国民生活を支えるインフラ/コロナ禍の取り組みに感謝/第4回インフラメンテナス大賞 表彰式

国民生活を支えるインフラ/コロナ禍の取り組みに感謝/第4回インフラメンテナス大賞 表彰式

 第4回「インフラメンテナンス大賞」の表彰式が8日開催された。コロナ禍を鑑み、国土交通大臣賞を受賞した管清工業など35団体関係者が〝リモート〟で賞状を受け取った。インフラメンテナンスの優れた取り組みや技術開発を表彰し好事例として広く紹介することで、取り組みを促進することを目的とした表彰。コロナ禍にあって国民の生活・経済活動を支えるインフラの重要性は再認識され、そのメンテナンスも然り。取り組みの拡大が期待される。

下水道展’21大阪の出展受付を開始/下水協

 日本下水道協会は14日、「下水道展21大阪・下水道展’21オンライン」の出展申請の受け付けを開始した。開催にあたっては、新型コロナウイルス感染拡大を予防するためのガイドラインを作成し、感染症対策を行うとともに、例年の開催形式(リアル展示会)と併せ、ICTを活用した情報発信を強化し、オンライン上で展示会を開催する「ハイブリット型」の展示会とするなど、新たな取り組みを実施する。

 リアル展示会に出展申し込みすると、同時に「下水道展’21オンライン」にも無料コースにて出展登録される。その上で、追加の有料メニューとして全3コース、およびオプションの追加メニューが用意されている。また「下水道展’21オンライン」では、オンライン上の展示会だけへの出展希望も受け付けている。

 昨年の下水道展は中止となったので2年ぶりの開催となる。リアル展示の会場はインテックス大阪。詳細は同協会のホームページを参照。申し込み締め切りは3月5日正午まで。

大規模地すべり現場で屈曲挙動を確認/佐世保市、山江村で豪雨被害調査/宙吊り状態でも機能維持/ポリテック

大規模地すべり現場で屈曲挙動を確認/佐世保市、山江村で豪雨被害調査/宙吊り状態でも機能維持/ポリテック

 配水用ポリエチレンパイプシステム協会(ポリテック)はこのほど、令和2年7月豪雨により被害を受けた長崎県佐世保市と熊本県山江村に布設されていた配水用ポリエチレン管の被害と復旧状況について現地調査を行った。

 佐世保市では、7月6日から7日の合計雨量が413mmとなる記録的な降雨を観測し、小川内町を通る県道40号線(佐世保吉井松浦線)の妙観寺トンネル付近で、最大で幅180m×500mにわたる大規模な地すべりが発生した。現場は、妙観寺川をまたぐように県道や市道、町道が通っており、市道(小川内町1号線)の崩壊により、埋設されていた配ポリ管(φ50、平成29年布設)が破断する被害が生じた。

漏水被害の中津市を支援/モバイルシフォンタンクで給水量確保/日本原料

 日本原料は、寒波による給水管の凍結・破損に伴う漏水被害の多発で配水池水位が低下し、給水制限などを行った大分県中津市に、災害復旧チーム「NIHON GENRYO WATER RESCUE」を派遣、同社の可搬型浄水装置「モバイルシフォンタンク」を活用した災害復旧支援に乗り出す。

 給水量を確保したい同市上下水道部からの要請に基づくもので、三口浄水場内にモバイルシフォンタンク(MST―2200S)を1基設置する。16日に資機材を現地に搬入し、据付・試運転を経て20日までに日量1000立方mの水道水を供給できる態勢を整える。

技術力向上へ知見を共有/報告会で都立大、農工大ら10題/東京都水道局

技術力向上へ知見を共有/報告会で都立大、農工大ら10題/東京都水道局

 東京都水道局は12月25日、研究開発報告会をリモート開催した。同局が進める共同研究や研究開発の成果・進捗状況を披露することが目的。東京都立大学の小泉明・特任教授が基調講演した後、都立大や東京農工大学との共同研究について両大学から5題、同局研修・開発センターから2題、水質センターから3題の報告が行われ、都庁で同局幹部職員が聴講した。

 冒頭、浜佳葉子・局長は、「報告を聞いて参考になった部分を職場に持ち帰り、業務に役立ててほしい。活発な議論や質疑を通して、本局に限らず、水道関係者のより一層の技術レベルの向上につながれば」とあいさつした。