水質検査の信頼性確保へ/令和3年度精度管理調査/厚労省

 厚生労働省水道課は11日、「水道水質検査精度管理に関する研修会」をオンラインで開催し、登録検査機関や水道事業体などの検査担当者が聴講した。今年度実施した、水質検査の統一試料を用いた精度管理調査の結果を踏まえ、同課水道水質管理室や水道水質検査精度管理検討委員会委員らによる講演が行われ、精度管理の重要性、検査の信頼性の確保が強調された。精度管理調査の結果はホームページで公表されている。

共有私道の排水設備の円滑な設置へ/年度内に事例や課題とりまとめ/国交省

 国土交通省下水道部は4日、共有私道における排水設備の円滑な設置等の促進に関する事例勉強会の第3回(最終回)をウェブ開催した。勉強会では、各自治体における共有者の同意手続きや本人確認等の手続きの見直しなどの取り組み状況を把握し、事例収集や実務における課題などを整理。年度内にとりまとめ結果を公表し、自治体にフィードバックすることで、自治体における取り組み推進につなげる。

水管橋の点検・長寿命化計画へ/東北大と施設の維持管理で協定/宮城県企業局

水管橋の点検・長寿命化計画へ/東北大と施設の維持管理で協定/宮城県企業局

 宮城県企業局は東北大学大学院工学研究科インフラ・マネジメント研究センターと、上工下水道施設の整備・維持管理などに関する連携・協力協定を締結した。協定に基づき、施設の老朽化に関するデータなどを共有するとともに、施設の長寿命化に関する知見の共有に取り組む。当面の取り組みとしては、水管橋の定期点検と水管橋長寿命化計画の策定を行う予定としている。10日には県庁で協定締結式が行われ、櫻井雅之・宮城県公営企業管理者と久田真・同センター長が協定書を取り交わした。

災害対応力向上へ情報共有/ウェブ講習会を開催/日水協中国四国地方支部

 日本水道協会中国四国地方支部は9日、ウェブ講習会を開いた。二宗史憲・日水協総務部総務課総務係長が「『地震等緊急時対応の手引き』の解説」、保永政幸・東京都水道局東部建設事務所庶務課長が「『南海トラフ巨大地震対策《全国の水道事業体に向けた緊急提言》』の解説」と題して講演。正会員水道事業体職員180人以上が聴講した。

 冒頭、支部長都市を代表して友広整二・広島市水道事業管理者は「今回の講習会を通じて中国四国地方支部の災害対応力が向上することを期待している」とあいさつした。

第三者機関の在り方を重点目標に/理事会で4年度事業計画など審議/FJISS

第三者機関の在り方を重点目標に/理事会で4年度事業計画など審議/FJISS

 持続可能な社会のための日本下水道産業連合会(FJISS、会長=野村喜一・日水コン会長)は2月24日、日水コン本社で第10回理事会を開き、FJISSの行動指針、入会審査、令和4年度事業計画などを中心に審議した。冒頭、あいさつした野村会長は昨年末に自民党有志議員との間で下水道全般に関する勉強会が開催されたことを報告するとともに「活動を通じて、FJISSはなぜ存在するのか、何を目指すのかを明確にした行動指針を掲げ事業計画や行動に反映することの大切さを感じた」と述べた。

国内最大級の消化・燃料化施設受注/兵庫東流域下水汚泥処理場で/神鋼環境ら5者

 神鋼環境ソリューション・メタウォーター・日鉄エンジニアリング・三菱電機・佐藤工業で構成する特定建設共同企業体は2日、日本下水道事業団から「兵庫東流域下水汚泥広域処理場汚泥処理施設改築工事」を受注し、工事請負契約を締結したと発表した。事業方式はDB方式で、契約金額は480億1500万円(税込)。