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2009年(平成21年)  8月  3日(第4506号)






下水汚泥に高まる期待 リン資源リサイクル協議会/リン回収でシンポジウム
 リン資源リサイクル推進協議会(会長=大竹久夫・大阪大学大学院教授)は30日、第1回リン資源リサイクルシンポジウムを東京ビッグサイトで開催した。下水汚泥などからリンを回収するための事例発表や総合討論が行われ、200名を超える会場の参加者を含めて活発な議論が展開された。国内で消費するリンの全量を海外からの輸入に頼っているわが国では、世界的にリンの枯渇が懸念される中、リンの回収・再利用の推進が必要となっており、今回の議論をきっかけに進展が期待される。
会場を交えて活発な議論が

下水道展09東京が閉幕/84,798人が来場
 東京ビッグサイトで開催されていた「下水道展東京'09」が31日、4日間の幕を閉じた。資源循環や維持管理といった時代を映す下水道の新技術・製品が展示され、会期中84,798人が会場を訪れた。展示のほかにも、国と先進自治体が取り組みを披露する「特別講演会」も好評で、講演会会場は多くの参加者で埋まった。

最優秀賞は大阪市の尾崎氏
 下水道展と同時開催されていた下水道研究発表会のポスター発表セッション表彰式が30日、同セッション会場で行われ、最優秀賞に尾崎晃利さん(大阪市建設局)の「近隣住民と歩む下水処理場を目指して」が選ばれ、企画運営委員長の津野洋・京都大学大学院教授から表彰状が手渡された。

水を考えるつどい/作文表彰やパネル討論など
 1日の「水の日」から始まった「水の週間」の記念行事である「水を考えるつどい」が7月31日、東京都千代田区の科学技術館で開かれた。参加者は、作文コンクールの表彰やパネルディスカッションなどを通じて、水の大切さを改めて考えた。

PSIの協会規格制定へ/日水協
 日本水道協会はポリシリカ鉄凝集剤(PSI)の日水協規格制定に向け調査・検討を開始した。7月27日に「水道用ポリシリカ鉄日本水道協会規格制定委員会」の第1回会合を開催。事務局からPSIの概要や評価試験結果などが説明され、規格制定について議論した。委員長には西村哲治・国立医薬品食品衛生研究所環境衛生化学部長を、副委員長に伊佐治知明・名古屋市上下水道局技術本部施設部水質調整主幹を選出した。委員会での検討期間は来年3月まで。

下水再生水利用の可能性を追求へ/堺市上下水道局
 下水再生水利用の可能性を追求へ―。堺市上下水道局が推進してきた「堺浜再生水送水事業」で、送水ポンプ棟などがこのほど完成した。同市三宝下水処理場の高度処理水を利用用途で2種類(オゾン処理水・繊維ろ過水)とし、堺浜地区(約300ha)の各施設へ供給する。下水再生水は水洗便所用水や工業用水などに利用し、計画送水量34,000立方メートル/日(繊維ろ過水33,000立方メートル/日、オゾン処理水1,000立方メートル/日)は全国最大規模となる。堺浜再生水送水式を1日、同処理場内で挙行した。
完成した送水ポンプ棟

事業譲渡は12月1日/新潟東港臨海水道事業民営化
 全国初の水道事業完全民営化事例として注目されている新潟東港臨海水道事業について、新潟県、新潟市、聖籠町は事業譲渡日を12月1日とする方針であることが明らかになった。同事業は3者が出資する新潟東港臨海水道企業団を事業主体として新潟東港工業地帯に水道水を供給しているが、給水量の低迷などで赤字が続いており、民営化により事業再建を図る。事業を譲り受けるのは明和工業(新潟市)で、譲受価格は2,000万円。企業団は事業譲渡日をもって解散する。
 また、9月議会前に新潟県、新潟市、聖籠町と明和工業が結ぶ協定書に、民営化後の水道水の安定供給確保を目的としてリスクヘッジの規定を盛り込む予定だという。県の担当者は「上水道の安定供給のためには、水道事業の資産確保が大きな柱になると考えている。県、新潟市、聖籠町の3者の承認なく第三者に資産が引き渡されることのないような契約を結ぶ方針」としている。

