順次自粛解除を確認/省令基準の適合確認前提に/神東塗料問題で緊急会合/日水協

 日本水道協会は17日、工務常設委員会と衛生常設委員会の緊急合同委員会を参会・ウェブ併用のハイブリッド方式で開催した。先週発覚した塗料メーカー、神東塗料のJWWA規格における不適切行為への今後の対応を検討するもので、同社の不適切行為の概要を整理した上で、今後の対応策を協議。同協会による同社からの事情聴取や工場調査を踏まえて当該塗料は、技術基準省令の浸出試験結果による衛生性が確認できたものについては「JWWA K139」を満足するという暫定的な扱いで対応する方針が了承された。

創エネ・省エネ技術の開発を/B―DASHの公募開始/国交省

 国土交通省は14日、令和4年度下水道革新的技術実証事業(B―DASHプロジェクト)の公募を開始した。実規模レベルの施設を用いて実証する技術は「最初沈殿池におけるエネルギー回収技術」「深槽曝気システムにおける省エネ型改築技術」の創エネ・省エネ技術の開発促進のための2テーマ。応募書類の提出は2月10日まで。「下水道応用研究」として4テーマも公募。申し込みは2月14日までとなる。令和4年度はFS調査の公募は予定していない。

官民連携で効率的に管路更新/NJS、JFEエンジと共同研究/神奈川県内(企)

 神奈川県内広域水道企業団は、「管路の効率的な更新手法に関する共同研究」の共同研究者をNJSとJFEエンジニアリングに決定した。官民連携による民間企業などの技術、ノウハウや創意工夫を活用し、限られた期間で確実に管路整備事業を可能とする効率的な手法について検討し、今後の制度設計の参考とする。

累計調査延長が2000km突破/管路スクリーニング用テレビカメラ「KPRO」/管清工業

 管清工業は5日、管路スクリーニング用テレビカメラ「KPRO(ケープロ)」の累計調査延長が2000㎞を昨年11月末に突破したことを明らかにした。平成25年から令和元年の7年間で累計調査延長1000㎞を達成したが、続く1000㎞はわずか2年間で達成した。採用実績は全国92都市に上る。