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2019年(平成31年)  2月 18日(第5308号)






共通プラットフォーム整備へ/水道事業の広域化・効率化に向け/水道IoT社会実装推進委員会/経産省
 経済産業省は水道CPS/IoTシステムを実装するための「上水道共通プラットフォーム」を整備する。浄水場監視や施設台帳管理など様々なデータの連携・利活用を可能にするもので、システム調達の簡素化・負担の軽減とともに、広域連携の支援につなげる狙いがある。平成31年度に共通プラットフォームの整備に着手し、32(2020)年度より、運営事業者から水道事業体に対するサービス提供が開始されることを目指すという。提供されるサービスは、水道法改正で義務化された台帳整備をはじめ、水道施設の監視・水運用など幅広い内容になるといい、水道の基盤強化への貢献が期待されそうだ。

国際センス持つ人材育成/ポストSDGsの取組へ/IWA東京会議 報告会
 昨年9月に東京で開かれた第11回国際水協会(IWA)世界会議・展示会の報告会が6日、東京・内幸町の帝国ホテルで開かれた。
 冒頭、開催国委員会の副委員長を務めた日本水環境学会会長の小野芳朗・京都工芸繊維大学教授は「世界に対して日本の水分野の力、独自性の高い研究、先進的な技術、幅広い経験、魅力的な多数の人材をアピールすることができた。海外の研究者からも多数の好意的な感想をいただいた」と成果を述べた。
 続いて同会議議長・開催国委員会委員長を務めた古米弘明・東京大学大学院教授が、成果についてサステイナビリティとレジリエンスをテーマに魅力的なプログラムを提供できたと説明。今後については「ポストSDGsについて、カーボンニュートラルなどの重要なテーマになるので、その準備を進めることが大事。また、国際的なセンスを持つ若手人材の育成や異分野との連携によるブレークスルーなども重要になる」と強調した。
 また、古米教授をモデレーター、滝沢智・東京大学大学院教授、小平基晴・東京都水道局企画調整担当部長、鈴木豊・東京都下水道局企画担当部長、宮﨑正信・日本水道工業団体連合会専務理事をパネラーにしてパネルディスカッションを行った。IWA世界会議・展示会の成果、今後の展開として若手人材の育成、分野連携、国際展開をテーマに語り合った。

政策的骨太な議論を/賛助会員と国交省が/意見交換会議
 日本下水道協会は12日、政策的な議論を行うための「下水道意見交換会議」を開催した。国土交通省下水道部の幹部と同協会賛助会員の常任会員が参加し、品確法履行、事業費確保および制度充実、官民連携および包括委託などに関することについて意見交換した。同協会では、これまで実務的な課題について意見交換会する場はあったが、〝政策的骨太な議論〟を目的とした意見交換会議を開催するのは初めて。

日立市でポンプ支援/日水協協定の2例目/水資源機構
 水資源機構が日立市でポンプによる取水支援を実施する。日本水道協会関東地方支部を通じ同市から支援要請があった。同市は一級河川久慈川沿川の取水場で取水しているが、昨年末からの少雨による河川の水量減少に伴う塩分遡上の影響で満水時に取水できない恐れがあるという。塩分遡上の影響を受けない上流の里川堰土地改良区の堅磐揚水機場から水を引き込んでいる農業用水路に、水中モーターポンプやホース、電源を制御する操作盤、電源の発動発電機などで構成される「ポンプパッケージ」を設置し取水する。

再生水複合利用で国交大臣賞/下水分野で初のコンペ受賞に/堺市上下水道局
 堺市上下水道局の「下水再生水複合利用事業」が、国土交通省の第3回先進的まちづくりシティコンペで下水道分野初の国土交通大臣賞を受賞した。7日には同省で表彰式が実施され、石井啓一・国土交通大臣から出耒明彦・堺市上下水道事業者らに表彰状やトロフィーが渡された。
 このコンペは先進的まちづくりの取り組みを国内外に広く情報発信することを目的に、都市課題の解消や次世代型都市空間の創出を行う先進的事例を表彰する。今年は5団体が表彰を受け、下水道分野からは初の受賞となった。

コージェネ大賞産業用部門で優秀賞/非常時の電力確保と排熱利用を実現/愛知県企業庁・月島機械・三菱電機・月島テクノメンテサービス
 愛知県の犬山浄水場における災害時の電力確保と排熱利用の取り組みが、コージェネ大賞2018(主催=コージェネレーション・エネルギー高度利用センター)の産業用部門優秀賞を受賞した。愛知県企業庁と月島機械、三菱電機、月島テクノメンテサービスの共同受賞。7日に都内で開かれた表彰式では、愛知県企業庁の小瀬村昌治・技術監が代表で賞状を受け取った。