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第4086号    8月  2日発行




技術政策で意見交換/上下水日米会議
 第3回日米水道水質管理及び下水道技術に関する政府間会議(第7回日米水道水質合同会議)が7月12日~15日の4日間、ハワイ・オアフ島で開催された。日本側から19名、米国からは17名の代表団が参加。水道水質と下水道技術に関する科学技術及び政策について情報交換を行うという主旨のもと、水道、下水道と流域の適切な管理の重要性は、日本、米国共通であることを確認した。
水道機工、東レ傘下に
 東レと水道機工は29日、東レの水道機工に対する出資比率をこれまでの20%から51%に引き上げると共に、東レ及び東レエンジニアリングの日本国内における水処理プラント事業を水道機工に営業譲渡することで合意に達したことを明らかにし、同日付で調印した。
 世界的膜メーカーであると東レと我が国を代表する水処理エンジニアリングメーカーの水道機工は、一昨年9月に業務提携を結び、上下水道分野を中心に協業を進めてきたが、今回の契約締結により、東レの子会社として再スタートを切ることになる水道機工は、東レ及び東レエンジニアリングの水処理部門の営業譲渡を受けることで、東レグループの水処理事業のコアとして事業展開を図っていくことになった。
下水道展10万人超/横浜で開催
 横浜市のパシフィコ横浜で7月27日から30日まで、4日間にわたり開催された下水道展’04の入場者数は10万1,334人となった。東京以外の開催で10万人を超えたのは初めて。
東京湾再生に向け/シンポジウム開催
 東京湾再生推進会議が主催する「東京湾再生のためのシンポジウム」が28日、下水道展が開催されたパシフィコ横浜の会議センターで行われた。
 冒頭、石原伸晃・国土交通大臣と中田宏・横浜市長が主催者を代表して挨拶。東京湾再生に向けての協力を呼びかけた。石原大臣と中田市長はこの後、下水道展を視察。下水道展の盛況ぶりに驚くとともに、下水道技術の幅広さに感心したようだった。
 シンポジウムでは続いて、磯部雅彦・東京大学大学院教授が「東京湾再生の方向性と環境情報の共有化に向けて」をテーマに基調講演を行った。
論文発表総数は409編/下水道研究発表会
 日本下水道協会は7月27日から29日までの3日間、下水道展の開催に合わせて第41回下水道研究発表会を開いた。1日目は野池達也・東北大学大学院工学研究科教授の特別講演やパネルディスカッションが行われ、350人が参加し開幕した。
東西両本社制に/水道産業新聞社
日頃より当社事業に多大のご支援をいただき有り難うございます。さて、当社は昭和30年に創業以来、我が国唯一の上下水道事業の専門紙として、新聞発行事業を核に出版、映像部門等々も含め、上下水道事業の発展に力を注いで参りました。
 近年、上下水道事業を取り巻く環境は、激しく変化し続けておりますが、そうした時代に対応し、より正確で迅速な情報を提供することを目的に、東京支社を本社に拡充することと致しました。大阪本社については、従来通りの本社機能を維持し、両本社制の下に、紙面と事業の一層の充実を図って行く所存です。
長期構想策定へ検討委設置/横浜市水道局
 横浜市水道局はこのほど、同局の長期ビジョン、長期構想の策定に向けて外部の有識者で構成される『横浜市水道事業長期構想検討委員会』を発足させ、7月30日に市内のホテルで第1回の委員会を開催した。委員は、眞柄北大教授、太田作新学院大教授、小泉都立大教授ら学識者をはじめ、9人で構成。利用者サービスや施設整備、組織・経営といった同局が策定する長期構想の根幹をなすテーマで約2年間にわたって検討を行なっていく。
小委員会で意見交換/相水協
