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2012年(平成24年)  9月 24日(第4771号)






日本からさらなる発信を/優れた技術が関心集める/IWA釜山会議が閉幕
 韓国・釜山で行われたIWA(国際水協会)の第8回世界会議・展示会が20日、閉幕した。84の国・地域からこれまでで最多となる約5600人の参加者があり、盛況裏に幕を閉じた。次回の2014年の世界会議はポルトガルのリスボンで開催される。今回の会議では、日本からも多くの発表や展示が行われた。海外の関係者からは「日本の優れた技術・ノウハウには高い関心がある」という声が挙がっており、継続的な情報発信、海外水ビジネスへの進出が求められている。世界の水問題解決に向けて日本が果たすべき役割の大きさが改めて感じられる会議となったが、産官学が連携してさらに一歩進んだ貢献が必要となる。

日本の力世界に示す/東京都とナガオカに優秀賞/PIA賞
 IWAのPIA(プロジェクト・イノベーション・アワード)の表彰式が19日、釜山パラダイスホテルで開かれた。東京都水道局とナガオカが優秀賞を受賞し、日本の高い技術力を世界に示した。
 PIAは、水に関する革新的な取り組みや技術を表彰するもので、6つの部門がある。2005年に創設された。
 東京都水道局は、漏水率を3%に低減した取り組みで運営・管理部門の優秀賞を受賞した。
 ナガオカは、「高効率スクリーンによる水不足の最適ソリューション」で小規模プロジェクト部門の優秀賞を受賞した。



水道の発展に貢献/会長表彰39人決まる/簡水協
 全国簡易水道協議会は平成24年度の会長表彰受賞者を発表した。水道の普及・発展、維持管理に貢献した水道関係者の功績を称えるもので、群馬県簡易水道協会連合会会長などを務めた加藤秀光・前昭和村長ら39人。表彰式は11月22日、「第57回簡易水道整備促進全国大会」の中で行われる。

参加申し込み今月30日まで/第9回水道技術国際シンポジウム
 世界の先端技術が横浜に集結―。11月20日から22日までパシフィコ横浜で開かれる「第9回水道技術国際シンポジウム」まで2カ月を切った。参加申し込み期限も今月30日までと迫っている。
 参加費は、水道技術研究センターまたはIWA会員は3万円。非会員は5万円、学生は1万5000円。問い合わせは横浜市水道局(電話045―633―0180)または、水道技術研究センター(電話03―3597―0214)へ。

フォローアップへ第7回検討会/汚水処理3省
 汚水処理に関係する3省(国土交通省、農林水産省、環境省)による「第7回今後の汚水処理にあり方に関する検討会」が12日、国土交通省で行われた。検討会には津川祥吾・国土交通大臣政務官、森本哲生・農林水産大臣政務官、高山智司・環境大臣政務官が出席。3省は下水道、浄化槽などを条件に合わせて設置する汚水処理のベストミックスを進めている。
 この日は、中間取りまとめの進み具合についてフォローアップした。具体的には、▽都道府県構想策定マニュアルの作成▽下水道供用開始区域内のモデル都市における汚水処理のグレードアップに関する検討内容及び実行スケジュール―について審議した。

簡専水外部精度管理調査10月26日に
 全国給水衛生検査協会は平成24年度簡易専用水道外部精度管理調査(厚生労働省水道課後援)を10月26に全国5支部で開催する。すべての34条登録検査機関が対象となる。実施要領はホームページに掲載している。昨年度は116機関239人が参加した。

GKP第2回わいがやトーク
 下水道広報プラットホーム(GKP)は、第2回わいがやトークを10月4日に日本下水道協会会議室で開く。時間は16時30分から17時30分。GKPの理事を務める栗栖聖・東京大学先端科学技術研究センター講師が「市民とのコミュニケーションツールの概観とSNSの利用可能性」をテーマに講演する予定。講演後の懇親会に参加する場合は1000円を当日支払う。申し込みはGKPホームページから。

南部水みらいセンターにメガソーラー/太陽光パネル設置など公募で/大阪府都市整備部下水道室
 大阪府都市整備部下水道室は、新エネルギー政策の一環として大阪南湾岸流域下水道・南部水みらいセンターに2メガワットの大規模太陽光発電(メガソーラー)を導入する。メガソーラーの設置及びメンテナンスは民間企業が行い、大阪府がリースする方式。18日から事業者の公募を開始しており、来年9月の供用を目指している。

タイの水道技術者らが研修/浄水処理・水質監視テーマに/大阪広域水道企業団
 大阪広域水道企業団はタイ首都圏水道公社(MWA)の水道技術者6人を受け入れ、4日から約3週間の研修を実施している。今回は浄水処理・水質監視に係る危機管理をテーマとし、村野浄水場や琵琶湖、さらに京都大学などで座学や水質分析・検査の実習を行っている。

官民連携で安心な街づくり/第一環境と見守り協定締結/岡山市
 岡山市は5日、水道料金徴収業務を委託している第一環境と「高齢者と子どもの見守り活動支援に関する協定」を締結した。
 協定は、同社検針員が、業務中に虐待が疑われる子どもや保護を要する高齢者を発見した場合に関係機関に連絡するというもの。高齢者については地域包括支援センター、子どもは地域ごども相談センターに通報する。同市は、地域に密着した業務を行う第一環境と連携することで、安心・安全なまちづくりを推進していく考えだ。