1日に全域の給水再開へ/佐世保市
 佐世保市は、豪雨による土砂崩れで送・配水管が破裂し、17,500世帯の大規模な断水となっていたが、29日午前中に管の修復工事を完了し、1日には断水区域の給水を全面的に再開した。
 中国・九州北部地方を襲った豪雨により、27日午前1時頃、同市瀬戸越町の市道脇で大規模な土砂崩れが発生。市道下に布設していた2本の配水管(口径250ミリ、同400ミリ)と送水管(口径350ミリ)、いずれもダクタイル鋳鉄管に土石が直撃、破裂し、瀬戸越町をはじめ32町の17,500世帯(43,200人)が断水した。

日水協地方支部総会終る 水利権更新の条件緩和を/北海道地方支部
 第80回日本水道協会北海道地方支部総会が7月30日、苫小牧市のグランドホテルニュー王子で開催された。会員など230名が集まり、会員提出問題5題を審議し、全て全国総会に上程することを決めた。なお、次期開催地は滝川市で、中空知広域水道企業団が開催事務局を務める。

Hokkaido Waterパワーアップ推進会議
 道州制特区推進法に基づき、今年度から厚労省所管の24の水道事業者に対する水道法に基づく権限が、北海道に移譲された。これを契機に道、日水協北海道地方支部、北海道簡易水道等環境整備協議会の3者は、「Hokkaido Waterパワーアップ推進会議」を立ち上げ、技術力の確保、危機管理対策の充実、運営基盤の確保強化など道内事業者が抱える課題を検討することとした。その一環として7月31日には、札幌市内で「北海道水道技術管理者研修会」を開催。水道技術管理者等の技術力の確保や資質の向上を図ることで、道内の安全・安心な水道水の安定供給の確保をめざす。

浄水場管理で制限付競争入札/枚方市中宮浄水場
 枚方市は中宮浄水場の『浄水施設運転管理業務等委託』を制限付き一般競争入札(郵便入札)で実施する。業務期間は今年10月1日~平成24年9月末までの3年間で、予定価格は3億5,534万3,000円(外税)。
 施設の運転管理業務をはじめ、場内外施設の巡回点検、変電所やオゾン設備、水運用監視制御システム、水質計器の年次定期点検業務が対象業務となる。入札参加申請書は同市ホームページから入手可能で、郵送締切日は8月18日、入札執行日は同月24日。

会員提出問題7題を審議/日水協中国四国地方支部
 第78日本水道協会中国四国地方支部総会が23日、鳥取市のホテルニューオータニ鳥取で開催された。会員ら約290名が出席する中、会員提出問題7題の審議などが行われた。次期総会開催地は高松市。

震災対策に財政援助を/関西地方支部
 第78日本水道協会関西地方支部総会が17日、奈良市のなら100年会館で開催された。会員ら約250名が出席する中、会員提出問題5題の審議などが行われた。次期総会開催地は神戸市。

北海道水道行政で活躍
 酒勾幸景氏(さこう・ゆきかげ=元北海道衛生部衛生施設課長、元日水コン顧問)29日死去、82歳。通夜は30日、告別式は31日に北海道江別市のむすめやホール大麻で執り行われた。喪主は妻の順子さん。

海外からの参加者も/下水道展テクニカルツアー
 下水道展のテクニカルツアーが7月29、30日の2日間行われ、参加者は東京都下水道局の砂町、三河島の両水再生センターの最新設備や機器等を見学した。下水道展のテーマが「循環のみち」であることから、熱供給事業や汚泥炭化事業などの資源活用を中心とした視察コースとなった。
 砂町水再生センターでは、脱水汚泥から炭化物を製造し、火力発電所で石炭の代替燃料として利用する東部スラッジプラントの汚泥炭化事業と下水再生水と下水汚泥焼却廃熱を熱源として活用した新砂町三丁目地区地域冷暖房事業を視察した。
 一方、三河島水再生センターでは、下水道施設としては初めて国の重要文化財の指定を受けた旧三河島汚泥処分場ポンプ場施設と反応槽滞留時間を大幅に短縮できる担体添加ステップA20法を導入した高度処理施設を中心に見学した。
 ツアーには全国の自治体や企業の下水道関係者をはじめ、海外からの参加もあり、事業への関心の高さが窺えた。

無溶剤塗装方法を規格化/日本水道鋼管協会
 日本水道鋼管協会(略称WSP)は、「管端つば出し鋼管継手加工・接合基準」(WSP071―2009)と「水道用無溶剤形エポキシ樹脂塗料塗装方法(現場溶接部の動力工具による下地処理と手塗り塗装)」(WSP072―2009)を同協会規格として制定したことを明らかにした。管端つば出し鋼管継手加工・接合基準については、鋼管の管端つば出し加工(フレア加工)を行い、遊合型フランジを用いて接合する工法が増えていることから、配管の接合が安全かつ確実に行われることを目的に制定。水道用無溶剤形エポキシ樹脂塗料塗装方法は、品質確保を図る観点から、新しい下地処理工具・下地処理等級の導入や現場プライマーの先行塗装、最小塗膜厚などを規定した。