 相模川・酒匂川水質協議会は7月7日、今年度第1回小委員会を神奈川自治会館で開催した。神奈川県内の5事業体から技術系幹部職員ら21名が出席。事業報告、予算等を審議した後、来年度の国への要望事項をとりまとめた。また最近の水質状況について各担当者が情報・意見交換を行った。
設計施工一括発注・総合評価方式を採用/岡山市水道局
 岡山市水道局は同市吉備津に建設していた吉備津配水池を完成させ、6月1日から供用を開始した。これにより約5千世帯の水圧が安定する。工事発注にあたっては全国的に珍しい「設計施工一括発注・総合評価落札方式」を採用し、工期短縮と18%のコスト縮減を実現した。
 同配水池は同心円2槽式プレストレスト・コンクリート製で、有効容量6千立方メートル、総事業費7億1,400万円で、平成10年5月~同16年3月にかけて工事を行った。今回の入札では、同局が最小限の技術的条件を提示し、その条件内で各社が技術的ノウハウに基づき自由に設計できる「設計施工一括発注」と、金額だけでなく配水池の耐久性能についても評価する「総合評価方式」を組み合わせた。
浸水対策はソフト面も/横浜市下水道事業経営研
 横浜市下水道事業経営研究会(座長=齊藤毅憲・横浜市立大学商学部教授)は7月21日、第2次報告書(案)を取りまとめた。
 今回取りまとめた第2次報告書(案)の主な内容は、快適な水環境の保全・創造や災害に強い安全な街づくり、循環型社会への取組など下水道事業の今後の方向性に加え、更新事業とその財源確保、下水道財政の基盤強化、下水道使用料体系、市民への説明などで構成。
下水道展会場で/横浜市下水道局
 横浜市下水道局は7月27日、下水道展の会場で『下水道と川の絵画コンクール』表彰式を行った。
 コンクールは、環境について勉強している小学校4年生を対象に昭和59年度から毎年実施しているもの。今年は40校から2,227点の応募があり、このうち市長賞1点、教育長賞1点、特別賞2点、優秀賞6点、入選40点が選ばれた。
支部長に中野道孝氏/顧問技師会中部支部総会
 水道顧問技師会中部支部の総会が7月14日、名古屋市のホテルキャッスルプラザに会員など約120人を集め開催された。任期満了に伴う役員改選では、新支部長に中野道孝・名古屋水栓バルブ工業共同組合顧問が選任された。
愛称は『まみずピア』/福岡地区水道(企)
 福岡地区水道企業団が募集していた海水淡水化施設の愛称が『まみずピア』に決定し、7月8日に福岡市東区の海水淡水化施設研修室で表彰式を行った。
 同企業団は平成12年度から福岡市東区奈多に日量5万立方メートルの海水淡水化施設を建設中。本体工事はほぼ完成し、現在は試運転を行い、平成17年度の供用開始を目指している。
 同施設の名称としては、周辺地域が“海の中道”として親しまれることから『海の中道奈多海水淡水化センター』と命名し、さらに供給地域の福岡都市圏住民に親しまれる施設となるよう昨年11月から同施設と見学者用施設で登場するイメージキャラクターの愛称を一般公募していた。
全14提出問題を全国総会に/日水協関東総会
 日水協関東地方支部は7月27日、茨城県つくば市のつくば国際会議場で第72回総会を開催、関係者約600名が出席した。会務報告や予算・決算などを承認し、提出問題全14題を全国総会に上程することを決議した。3年間で4兆円の補助金削減を掲げる三位一体改革だが、税源移譲の進捗は芳しくない。老朽化更新など数々の諸問題を抱える水道事業体は水需要の伸び悩みで事業経営も苦しく、引き続き補助拡大などで状況打開をめざす意向だ。
 今年の開催担当は日立市。総会の冒頭、樫村千秋市長は「よりいっそうの効率的な事業経営を推進しなければならないが、日頃から会員相互の英知を結集させて事業主体が一体で取り組むことが重要」と話し、出席者に連携強化を訴えた。
「安全」67%、「おいしい」45%/東京都水道局アンケート調査
 キックオフイベント、安全でおいしい水PRに効果大。