漏水率3%実現に高い注目/PIA受賞で特別発表/東京都水道局
 東京都水道局は20日、韓国・釜山のBEXCOでIWA(国際水協会)のPIA(プロジェクト・イノベーション・アワード)で運営・管理部門の優秀賞を受賞し、「漏水率を3%に低減させた取り組み」について発表した。

過塩素酸が利根川に流出/取水停止で対応/群馬県企業局
 群馬県企業局は19日午前、渋川市内の化学工場から過塩素酸が利根川に流出したとの県環境保全課からの連絡を受け、千代田町にある東部地域水道浄水場取水口に過塩素酸が到達する時間を計算した上で約3時間取水を停止した。これによる送水、給水への影響はなかった。
 過塩素酸は水道水質基準の要検討項目であり、0.025mg/Lの目標値が設定されている。同日午前に県企業局が取水口および上流の橋付近の河川水を検査したところ、0.011mg/Lだった。

「水道講習会」で情報共有/日水協千葉県支部
 日本水道協会千葉県支部は13日、「平成24年度水道講習会」を千葉市内で開催した。学識者による講演などを通じ情報共有し、支部内の事業体職員の技術力向上を図るのが狙い。5月に松江市で開催された全国水道研究会の報告会を兼ねており、千葉県支部の事業体が研発で発表した10編が「計画・給水装置・リスク管理災害対策」、「水質・浄水」の2つの分科会に分かれ報告された。
 講習会前半は、宮島昌克・金沢大学教授が登壇し、「リスクコミュニケーションを考慮した今後の水道施設の大規模地震対策」をテーマに講演した。

発災3日目を想定し訓練実施/東京都下水道局
 東京都下水道局は12日、平成24年度下水道局防災訓練を実施した。訓練は、東京湾北部を震源とする震度6強の地震が発生し、道路・鉄道網が寸断され、公共通信網が輻輳により使用不可との想定で、震災時において、迅速に下水道機能の維持復旧に対応できる体制の確立、職員の防災意識と対応力の向上、発災時の応急対策に関する検証・確認を目的に行われた。

水産業界の技術力世界にPR/官民連携で相乗効果/フォーラムも盛況/海外水ビジネス参入へ正念場/IWA釜山会議・展示会
 IWA世界会議の展示会が韓国・釜山で17~20日まで開かれ、日本はジャパンパビリオンを設置したり、インダストリーフォーラムへ参加し、日本の技術・ノウハウのPRに努めた。欧米企業だけでなく、アジアの企業も積極的に海外水ビジネスに参入を図っており、日本の海外進出も正念場だといえる。官民が連携し、早期に海外進出できる体制を整えることが必要だ。
 日本水道協会と日本水道工業団体連合会主催のジャパンパビリオンには12の企業・団体・事業体が出展。また、パビリオン内にプレゼンコーナーを設け、テーマ別に出展者が特別セミナーを行い、情報発信した。セミナーのテーマは、▽日本の技術と国際貢献▽日本の水道の最近の動向▽東日本大震災と水道事業体~地震に強い水道システムをめざして~▽水運用、施設更新、水保全の事例―など。仙台市の発表では、東日本大震災の応急復旧・応急給水の対応について紹介。「迅速な対応、優先順位の決定が必要だ」と説明し、リスクマネジメントマニュアルの作成の重要性を強調した。海外からの関心も高く熱心に耳を傾けていた。

圧損低減し確実に閉止/曝気ブロワ専用逆止弁を開発/清水鐵工所
 清水鐵工所はこのほど、曝気ブロワ専用のバランス型スイング式逆止弁(SS―CV)=を開発した。弁体が及ぼす圧力損失を大幅に低減するとともに、ブロワポンプの運転停止直後など、管内圧力が高い状態でも、速やかかつ確実に閉止できるなどの特長を持つ。すでに納入実績もあり、高い注目を集めている。
 同逆止弁は本体上部に設置された弁軸を挟み、弁体とウエイト入りのエアシリンダが直線上に配置されている。閉止状態ではシリンダは直立し、弁体の開放に伴い傾く形となる。

飲料水検査技術講習会開く/給衛協
 一般社団法人全国給水衛生検査協会(奥村明雄会長)は6日、平成24年度飲料水検査技術講習会を幕張メッセ国際会議場で開催した。厚生労働省水道課と、検査器機メーカーらによる講演を行い、給衛協の正会員である登録検査機関の関係者らが熱心に聞いた。

凍結工法で実績増加/水道事業体が高く評価/大勇フリーズ
 大勇フリーズ(本社・埼玉県川口市、大久保明勇社長)の「凍結工法」と「DOWS(ダイユウ・オリジナル・ウォーター・ストップ)工法」が水道配管の止水装置として実績を伸ばしており、水道事業体も高く評価している。
 凍結工法は任意の場所に一時的にバルブの代わりとして使用でき、配管上何も残らない。そのため、あらゆるニーズに対応できる工法である。