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2016年(平成28年) 11月 10日(第5118号)






京都市で全国会議始まる/日水協
 霧雨が陽の光に照らされてきらきら輝く。鴨川に架かった虹を見た関係者は多いだろう。水道の未来を表している―そう思わせた初日だった。日本水道協会の「全国会議」が9日、京都市のロームシアター京都とみやこめっせを会場に、幕を開けた。水道事業が抱える課題の解決に向け、会議や研究発表が行われている。全国から水道事業体をはじめ産官学の水道関係者が集った。各国水道協会や学生も多く参加し、その数は3000人を上回る。併催の水道展も含め、熱心な議論、情報交換が、そこかしこで繰り広げられている。秋の色づきを見せる古都・京都が、この時ばかりは水道一色に染まる。

2日目は災害対策シンポジウム
 全国会議2日目の10日は9時から会場メインホールでシンポジウムが開催される。テーマは「大規模地震等災害へ備えるために~強靱と連携~」。熊本地震や東日本大震災の教訓などを踏まえながら、大規模災害に備えた水道のあるべき姿が探られる。

450編の研究成果が 
 水道研究発表会は、みやこめっせで9日午後からスタート。8つの分科会場で日々の業務や最新の研究の成果が披露され、活発な情報交換が行われている。

来年は高松市で
 全国会議前日の8日、日水協は第5回理事会をウェスティン都ホテル京都で開いた。第89回総会での議案などを最終確認したほか、会員の入会について審議した。来年の開催地に決まっている高松市の石垣佳邦・上下水道事業管理者があいさつする機会も用意され「インフラの集積が十分ではないが、皆さまのご助力で立派な会議にしたい。ぜひお越しを」と意気込みを述べた。

「水道展」も華々しく
 日本水道工業団体連合会主催の「京都水道展」が9日に開幕した。水道事業の発展に貢献してきて半世紀、水道展は今回で50回を迎えた。「耐震化・更新を実行し、続けよう水道の信頼を!!」をテーマに、123社・団体が出展。日ごろの活動の成果として最新の技術・製品・システムが展示されている。

金町浄水場でテロ対処訓練/東京都水道局
 東京都水道局は10月20日、金町浄水場で警視庁・東京消防庁と合同で、爆発物テロを想定したテロ対処訓練を行った。東京オリンピック・パラリンピックに向けて同局が平成27年3月に策定した「セキュリティ対策行動計画」に基づき、はじめてテロ対処訓練を実施した。

グッドデザイン特別賞を受賞/清水工業の「サスキャメル」
 清水工業の地下式消火栓『サスキャメル』が10月28日、『グッドデザイン特別賞〔ものづくり〕』を受賞した。同日には東京都港区のグランドハイアット東京で授賞祝賀会が開かれ、主催者である日本デザイン振興会から同社の清水康裕社長にトロフィーと賞状が贈られた。『サスキャメル』は、9月29日に2016年度グッドデザイン賞を受賞し、さらに、特に高い評価を受けた『グッドデザイン・ベスト100』にも選出されている。

JWWA認証を取得/トーケミ3工場
 水道用ろ過材メーカーのトーケミは2日、日本水道協会『JWWA A 103』(水道用濾材)の認証を取得した。対象工場は茨城県の鹿島、大阪府の北港、福岡の3工場。

日水コンがボウリング大会優勝/水コン協関東支部
 全国上下水道コンサルタント協会関東支部の秋の恒例行事、ボウリング大会が10月28日に東京・高田馬場のシチズンプラザで開催された。

日本一の水管橋見学会開く 埼玉県企業局
 埼玉県企業局は10月22・23日、鴻巣市にある荒川水管橋の見学会を開いた。県営水道についてより多くの県民に知ってもらうために初めて実施したもの。
 荒川水管橋は昭和59年に完成し、全長1101mと日本一の長さを誇る水管橋で、行田浄水場で処理した水を荒川の対岸に送水する施設。送水流量は2830立方m/時で、口径はφ1200×2条、管種は鋼管となっている。

「水道技術講座」を18日に開催/NPO法人グリーンサイエンス21
NPO法人グリーンサイエンス21は18日、第29回市民環境学校「水道技術講座(5)」を東京都文京区の全水道会館で開催する。時間は13時30分から17時まで。
 定員は100人で事前登録が必要。参加費は会員が1000円、非会員は3000円。申し込み方法などは同法人事務局(電話・FAX03―3952―1121)まで。

12月に講習会・見学会/日本オゾン協会
 日本オゾン協会(眞柄泰基会長)は12月1日、2日に東京都江戸川区のタワーホール船堀で第34回オゾン技術に関する講習会・見学会を開く。
 参加希望者は、協会ホームページから申込書をダウンロードし、協会事務局に送る。参加費は、会員・公共機関・教育機関が2万2000円、非会員は3万2000円、学生は5000円。見学会は2000円。なお、見学会のみの申し込みはできない。締め切りは、11月15日まで。

鹿追町に自己洗浄型膜ろ過装置/台風10号被災地で活躍/日立造船
 日立造船は、台風10号などで被害を受けた北海道鹿追町の湖畔地区簡易水道向けに、自己洗浄型膜ろ過装置「AQSEV(アクセブ)」を納入し、10月16日から現地で給水を開始した。受注金額は約7700万円。納入機器はAQSEV「AMF―1000S」で、浄水処理能力は平均970立方m/日(最大1450立方m/日)。然別湖畔に設置された。同装置が簡易水道施設に導入されるのは、今回が初めてとなる。同町の津田祐治・建設水道課長は「これまで、給水車による応急給水を行っていたが、然別湖畔は標高810mで冬も間近に迫り、早急な対応が求められた。数社に技術提案してもらったが、日立造船の機器はずば抜けて短工期だった」と説明する。

日立JVと災害時協定締結/埼玉県戸田市
 埼玉県戸田市(神保国男市長)は10月24日、上下水道事業包括業務を委託している日立製作所・第一環境・日立プラントサービス共同企業体と「災害等における緊急時の協力に関する協定書」を締結した。

アンモニア態窒素監視システムを開発/日新電機
 日新電機(本社・京都市、小畑英明社長)は、「アンモニア態窒素監視システム」を開発し、神奈川県大和市の北部浄化センターに初めて納入したと発表した。

2017年版「全管連手帳」を販売/全管連
 全国管工事業協同組合連合会は、2017年版「全管連手帳」を販売している。管工事業に従事する技術者向けに、現場で役立つ基礎データなど豊富な資料を満載。

トピックス 今年の日水協全国会議初日の模様
 9日に京都市で幕を開けた日水協全国会議。小雨交じりの中、雲間から虹も覗かれる古都に多くの水道人が集結。会長表彰・厚生労働大臣賞の受賞者への表彰では、万雷の拍手が会場内に響き渡った。午後からは京都市の山添管理者を議長に議事に入り、熊本地震関係をはじめとする22題の会員提出問題の審議で意見交換がなされた。同日朝には併催行事の水道展も華々しくオープン、水道研究発表会では発表件数450編と「過去最多」(吉田理事長)と例年にも増して産官学の叡智が結集することになる。ここでは、「京都全国会議」初日の模様を写真で振り返った。