ポリ管の品揃えを拡充/クボタシーアイ
 クボタシーアイは、水道配水用ポリエチレンパイプ呼び径50、200のEF片受直管とEF継手シリーズ(両受・片受)の販売を開始した。同サイズとも呼び径75~150で評価の高い「EF片受口2個同時通電」方式を採用しており、接合時間が大幅に短縮できる。

ハット工法を技術評価/土木学会
 土木学会(近藤徹会長)は7月27日、東京・四ッ谷で技術評価証授与式を開き、「液状化現象によるマンホールの浮上抑制技術・ハットリング工法(シーエスエンジニアズ、ライト工業、秩父コンクリート工業、ハットリング工法研究会)」ほか1件に、技術評価証を授与した。

21年度受託業務報告会開く/水コン協
 全国上下水道コンサルタント協会は7月16日、東京都渋谷区のオリンピック記念国立青少年センターで、平成21年度受託業務報告会と「マンホールの地震対策の現状と課題―浮上抑制対策と管口の耐震対策―」をテーマとしたシンポジウムを開いた。
 受託業務報告については、日本下水道協会から受託した「下水汚泥エネルギー利用に係る調査業務」と水道技術研究センターから受託した「あんぜんでおいしい水をめざした高度な浄水処理技術の確立に関する研究(e―WaterⅡ)における報告書作成支援委託業務」の概要を、それぞれ永田壽也氏(日水コン)、高山尚人氏(日水コン)が解説した。

抗菌マンホールⅡ類登録を/抗菌コンクリ研・総会
 抗菌コンクリート研究会(会長=平沼進・シナネンゼオミック経営企画部長)は7月29日、東京都港区のホテル・アジュール竹芝で第13回定時総会を開き、平成20年度事業や21年度事業計画などについて審議し承認した。また役員改選では、平沼会長が再任され、品田浩一・藤村ヒューム管開発本部長が副会長に選任された。

尾﨑東京都局長も視察/第41回管工機材展が閉幕
 東京・有明の東京ビッグサイトで開催されていた第41回管工機材・設備総合展」(主催=東京管工機材商業協同組合・東京都・東京都管工事工業協同組合・全国管工機材商業連合会・全国管工事業協同組合連合会、協賛=水道産業新聞社ほか)が31日、盛況の内に幕を閉じた。「青い地球みんなで創ろうエコライフ」をテーマにした今展示会には、155の企業・団体が、パイプや継手、バルブ、コック、給排水器具、ポンプ、衛生陶器、配管用機械・工具、計測器、工事用副資材などの各種管工機材を出展。会場には連日7,000人近くの工事関係者や専門学生らが詰めかけた。
 最終日には今年7月16日付で東京都水道局長に就任したばかりの尾﨑勝氏も来場し、各ブースを視察。分岐側離脱防止性能3DkN以上の耐震形割T字管や集中管理でメータ検針や交換の時間短縮・省力化を実現できるキャビネット型集合メータユニットなどについて説明を受けていた。

耐震形割T字管を視察する
尾崎局長(左)

会員の権益守る努力を/千葉県管工事組合・総会
 千葉県管工事業協同組合連合会(会長・瀧澤勝利・瀧澤興業社長)は24日、千葉市のホテルグリーンタワー千葉で第34回通常総会を開き、平成21年度事業計画などを決めた。

健康テーマに講演/関西WC・例会
 関西ウォータークラブの21年度夏の例会および理事会が24日、大阪市内のヴィアーレ大阪で開催された。例会には会員ら約120人が集まるなか、槇野勝理事長の冒頭挨拶に続き、健康体操インストラクターの矢伏真理氏が『“こころ”“からだ”もっとイキイキ☆』をテーマに講演。痴呆防止やメタボ対策など、日常生活で簡単に行えるエクササイズを紹介した。

本社・支店を移転/ジェイ・チーム
 ジェイ・チームは8月1日、本社と西部支店を移転する。移転先は次のとおり。
【本社】〒144-8610、東京都大田区羽田旭町11番1号、TEL03-6275-9202、FAX03-5736-3160
【西部支店】〒730-0051、広島市中区大手町4丁目6番16号(山陽ビル9階)、TEL082-236-3222、FAX082-245-8320