 東京都水道局が6月5、6日に開催した「安全でおいしい水プロジェクト」キックオフイベントのアンケート調査結果が明らかになった。池袋サンシャインシティで行ったイベントに際し、参加した利用者に6問のアンケートを実施。
 イベント参加前に「水道水は安全」と答えた割合は28.5%だったが、参加後には67.0%と約40ポイントの大幅アップ。「水道水はおいしい」については、25.5%から45.0%とこちらも20ポイント向上した。
緊急用飲料水製造装置を開発/清水合金と滋賀県東北部工業技術センター
 清水合金製作所はこのほど、滋賀県東北部工業技術センターと共同で緊急用飲料水製造装置を開発し、販売を開始した。軽トラックの荷台に搭載できるコンパクトさを実現したうえ、処理システムはプレフィルタ+活性炭+膜ろ過の3段階処理と本格的。災害時における緊急装置として、各地の自治体などに積極的に営業活動を展開する方針。なお、処理水量は1日最大25立方メートル。
 河川、池、プールなどの水を取水し、プレフィルタにかけたうえ、粒状活性炭ろ過、膜ろ過を行った後、次亜で消毒し飲料水として給水する仕組み。膜は公称孔径0.1μのMF膜で、処理水量については、原水濁度により異なり標準15立方メートル/日~最大25立方メートル/日となっている。装置の電源(AC100V)については、可搬式小型発電機を利用し運転は手動で行う。
日水協関東総会で要望/水団連土橋会長
 水団連の土橋芳邦会長は27日、日立市で開催された第72回日水協関東地方支部総会に出席。来賓として登壇し、「水道施設の老朽化対策には特効薬はなく、英知を結集させて限られた財源を有効に活用し、持続可能な施設とするための適切な整備・更新を行うことが必要」と述べた。
臨時理事会開く/水道O&M研究会
 水道O&M研究会は7月21日、東京都内で臨時理事会を開き、会長に藤田賢二氏(東京大学名誉教授、財団法人水道技術研究センター会長、給水工事技術振興財団理事長)の就任を決めた。また、各種委員会の活動報告が行われた。
りん80%除去、回収/東京都、前澤工業、日立プラ、三菱マテ
 日立プラント建設、前澤工業、三菱マテリアルは東京都下水道局との共同研究で晶析脱りんの原理を応用したりん除去技術の開発研究を1999年度から開始していたが、このほど実証プラントの長期運転による処理安定性の確認を今年3月に完了したことを明らかにした。この技術はりんを種晶の表面に結晶化させて除去・回収し、同時に再資源化を図るシステムで、これまで小管水再生センター、砂町水再生センターで実用化研究を進め、連続運転では80%以上の安定したりん除去率を維持、更に回収物をりん酸質肥料として登録され、りんの除去から再資源化までの一貫したシステム構築が完了した。
規格改正ポイントに/ダク異形管研修会開く
 日本ダクタイル異形管工業会は28日、東京千代田区の日本水道会館で平成16年度研修会を開いた。
 研修会では、クボタ鉄管品質保証部の畑清和担当課長が「水道用ダクタイル鋳鉄異形管」(JWWAG114)や「下水道用ダクタイル鋳鉄管」(JSWASG1)、「ダクタイル鋳鉄管内面エポキシ樹脂粉体塗装」(JDPAZ2016)の規格改正・制定の現状について説明し、同工業会の本炭家道技監は品質要求事項に基づく工場調査表について説明。
下水道展 盛況裡に幕
 神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催されていた「下水道展04横浜」(主催・日本下水道協会)が30日、盛況の内に幕を閉じた。
 今年で17回目の開催となった下水道展には、下水道関係68団体が協賛、371社・団体(1,240小間)が、下水道に関する幅広い分野の最新技術・機器を紹介し、連日気温30度を超す記録的な猛暑にも係わらず、多くの市民や下水道関係者が会場に詰めかけた。
 今展示会の傾向としては、全体的に合流改善と浸水対策の出展が多く、来場者の関心も高かった。