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第4019号   10月 20日発行




合流式下水道改善に弾み/国交省4技術を初めて認定/国交省
 国土交通省の下水道技術開発プロジェクト(SPIRIT21)で、初めて4技術が実用化可能と認められた。合流式下水道の改善に関する技術開発で認められたのは、1. 雨天時高速下水処理システム(簡易処理の高度化)・日本ガイシ 2. 高速ろ過プロセス・日立プラント建設 3. 高速凝集沈殿処理装置(アクティフロ)・西原環境テクノロジー、荏原製作所、日立プラント建設、前澤工業 4. 臭素系消毒剤を用いた消毒技術・荏原製作所となっている。国交省ではこれらの技術が積極的に採用されることで、合流式下水道の改善が一層進むことを期待している。
IWA─ASPACが開幕/フィリピン・セブ市
 第13回IWA─アジア・太平洋地域会議(ASPAC)が14日から3日間、フィリピン・セブ市のウォーターフロント・セブ・シティ・ホテルで開催された。会議では「世界的な視点を持っての挑戦」をテーマに、18の国と地域から約500名が参加するなか、前IWA会長の丹保憲仁・放送大学長の基調講演、9分科会で76題の論文発表などが行われた。このうち、日本は最多の20題で、水質モデルと監視、水使用と配水など多岐のテーマにわたった。また、会場入り口では20社の展示会も併設された。
 今回のASPACの発表者および参加国は日本をはじめ、オーストラリア・韓国・マレーシア・香港・インド・インドネシア・ニュージーランド・スリランカ・チェコ・スロバキア・デンマーク・シンガポール・台湾・フィリピン・英国・米国・ドイツの18の国と地域。開会式の冒頭、ロレンソ・ハモラ・ASPAC議長らがテープカットし、展示会がオープンした。


健全な水循環系構築へ/関係省庁連絡会議
 「健全な水循環系構築に関する関係省庁連絡会議」(国土交通省、厚生労働省、環境省など水関係5省で構成)は16日、健全な水循環系構築を促進するため、地域での計画づくりに向けたガイドラインをまとめた。
 都市域の拡大や近年の気象変化、平常時の河川流量の減少、湧水の枯渇、各種排水による水質汚濁、都市型水害の頻発などの現状を踏まえ、「おいしい水・きれいな水」の復権や地域主体の流域づくりに取り組んでもらうのが目的。
『朝霞連絡管』で調印/東京都と埼玉県
 東京都水道局と埼玉県企業局水道部は16日、非常時における水の相互融通を行う『朝霞連絡管』設置に関する基本協定に調印した。都県域を超えて送水管を接続し、相互融通を行うのは全国で初めて。
 接続するのは、東京都朝霞浄水場付近に布設されている東京都の南北幹線(φ2200)と埼玉県の朝霞幹線(φ1200)で、この両幹線をφ800の朝霞連絡管で結ぶ。
浅野教授が名誉会員に
 米国カリフォルニア大学デービス校の浅野孝・土木環境工学科名誉教授が、ロサンゼルス市で11日から15日まで開催されていた米国水環境連盟(WEF)の、第76回年次総会において名誉会員賞を受賞した。この名誉会員賞はWEFの活動分野で卓抜した業績を挙げた人物に授与されるもので、日本人としては昭和56年にWEF名誉会員となった久保赳氏に次いで二人目。
合同で災害対策訓練/横浜市水道局名古屋市上下水道局
 横浜市水道局と名古屋市上下水道局は先月24~26日に、合同で災害対策訓練を実施した。平成12年以来、3回目となる今回は、初めて市民ら200名も訓練に参加した。
 訓練は「南関東地震が発生」し、震度6強に見舞われた横浜市では「広範囲にわたって断水が発生するなど水道施設が被災」と想定。他都市等の応援が必要との判断から、「12大都市水道局災害相互応援に関する覚書」に基づいて、応援幹事都市の名古屋市とともに、応急復旧訓練等を行った。
今治市で事務講習会/日水協中四国支部
 平成15年度日本水道協会中国四国地方支部事務講習会が9月25日から2日間、愛媛県今治市の今治国際ホテルで開催された。講習会では同地方支部の会員ら約90名が参加するなか、「市町村合併への水道事業の対応について」など3題の講演が行われた。
現場代理人ら8名を表彰/東京都下水道局
 東京都下水道局は先月17日、今年で33回目となる下水道工事安全管理者講習会を開催し、工事請負3社の発表や東京消防庁職員による特別講演が行われた。また今年から昨年度に完了した工事を対象とした、安全管理優秀現場の表彰も行われた。
 5つの工事と8名の現場代理人・管理(主任)技術者が選ばれ、大矢爽治技監より表彰状と記念品が授与された。
10ヵ年目途に基本構想/松江市
 松江市水道局はこのほど、「第1次松江市水道事業経営戦略プラン(仮称)」の概要を明らかにした。今後10カ年を目途とする長期的な視野に立ち、事業展開の基本構想をまとめたもの。今後は個別事業について、現状分析や具体的な方向性などを議論し、水道事業の経営全般にわたる総合計画を策定していく。
ボトル水を5,000本製作/松江市水道局
 松江市水道局はこのほど、ペットボトル「水郷松江『古代水』~忌部高原の銘水~」(写真)を5,000本(500ミリリットル入り)製作した。販売PR用として、市および水道局のイベント、災害時の備蓄用として活用するとともに、水源の水質保全や水道事業への理解を求める。
二枚弁式減圧弁が好調/清水合金製作所
 清水合金製作所(丸山正雄社長)が約2年前に発売した水道用減圧弁「WDオートバルブ」が、有収率向上など時代のニーズに乗って順調に売れ行きを伸ばしている。
 同製品は、弁体が大弁体と小弁体の二枚弁を持つ減圧弁。夜間などの小流量の時間帯は管内圧力が上昇し、漏水を促進することから、小流量域での適切な圧力管理が特に重要となる。同製品は使用流量がない場合、弁が自力で全閉し、水圧により完全止水する。また小流量時には小弁体だけで作動するため、一枚弁式と比較して小開度時のハンチングを防止することなどから、有収率の向上に効果があるとしている。
セラミック膜の量産へ/日本ガイシ
 日本ガイシが岐阜県御嵩町に建設を進めてきた浄水用セラミック膜の量産工場が完成、16日に現地で竣工式を行い、生産を開始した。
 同社は、セラミック膜の量産供給体制を整備したことで、水道プラントメーカーとして独自の地位を確立し、セラミック膜浄水システムで2007年度に100億円の売上を目指す。生産能力は年間5,000本(将来は1万本まで拡大可能)。
指定水質検査機関に/日本メンテナスエンジニヤリング
 日本メンテナスエンジニヤリング(本社:大阪市、武部寛社長)の環境試験所は29日付けで水道法第20条第3項の規定に基づき、厚生労働大臣より水道水質検査機関としての指定を受けた。
ビジョンで意見交換/水団連
 日本水道工業団体連合会は14日、東京市ケ谷の日本水道会館で第2回水団連基幹事業等検討会(委員長・山根亮太郎日本上下水道設計取締役水道事業本部長)を開き、厚生労働省の「水道ビジョン」への産業界の要望について意見交換した。