内で締結式を開催した。4月下旬には第三者委託契約を締結するとともに、吹田市への配水も開始する。同事業は、吹田市の蓮間配水場(1600立方m)の機能を近隣の柿ノ木配水場(7919立方m)に移転し、両市で共同管理するもの。広域連携による水道事業の経営効率化を図るとともに、施設の有効活用による経費削減効果も見込む。経営効率化を目的とした水道分野での両市の連携は今回が初となる。

脱炭素へ関西電力と連携協定/ゼロカーボンドライブなど実施/大阪広域(企)

脱炭素へ関西電力と連携協定/ゼロカーボンドライブなど実施/大阪広域(企)

 大阪広域水道企業団と関西電力は、カーボンニュートラルの推進に関する包括連携協定を結び、3月29日に締結式を開催した。カーボンニュートラルの推進や、レジリエンス強化等を目的に、太陽光発電設備や蓄電池設備の整備を行う。関西電力が水道事業体と包括連携協定を結ぶのは今回が初となる。

5G実証プラントを開所/プラントの自動化・省人化へ/NTTドコモとの連携で/JFEエンジニアリング

5G実証プラントを開所/プラントの自動化・省人化へ/NTTドコモとの連携で/JFEエンジニアリング

 JFEエンジニアリング(大下元社長)は3月30日、横浜本社構内に実物大プラントと5G(第5世代移動通信システム)などの高速無線環境を備えた検証拠点「5GInnovation 

Plant」を開所した。高速無線環境は、NTTドコモの協力により整備。ベンチャーや企業、研究団体などが先進技術や事業アイデアを持ち寄って同プラントを活用してもらうことで、プラント建設や操業・メンテナンスにおける現場の自動化や省人化に貢献するDXソリューションの開発を進める。

岸田総理に応急復旧活動を報告/藤川会長、高原広島県連理事長が/全管連

岸田総理に応急復旧活動を報告/藤川会長、高原広島県連理事長が/全管連

 全国管工事業協同組合連合会の藤川幸造・会長は3月30日、岸田文雄・内閣総理大臣を表敬訪問した。